ヒルダ、レベッカと合流する
「いえ、今朝目を覚ました時、レベッカさんが私を寝かせたままどこかに行っていましたよね?」
「え? ……ええ……まあ……」
「それでどこに行ったのか探そうと思いまして、それで……」
「待った! ヒルダ様待った!」
「え?」
ヒルダがなぜダンジョンに入ってきたのかをレベッカに説明している途中で、説明されていたレベッカが突然待ったを掛けてくる。
このレベッカの言葉にヒルダが困惑していると、レベッカがヒルダの説明を途中で止めさせた理由を話してきた。
「今は待ってください! 今はゴブリンとの戦闘に忙しくて、ヒルダ様の話を集中して聞く事が出来ませんから!」
「ああ、そういう理由でしたか。わかりました、それでは先にゴブリン達を倒してしまいましょう!」
「ええ、その方針でお願いします!」
今はゴブリンと戦っているので落ち着いてヒルダの話を聞く事が出来ない、レベッカはヒルダに話を途中止めにさせた理由をそう話してくる。
このレベッカの話に納得したヒルダが、即座にどの魔法でゴブリン達に攻撃していくかを考え始めた。
「わかりました! それでは、どの魔法で攻撃しようか、ほんの少しの間だけ考えますね?」
「……わかりました」
「キシャ! キシャーッ!」
「……う~ん……レベッカさんには当たらないようにしながら、ゴブリンは全滅させなければいけない、と……そうなってくると使う魔法は、ウインドレーザーにするのが良いでしょうか?」
「キシャーッ! ギシャーッ!!」
「……騒いでいますね……それでは早速、ウインドレーザーを撃ってみましょうか。ゴブリン達よ、それっ!」
「……ギシャッ!?」
「ウインドレーザー!」
「ギシャッ!! ……ギシャ……」
「……ギ……」
「……よし、今のウインドレーザーで半数ぐらいのゴブリンを倒す事が出来ましたね。これならこの場にいるゴブリン達も次の一撃で……うん? あら? レベッカさん?」
「……今回もまたヒルダ様に頼りきってしまったから、何の為に一人でダンジョンに潜ったのかが、わからなくなってしまう……そうはならないようにしないと! そらぁっ!!」
「ギッ!? ギアッ!?」
「……はあああ……てりゃああぁぁ!!」
「ギシャッ!?」
「グギャッ!?」
「……おお、あっという間にゴブリン三体をやっつけた……すごいですね、レベッカさん……」
「……ありがとうございます」
「よし、それではこの調子で残りのゴブリンもやっつけていきましょう!」
「……ええ、そうですね……」
「……?」
ヒルダの言葉に複雑な表情で頷いていったレベッカ。
そんなレベッカの様子にヒルダは、思い切り首を傾げていく。
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