表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法使いヒルダのお仕事 ~ダンジョン探索と居住地の発展期~  作者: 篠原2


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/58

滞在するのか、旅立つのか?

魔道具の修理が完了した事で一応この村に留まる理由が無くなったヒルダに、村人達が恐る恐る声を掛けてきた。


「……ところで、ヒルダ様、ヒルダ様は旅の途中でこの村に立ち寄られただけでしたな……?」


「え? ええ、そうですね」


「……という事は、用事が終わったこの村からは早々に旅立たれていく、という事になりますな……?」


「……へ? あ、いえ、まだウサギ肉の料理を食べていませんから、もう少し滞在しようかな? とは思っていますけど……?」


「……えっ!? まだ滞在されると!?」


「え、ええ……ご迷惑、ですかね……?」


村人達の質問に対して、ダンジョン内で討伐してきたラージラビットの肉を食べていないからもう少し滞在したいと返答していくヒルダ。

するとこの返答を聞いた村人達は途端に大声でヒルダに聞き返していった。

これにヒルダが驚いて、村人達に迷惑なのだろうか? とおっかなびっくり尋ねていく。

こんな感じで尋ねられた村人達は、自分達の反応に勢いがありすぎたと反省していった。


「……あ、我々の反応に驚かれましたかね……?」


「え、ええ、少しだけ……」


「それは、大変に申し訳ないことをしてしまいました……」


「落ち着いて答えていきますから、ヒルダ様も落ち着いて聞いてくださいね?」


「……わかり、ました……すうぅ~……はあぁ~……よし、さっきよりは落ち着きました。さあ皆さん、どうぞ」


村人達の発言を聞いたヒルダが、深呼吸を行って気持ちを落ち着けていく。

そうして充分に気持ちを落ち着けたヒルダが、先ほどの質問の答えを聞かせてほしいと村人達に話していった。

これに村人達も快く応じていき、ヒルダに先ほどの質問の答えを話してくる。


「わかりました。それではお答えしますが、わたしはヒルダ様がまだ滞在されると聞いて思わずやった! と叫んでしまうところでしたよ……」


「……それはつまり、嬉しかったという事なんですね?」


「ええ、それはもちろんです!」


「そうですか……わかりました、ありがとうございます。それでは次の方、お願いします」


「は、はい。私も、と言いますか、ヒルダ様とは早いお別れはしたくないです……」


「……つまり、滞在してほしい、と?」


「は、はい……駄目でしょうか……?」


「駄目ではありませんよ。私の旅は、目的地も期間も決まっていない自由なものですから……」


「そ、そうですか! それでは、ここ数日の間に旅立つなどという急いだ事を言わず、一ヶ月でも二ヶ月でも、好きなだけ滞在なさってください! なあ皆!?」


「ああ!」


「おう!」


「あ、あはは……」


村人達のあまりの勢いに、ヒルダは苦笑いしか出来なくなってしまう。

閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ