レベッカの情報を求めて
レベッカの行方を知る村人を探して村内を散策していたヒルダは、最初の一人を見つけた約十分後に二人目の村人を見つけて声を掛けていく。
「……う~ん……誰かいませんかねぇ……あっ、いた!」
「……うん? 誰だ? ……って、ああ、ヒルダ様でしたか。おはようございます。ゆうべのステーキ祭りはいかがでしたか?」
「ええ、最高でした。それとおはようございます」
「最高でしたか、それは良かったです。それでなのですが、ヒルダ様は今なにをされているのですか?」
ヒルダから声を掛けられた村人が、挨拶をしてから昨日のステーキ食べ放題の事を尋ねてくる。
この質問に最高だったと答えていったヒルダに、村人が続けて今なにをしているのかを質問してきた。
この質問にヒルダは、朝起きたらレベッカがすでにいなかった、どこに行ったのか探しているからレベッカが行きそうな場所を知っていたら教えてほしいと言って答えていく。
「私ですか? 私は今朝起きてみたらもうすでにレベッカさんが私を寝かせたままいなくなっていたんです」
「……はあ? レベッカが……?」
「はい。ですので今私はレベッカさんを探しているんです。それで、なんですけど、あなたはレベッカさんの居場所を知っていたりはしませんか……?」
「いや、俺は知りませんねぇ」
「……そうですか……それならレベッカさんが良く行く場所に心当たりはありませんか?」
「……レベッカの良く行く場所かぁ……すみません、そっちもわかりませんねぇ……」
「……そう、ですかぁ……」
「……いや、本当に申し訳ありません、ヒルダ様……なんのお力にもなれずに……」
「ああ、私は大丈夫ですからそんなに落ち込まないでください! レベッカさんはなんとかして見つけますから!」
「ヒルダ様……わかりました……では、俺は役に立てそうにありませんので、せめてヒルダ様の邪魔にならないようにこの辺で失礼させていただきます……」
「……あ、あは、あはは、はは……わ、わかりました……それでは、ごきげんよう……」
ヒルダからレベッカの居場所や、行きそうな場所を尋ねられた村人だったが、そのどちらにも心当たりが無いと答え、ヒルダに深く頭を下げてくる。
そんな村人の言動を見たヒルダは、村人に手を横に振りながら落ち込まないでほしいと訴えていった。
このヒルダの訴えを聞いた村人が、ヒルダに頭を下げたままの状態でヒルダの邪魔にならないようにこの場から離れていくと話してくる。
こうした村人の行いを受けたヒルダは、とても苦味の強い苦笑いを見せながら村人に別れを告げていった。
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