お目当ての魔物は
レベッカの態度に若干不審な物を感じたヒルダではあったが、いつまでもこのダンジョンにいつまでも留まるわけにはいかないと考え、レベッカにこのダンジョンにやってきた本来の目的を尋ねていく。
「……まあ、レベッカさんが大丈夫だと言うのなら、その言葉を信じる事にしますね」
「……ありがとうございます。そうしてくれると助かります……」
「はい。それでレベッカさん、一つ質問したい事があるのですが、よろしいですか?」
「……うん? ええ、まあ、大丈夫ですけど、どんな質問があるんですか?」
「このダンジョンに水属性の魔物は、出ますよね?」
「え? ええ、出ますよ? でもそれがどうしたんですか?」
「ああ、良かった。あの魔道具の修理に水属性の魔物の核が必要になるので、ほんの少しだけ心配だったんです」
「そうだったんですか……」
ヒルダから質問したの理由を聞かされたレベッカが、納得しながら頷いていった。
そんなレベッカにヒルダは続けて、このダンジョンにいる水属性の魔物はどのような魔物なのか? と尋ねていく。
「ええ。それでレベッカさん、質問を続けるのですが、このダンジョンにいる水属性の魔物にはどのようなものがいるのでしょうか?」
「……ええ~と、そうですねぇ……ダンジョンの上層部だとスライムになりますねぇ」
「スライムですか。スライムは今私達がいる場所にも出てきますか?」
このダンジョンにいる水属性魔物にスライムがいると教えてもらったヒルダは、スライムが出現する階層についても質問を行う。
ヒルダからの質問が続く展開になったが、レベッカはこの質問にも嫌な顔をせずに答えていく。
「ええ、スライムは今あたし達がいる第一階層にも出てきますよ」
「そうですか、ありがとうございます。それではスライムを見つけるまで、少し歩き回ってみますか」
「わかりました」
自身の質問に答えてもらえたヒルダが、レベッカにスライムを探してみようと声を掛ける。
この提案をレベッカも即座に了承していき、ヒルダとレベッカの二人はダンジョンの第一階層を散策する事になった。
「……ふむ、なかなかに広いですねぇ」
「そうですねぇ。あたし達が暮らしている村よりもずっと広いですからねぇ……あっ、ゴブリン!」
「おっと、ファイアレーザー」
「ぐけ……」
「……お、お見事です……」
「ありがとうございます。さて、引き続きスライムを探していきましょう」
「わ、わかりました」
突然現れたゴブリンをまたしても瞬殺していくヒルダ。
こうしてゴブリンの襲撃に対処したヒルダは、レベッカに声を掛け、スライム捜索を再開させていった。
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