レベッカの家
ヒルダの言葉と、村人達の反応にレベッカがフリーズしてしまう。
そんなレベッカにヒルダが優しく声を掛けていった。
「……」
「……レベッカさん、大丈夫ですか?」
「……え、ええ、まあ……なんとか、と言った感じではありますけどね……」
「なんとか、ですか……ふむ……」
「あははは……でもそんな感じで悩むという事は、私になにかあるんですよね、ヒルダ様?」
「え? ええ、そうですが……」
「ですよね。それなら話してみてください。会話のやり取りが出来る内容でしたらやり取りしますから」
ヒルダの声掛けに、話があるなら自身の状況は気にせず話してきてほしい、そう答えていくレベッカ。
するとこの言葉に応じる形で、ヒルダがレベッカに自身が考えている事を話していく。
「……そうですか……それではレベッカさん、遠慮なく話させてもらいます。良いですね?」
「ええ。どうぞ、ヒルダ様」
「ありがとうございます。それでは話しますが、レベッカさん!」
「は、はい!
「今日からしばらくの間、レベッカさんの家にお世話になろうと思います」
「えっ!?」
「多分数日の間だけになるとは思いますが、その間よろしくお願いしますね?」
「……」
「……あの、レベッカさん、大丈夫ですか?」
「……あっ、はい! 大丈夫です!」
「……そうですか? まあ、本当に大丈夫ならそれで良いのですけど……」
ヒルダの言葉は、レベッカの発言を聞き入れ、その発言に甘えて数日間レベッカの家に滞在する、という物であった。
この言葉を聞いたレベッカは、汚部屋疑惑を持たれたであろう自分の家にヒルダが泊まりたい、とは言わないだろうと思っていた所で受けた物だった為に再びフリーズしてしまう。
そんなレベッカを見たヒルダが、不安そうに大丈夫か? と尋ねていく。
この問い掛けにレベッカは、汚部屋だと思われたのではないかという不安と、それでもヒルダが泊まりたいと言ってきた事に驚いただけだから大丈夫だと答えていった。
「はい。私はただヒルダ様が、おそらく汚いんだと思われたあたしの家に来たいと言った事に驚いただけですから、本当に心配しないでくれて大丈夫です」
「……あはははは……そういう事でしたか……」
「はい。ですから逆に尋ねるのですが、言い出しっぺはあたしなんですけど、本当にあたしの家で大丈夫ですか?」
「ええ、大丈夫です。それに私はこう考えていますから」
「……うん? なんです?」
「数日間泊めていただくお礼に、多少なりともレベッカさんの家を掃除しようかな、と」
このようにレベッカの家へ泊まりたい理由を話していったヒルダは、にっこりと笑っていく。
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