スライムとの遭遇、そして戦闘
スライムと遭遇した瞬間、ヒルダはやったと声を上げていき、レベッカはうげぇ……というとても嫌そうな声を上げていく。
そんな正反対の反応を見せた二人が、揃ってスライムに対峙していった。
「……」
「……お、スライムを発見出来ました! やりましたね、レベッカさん!」
「……うげぇ……あれが本来の目的だから覚悟はしていたけど、やっぱりスライムには苦手意識があるなぁ……」
「え? あ、そうなんですか?」
「はい……半液体で軟体だから、基本的に斬っても突いてもほとんど効果がないですから、倒すのにどうしても時間が掛かってしまうんですよ……だから苦手なんですよねぇ……」
「なるほど、そういう理由で苦手なんですね……それならスライムの対処は私がやりますね、レベッカさん」
「あ、ありがとうございます……よろしくお願いします、ヒルダさん……」
レベッカからスライムが苦手な理由を聞いたヒルダが、それなら自分がスライムを倒すと発言してレベッカの前に立っていく。
そんなヒルダへ、素直に感謝の言葉を伝えて後退りをしていくと、スライムとの戦いを完全にヒルダへ任せていった。
こうしてスライムとヒルダの戦いが始まった次の瞬間、ヒルダが使った次の魔法が一瞬でスライムに致命傷を与え、そのままお目当ての水属性魔物の核を残して消滅していく。
「はい。よし、それではいきますよ、スライム」
「……」
「……無言で行動しているからやる気があるのか無いのかがわかりにくいんですよねぇ……まあそのまま倒してしまうんですけど……」
「……」
「……ほ、本当に大丈夫なんですよね、ヒルダさん!?」
「ええ。大丈夫ですから、そのままそこで見ていてくださいね?」
「わ、わかりました……」
「はい。それではいきますよ、スライム。アイスレーザー!」
「おおっ!?」
「……! ……!? ……」
ヒルダが対スライムでの戦いに使った魔法は氷属性のアイスレーザーであった。
この一撃を見たレベッカが驚きの声を上げていき、直撃したスライムはあっという間に氷漬けになり、次の瞬間には粉々に砕けて核を残すときれいに消滅していったのである。
「……よし、効果は絶大ですね」
「……すごい……あたしだと倒すのにめちゃくちゃ時間が掛かるスライムを、あんなに一瞬で……」
「……うん、お目当ての水属性魔物の核も手に入れる事が出来ました。これで今はこれ以上このダンジョンに用はありませんね、レベッカさん?」
「はい、とりあえず用事はありません」
「わかりました。それでは村に帰る事にしましょう、レベッカさん」
「はい!」
こうして目的を果たしたヒルダとレベッカは、ダンジョンを出ていく事にしていった。
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