村人達への説明行脚
説明会の始まりとしてレベッカは、ヒルダがレベッカの行方を尋ねていった村人達から事情の説明を始めていく事にした。
「……どうもです」
「おあ? おお、レベッカじゃないか! それにヒルダ様も!」
「はい。今朝はどうもありがとうございました」
「はは、謝罪される必要はありませんよ、ヒルダ様。それよりも今度はどうなされたのですか?」
「いえ、今朝レベッカさんがどこで何をしていたかを皆さんにも話しておいた方が良いと私が説得しましたもので。さあレベッカさん」
「……はい……どうも……」
「お、おう。というか、それはさっきも聞いたぜ?」
「はい……とりあえず、今朝はすみませんでした……余計な心配をかけてしまって……」
「はは、無事だったんだから良いって。それよりも今朝、どこで何をしてたんだ?」
「はい……今朝は起きてすぐにダンジョンに入って、修行してました……」
「うぇ!? ダンジョンで修行を!? どうしてまた急にそんな事を!?」
「……いえ、なんというか、無性に修行をしたくなってしまったものですから……」
「……ふぅん……無性に修行をしたくなった、ねぇ……?」
「……はい……」
「ふぅん、まあ良いや。あんまり無茶するんじゃないぞ、レベッカ」
「は、はい……」
「うん……それから、ヒルダ様!」
「はい、なんでしょうか?」
「レベッカの事をよろしくお願いします。ダンジョン探索者としては先輩になりますけど、ヒルダ様やレベッカの話を聞く限り戦闘力はヒルダ様の方が圧倒的に上みたいですから……」
「ちょっ、まっ……ええっ!?」
「くすくす……はい、わかりました」
「ははは……それじゃあ二人とも、話はこれで終わり、という事で良いですかね?」
「はい、ありがとうございました」
「……ありがとうございました」
「わかりました。それではこれで失礼しますね、ヒルダ様。それからレベッカ、修行頑張れよ!」
「はい、ありがとうございます」
「……わかってるよ! 頑張るよ!」
「ああ!」
ヒルダとレベッカからの説明を聞き終えた村人が、ヒルダとレベッカにそれぞれ声を掛けてから立ち去り始める。
そんな村人にヒルダとレベッカの二人は笑顔で手を振って見送っていき、これに村人も笑顔で手を振り返す事で応じて立ち去っていった。
……こうして最初の村人への説明を終えたヒルダとレベッカは、続けて二人目、三人目の村人にもほぼ同じ説明をしていき、村人達の方からも似たような反応を返される事になる。
その後、この他の村人達への事情説明をし終えたヒルダとレベッカは、改めてダンジョンへ修行をしに戻っていった。
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