ヒルダと三人目の村人
二人目の村人からも情報を入手出来なかったヒルダは、三人目の村人を求めて歩を進めていく。
そうして二人目の村人と別れてから約五分後、ヒルダは三人目の村人と遭遇出来た為、朝の挨拶を終えるとすぐにレベッカの居場所を知らないか? と尋ねていった。
「……むぅ……二人目の方もレベッカさんの居場所はわかりませんでしたか……そうなるとこれは、かなりの長丁場になる事を覚悟しないといけないかもしれませんねぇ……」
「……うん? おわっ、誰かと思えばヒルダ様じゃないですか! おはようございます!」
「……え? あっ、これは申し訳ありません! それからおはようございます!」
「はっはっは、お気になさらないでいただいて大丈夫ですよ、ヒルダ様」
「ありがとうございます……」
「はっはっは……ところでヒルダ様は今何をされているのですかな? 朝の散歩等ですかな?」
「あ、いえ、散歩ではなく、レベッカさんを探しているのです。朝起きたらレベッカさんの姿が見えなかったものですから……」
「ほう? レベッカの姿が見えないと? ふむ……」
「はい……それで、なのですが、あなたはレベッカさんの居場所に心当たりはありませんか……?」
「……ふむぅ……そうですなぁ……」
ヒルダの質問に対して、顎に手を当てながら考え始める三人目の村人。
そんな村人の様子を見たヒルダは、三人目の人もレベッカの情報を持っていないのか……と思って落胆していった。
しかし村人から返ってきた言葉に、ヒルダは歓喜する事になる。
「……」
「……うむ、もしかしたら、あそこにいるかもしれませんな」
「……えっ? 何か、レベッカさんの居場所に心当たりがあるのですか!?」
「確実とは言えませんが、とりあえず、一つだけ心当たりがあります」
「そ、その心当たりの場所って、どこですか!?」
「まあまあ、落ち着いてください、ヒルダ様。すぐにお教えいたしますから……」
三人目の村人の返答は、レベッカの居場所に心当たりがある、というものであった。
こうしてレベッカの情報を手に入れられるかもしれないという状況になったヒルダが、慌てて情報提供を求めていくと、村人はヒルダにまずは落ち着くように、と声を掛けてくる。
この言葉に従ってヒルダが何回か深呼吸をしていくと、ヒルダが落ち着いたと判断した村人がレベッカの行き先について、自身の心当たりの場所をヒルダに話してきた。
「わ、わかりました……すうぅ……はあぁ……」
「……落ち着かれましたかな?」
「……はい、落ち着きました」
「それは良かった。それでは心当たりについてお話ししますが、私の心当たりの場所はダンジョンの中ではないかと思っております」
「ダンジョンの中ですか! なるほど!」
村人から心当たりの場所がダンジョンだと言われたヒルダは、手を叩いて頷いていく。
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