ダンジョンからの帰還
ダンジョンから出ていったヒルダとレベッカは、村人達から期待と不安の入り交じった表情で出迎えられる。
そんな村人達を安心させる為、ヒルダはすぐにお目当てだった水属性魔物の核を手に入れる事が出来たと報告し、このまま魔道具の修理を始めると伝えていった。
「……ふう、目的達成ですね。お疲れ様でした、レベッカさん」
「いやぁ……私は疲れるほど動いてないですから……」
「そうですか? 色々頑張っていたと思いますけど……?」
「あははは……あ……っと、皆がお出迎えしてくれていますよ、ヒルダさん」
「え? あっ、本当だ。皆さ~ん!」
「……おおっ、ヒルダさん! それにレベッカも!」
「二人共、無事で良かった!」
「ありがとうございます、皆さん」
「いえいえ……それで、ヒルダさん……そのぉ……」
「えぇと、ですねぇ……」
「……皆さん言いにくそうにしていますけど、もしかして魔道具の修理についてのお話、ですかね……?」
「は、はい……」
「……どうでしたか……?」
「ええ、問題無く必要だった水属性魔物の核を手に入れる事が出来ました」
「おおっ!」
「そ、それでは!?」
「はい、今からすぐに魔道具の修理を始めていこうと思っています」
「おおおっ!!」
「あ、ありがとうございます!!」
「いえいえ。それではすぐに作業を始めていきますね?」
「よ、よろしくお願いします!」
魔道具の修理を始めると話したヒルダに、村人達が感謝の言葉を伝えていく。
そんな村人達を横目で見ながら、ヒルダは作業が出来そうな場所を探す為に、ダンジョンへの出入口がある小屋から外へ出ていった。
「……ふむ、どこかに魔道具を置けるような作業台のある所は……」
「それならうちを使ってください!」
「うん? 何かあるんですか?」
「一応は鍛冶屋をやっていますから、作業台なんかが色々とあるんですよ」
「そうなんですね。それならその作業台を使わせていただく事にします。えぇと、あなたのお名前は……」
「クラドです。鍛冶屋のクラド。よろしくお願いします」
「クラドさんですか。わかりました、それではクラドさん、クラドさんの家の作業台、お借りしますね?」
「はい!」
魔道具の修理が出来る作業台のある場所を探すヒルダに、鍛冶屋のクラドが自身の家を使ってくれ、と声を掛けてくる。
この提案に頷いていったヒルダは、すぐにクラドの家に入っていく。
そうしてクラドの家の作業台に魔道具と核を広げていったヒルダが、そのまま魔道具の修理を始めていった。
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