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悪夢を紡ぐカルテ

あの日光は、私を捨てた

作者:R.D
 教室の隅、スケッチブックを「結界」にして世界から心を閉ざしていた私。

 私の目に映る世界はすべてが灰色だった。

 あの日、彼女が現れるまでは――。

 転校生・静寂しおり。

 彼女は、クラスの中心という光の当たる場所を自ら振り捨て、灰色の「結界」の中にいた私の手を取った。

世界は「ふたりぼっち」だけの色彩に満ち溢れた。

彼女こそが私の唯一の「光」だった。

幸せな日々は長くは続かなかった。

あの日、私が彼女の身体に隠された「秘密」を知ってしまったばかりに。

しおりは氷のような瞳で私に告げた。

「あなたとは、友達じゃ、ない」

そして私の前から姿を消した。

私は「光」をすべて失った。

時間は過ぎ、彼女は世界から完全に消えた。

…それでも私は信じている。

私たちが唯一共有していた「卓球」という一本の糸だけが、

今もどこかで繋がっていることを。

これは変わり果てた世界で、

たった一人の「親友」の手をもう一度掴むまでの、

痛みと再生の記録。
Prelude
2025/11/09 12:00
色彩の色
2025/11/09 18:00
七色の色彩
2025/11/10 12:00
手を引くひと
2025/11/11 12:00
色付く世界
2025/11/11 18:00
夜中に咲く色彩
2025/11/12 12:00
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