名画に被害、環境保護活動家による抗議活動で
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幻想新聞日本語版11月24日付
11月23日スタバン市内のサンディ記念美術館において、環境保護活動家グループ「ダムナティオ」のメンバー、フロン氏(29)及びギフト氏(29)が、絵画にケチャップをかけて損傷させたことによって、当局によって拘束されたことが、美術館関係者によって明らかとなった。
関係者によると、被害を受けたのは「環境保護活動家により、被害を受けた妖艶の女神」というムッツーリ氏の代表作であり、2人は、隠し持ったケチャップを絵画にぶちまけて、記念撮影をおこなった。
その後、美術館からの通報により当局が2人を拘束したとの事だが、現時点では、当局からの事実の公表は行われていない。
このことについてダムナティオは、「傷ついた絵画を修復することは難しい。そして、傷ついた世界を修復することはそれ以上に難しい。人類はその事実を思い出し、悔い改めるべし」との声明を発表した。
なお、副館長のガハク氏への聞き取りによると、修復魔法により、すぐに絵画は復元されたとのことだが、作品の再公開時期は未定とのこと。
〇環境保護活動家により、被害を受けた妖艶の女神
653年に、画家ムッツーリ・シンシー氏により制作された代表作の一つ。
当時、環境保護活動家による絵画への破壊活動が続けられたことを受け、ムッツーリは風刺画として、小説「この世には回復してはならないものがある」内で言及された実在しない絵画「妖艶の女神」を、環境保護活動家の2人が、マヨネーズにより被害をあたえたという情景を、巧みな筆遣いにより、写実的に描かれている。
被害を受けた様子が、真に迫っていたことにより、「実際にマヨネーズが使われたのではないか」と鑑賞者に思われることで、高い評価を受けた。
なお、今回の被害を受けて、修復魔法により回復したことで、作品の一部である「被害を受けた部分」まで修復されてしまったことで、市の「未成年者保護規則」により、未成年の鑑賞が不可能となった。