レベッカの説明
ヒルダからかなりの勢いでお願いをされたレベッカは、得意げな表情で説明を始めていった。
「魔物がダンジョンにしかいない理由は、確か二十年ぐらい前だったかな? 世界各地の軍隊が協力して魔物の大討伐を行ったんだよね」
「ふむ……二十年ぐらい前に魔物の大討伐が行われた、と。それでどうなったんでしょうか?」
「それで各国の軍隊は魔物の大討伐に成功して、魔物達を出現場所になっているダンジョンの中に押し戻す事にも成功したんです」
「……ふむ、なるほど……押し戻した後でその偉い人が封印術式でダンジョンの入り口を封印したんですね?」
「はい、そういう事です! 正確には偉い人達、ですけどね!」
「そういう経緯があったんですね……どうもありがとうございます、レベッカさん」
「いえいえ、どういたしまして!」
説明を受けたヒルダから感謝の言葉を受け取ったレベッカは、満面の笑顔でその感謝の言葉を聞き入れていく。
そんな満足そうな笑顔を浮かべていたレベッカに、ヒルダが慌てて声を掛けていった。
「ふふふ……うん? あっ、レベッカさん、危ない! 後ろに魔物が!!」
「えっ!? くそっ、いつの間に!?」
「幸い、一体だけみたいですけど……」
「そうですね……ってなんだ、ゴブリンか。これなら全然危なくないですよ?」
「……え? そうなんですか?」
「ええ。見ていてください、あっという間にやっつけてやりますから! さあ、いくわよゴブリン!」
「ぐけっ、ぐけっ!」
ヒルダに見ているように告げたレベッカが、ゴブリンに相対しながら剣を構えていく。
そんなレベッカに対して、ゴブリンの方もこん棒を構えながら気味の悪い声をあげてきた。
そんなゴブリンに剣を構えたレベッカが駆け出していき、このレベッカの姿を見たゴブリンもレベッカに向けて駆け出してくる。
そうしてお互いに攻撃が当たる距離になったところで、レベッカとゴブリンはそれぞれの武器を繰り出していった。
「……はああああ!!」
「ぐけーーっ!!」
「……くうっ! あたしの一撃を受け止めるのか……」
「……ぐけぇ……!」
「……んんん……! えいっ! 食らえ!」
「ぐけっ!?」
互いに鍔迫り合いをしていたレベッカとゴブリンだったが、いつまでもこのような状態を続けてはいられないと考えたレベッカがゴブリンの腹部に強烈な前蹴りを食らわせていく。
この前蹴りが直撃したゴブリンが派手に吹き飛んでいった事を確認したレベッカが、止めを刺す為にゴブリンへ突撃していき、倒れていたゴブリンに剣を突き立てていった。
閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねよろしくお願いします!




