ダンジョン突入
「ダンジョンには基本的にこの封印解除のタリスマンを持っている人じゃないと入ってはいけないと、この封印術式を考案して実際に導入した偉い人が決めたんですよ」
「……それを、あなたが持っているんですか……?」
「はい!」
少女の説明を聞いたヒルダが、なんともいえない表情で少女の顔をまじまじを眺めていく。
そんなヒルダに、村人達が追加の説明を始めてきた。
「レベッカはギルドに認められた探索者ですから……あ、レベッカはこの娘の名前です」
「ギルドというのは、基本的にダンジョンを探索して、魔物を倒したり、魔物を倒して手に入れた戦利品を集めてきた探索者をサポートする組織です。世界各地にあるんですよ」
「このギルドを作ったのもダンジョンの封印術式を作り上げた偉い人が作ったんです」
「……ということはあれですか? レベッカさんもそのギルドに認められた探索者、ということですか?」
「はい、その通りです!」
自身や村人達の説明を理解して、自身の事をある程度正しく理解してくれたヒルダへ、レベッカが嬉しそうに笑い掛けていく。
そんなレベッカに目を向けていたヒルダが、ダンジョンに入っていくべくダンジョンの入り口に目を向け直し、そのままの状態でレベッカにダンジョンへ入っていこうと声を掛けていった。
「……ふむ、そうか……あなたが探索者ですか、レベッカさん……」
「はい、よろしくお願いします!」
「……わかりました。それではレベッカさん、ダンジョンに入っていきましょう」
「了解です!」
ヒルダの言葉に元気良く応じていったレベッカが、ヒルダの前に立って、ヒルダを先導する形でダンジョンに入っていく。
そんなレベッカの後を追って、ヒルダもすぐにダンジョンへと入っていった。
「……ふむ……これがダンジョンですか。なんと言いますか、普通の、大きめサイズの洞窟みたいですねぇ……」
ダンジョンに入っていったヒルダが、そのような感想をレベッカに話していく。
するとこの感想を聞いたレベッカが、普通の洞窟には魔物は出ないですけどねー、という言葉を返していった。
「まあそうですねぇ。でも普通の洞窟には魔物は出てこないですからねぇ……それが普通の洞窟とダンジョンとの大きな違いになりますねぇ……」
「なるほど……というか、魔物はダンジョンの中にしか出ないんですねぇ……その理由を……知ってたりはしますか……?」
「ええ、知っていますよ」
「本当ですか!? 是非とも教えてください!」
ヒルダにとって予想外だったレベッカの返答。
これにヒルダは食い付いていき、ヒルダはレベッカに魔物がダンジョンの中にしかいない理由を尋ねていく。
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