レベッカ家の外観
レベッカの案内でレベッカの家に到着したヒルダは、その場で家の外観を見た感想を話していく。
「……さあ、ヒルダ様、到着しましたよ。ここが我が家になります」
「ほう、ここがレベッカさんの家ですか」
「ええ……何か、気になる所がありますか……?」
「……そうですねぇ……レベッカさんが家が汚いみたいな事を言っていたのに、思っていたよりも綺麗な家で少し驚いているんですが……」
「……あは、あははは、はは、は……まあ、外から見ると綺麗に見えるんですよ、外から見ると……」
「……なるほど? つまり家の中から見ると、汚いということなんですね?」
「……ええ、まあ……そういう事です……」
ヒルダの感想を聞いたレベッカが、なんともいえない表情で苦笑いをしながらヒルダの発言を訂正していこうとする。
そんなレベッカの言葉を聞いたヒルダが、レベッカの家に対する認識を軽く改めていっていると、レベッカが家の中に入ろうと若干緊張した様子でヒルダに声を掛けてきた。
「……ふむぅ、なるほど……外観だけで家の事を判断するな、という事ですね。良くわかりましたよ、レベッカさん」
「……ありがとうございます、ヒルダ様……それではそろそろ、家の中に入ってみましょうか……?」
「……レベッカさん? なんとなくなんですけど、緊張していませんか……?」
「それは緊張しますよ……だって村人以外の人を家の中に入れさせた事は今まで一度も無いんですから……」
「……そういう事でしたか……それは、緊張するでしょうねぇ……」
「……わかるのですか……?」
自身が緊張していることをヒルダに指摘されたレベッカが、汚部屋と言われた自身の家に村人以外の人間を招き入れるのが初めてだと言って頭を横に振っていく。
そんなレベッカの姿を見たヒルダも、その状況になったら緊張するだろうな、と言ってレベッカの意見に同調していった。
このヒルダの言動を受けたレベッカがヒルダに気持ちがわかるのか? と尋ねていくと、ヒルダはなんとなくだが同じ状況を想像すると緊張すると、このように答えていく。
「実際に同じ状況になった事は無いのですけどね。ですが同じ状況になった時を想像してみたら、思っていた以上に緊張すると思ったんです」
「そういう事ですか……」
「はい。ですからレベッカさん、あまり緊張しなくても大丈夫ですよ。レベッカさんの気持ちはわかったつもりですから」
「ヒルダ様……ありがとうございます……それではいよいよ、皆が汚部屋だと言った私の家の中に入っていきましょう……」
「……はい、わかりました」
レベッカの言葉に覚悟を決めたヒルダが、遂にレベッカの家の中に入っていった。
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