就寝、そして翌朝
ヒルダがテントを張り終え、レベッカが寝袋の準備を終わらせたところで、ヒルダがレベッカにそれでは寝ようか? と尋ねていく。
この問い掛けにレベッカはあくびを一回した後、そうしましょうと応じて、二人とも寝袋に入っていった。
「……よし、これでテントは張り終わりました。レベッカさんの方はどうですか?」
「こっちも……うん、よし。終わりましたよ、ヒルダ様」
「ありがとうございます、レベッカさん。それではそろそろ寝ましょうか?」
「ふわぁ……そうですねぇ、さっきからずっと我慢していたあくびを我慢出来なくなってしまいましたし、ヒルダ様の言う通り、今日はもう寝る事にしようと思います……」
「わかりました。それでは寝袋に入って……と……」
「それではあたしも寝袋に……と……」
「……はい……っと、私の方は寝袋に入れましたよ、レベッカさん」
「……ちょっと……待ってください、ヒルダ様……よし、あたしの方も無事に寝袋に入れましたよ、ヒルダ様!」
「お疲れ様です、レベッカさん。それでは……」
「はい、ヒルダ様。おやすみなさい」
「はい、レベッカさん。今日はどうもお疲れ様でした。おやすみなさい、また明日……」
「……は、い……すぅ、すぅ……」
「……もう眠ってしまいましたか、レベッカさん……無理もありませんね、大忙しの一日でしたから……ふわ……」
寝袋に入っておやすみなさいの挨拶を終えた次の瞬間には夢の世界に旅立っていったレベッカの姿を見ながら、ヒルダも一度大きなあくびをしていく。
そのままヒルダも夢の世界に旅立っていき、そして夜が明けた。
「……ふわぁ~あ……おはようございます、レベッカさん……ゆうべはよく眠れましたか……?」
「……」
「……あれ……? レベッカさん、まだ寝ていますか……?」
「……」
「……返事が無い……というよりも寝息すら聞こえない……? という事はもう起きて行動しているという事でしょうか……?」
翌朝、目覚めてすぐにレベッカに声を掛けていったヒルダであったが、まったく返事がない事ですでにレベッカが目を覚まし、自身を寝かせたままでどこかに行ったと推察する。
その為ヒルダは、寝袋から出るとレベッカを探して村を歩き回る事にした。
「……ほっと……よし、それでは少し、レベッカさんを探してみましょうか……あまり遠くに行っていないと助かるのですが……」
「……うん? おお、ヒルダ様、おはようございます!」
「ああ、おはようございます。昨日はどうもありがとうございました」
「いえいえ、こちらこそですよ、ヒルダ様」
「あはは……あ、そうだ。すみません、レベッカさんを見ませんでしたか?」
「レベッカですか? いえ、今日は見てないですねぇ」
「そうですか……わかりました、ありがとうございました」
「いえいえ、お役に立てず申し訳ありません、ヒルダ様……」
「気になさらないでください。それではまた」
「……はい、また今度……」
一人目の村人がレベッカの行方を知らなかった為、ヒルダは次の村人に話を聞く為歩き出していく。
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