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大団円の裏でなんだか不穏な空気が流れているみたいです②

 ミリィ・シャンデラ ―いや、今はミリィ・インプション。


 シャンデラ家の養子になり、マリアの義理の妹となる予定だった彼女。


 ワルドナゲーム内では高校一年になったばかりの目立たないタイプの女の子、しかし悪しき精霊に取り憑かれておりゲーム開始からしばらくしてマリアを殺してしまうキャラ。


 ワルドナの物語はマリア殺害の容疑を主人公ジャンたちが晴らすべく生徒会の命で世界を旅することになるのだが……



(色々イレギュラーが起きてプレイアブルキャラであるサリーの妹になっちゃったのよね)



 モフ丸とギンタロー、おまけにキバ。まぁ、おまけと言うにはいささか豪華すぎるが……死亡フラグ回避のため護衛を固めたが肩すかし状態。


 そしてもし、サリーが殺されたらワルドナ本編ストーリーが崩壊してしまうやも知れない。


 サリーの養子になっても暴走した悪霊は自分の命を狙ってくるかも知れない。


 不安の尽きぬマリアは偶然にも「悪魔払い」という高等スキルを持つギンタローの力を借り直接ミリィに接近し悪霊を追い払おうと試みたのだった。


 そのためにこのホームパーティの場を設けたのだ、ここでケリを付けねばとマリアは意気込んでいた。



「マリア様、ゆくのですね。これをお持ちください」


「こりゃ、この美狐を物扱いするでない! マリア殿、我がいるからには大船に乗ったつもりでいてくだされ!」


「わっふ?」


「何々? 『大船も物じゃないの?』ですと? モフ丸殿、揚げ足取るのは悪い子ですぞ。そして我が好きなのはお揚げですぞ」


「わっふっふ」


「大人しくしていてねモフ丸」



 優しい手つきでモフ丸の額をなでるマリア。


 溶ける顔のモフ丸を抱きかかえキバは真剣な表情を見せる。



「何かございましたらすぐにでも駆けつけますので、ギンタローをおとりに時間を稼いでください」


「ふふん、お主の出番はない! 我がひょひょいと解決してみせるわ……ささ、行きましょうマリア殿」


「えぇ」



 いつものやりとりで若干緊張のほぐれたマリアはギンタローを抱えミリィのところへと向かった。


 そんな彼女は性分なのだろうか、バーベキューというのにもかかわらずあまり肉を食べず焼く方に専念していた。隣には先日いい雰囲気になったジャン……ミリィの焼いた肉は彼が平らげているようだ。



「なぁミリィ、焼いてばっかでほとんど食べてないじゃないか」



 すっかり立ち直りワルドナゲーム内でよく見る物怖じしない口調へと戻ったジャン。


 そんなちょっぴり馴れ馴れしい彼の問いにミリィは嫌な顔をせず受け答える。



「私は大丈夫、こうしているのが性に合っているし、それに ―」



 笑顔で会話する彼女をマリアは感慨深げに眺めていた。



(なんて言うか新鮮よねぇ……まぁそっか、ゲームじゃ悪霊にとりつかれてフツーの状態じゃなかったもんね)



 ゲームをラストまでやっていたらこんな感じの晴れやかなミリィを見ることができたのかも……なんてマリアは物珍しそうに彼女の表情を見ていた。


 その視線に気が付いたのか、ミリィは肉を焼くのを切り上げこちらの方へいそいそと駆けつけてきた。



「あ、マリアさん! しっかりお話しするのは初めてですね」


「そうね、ちゃんと食べてるミリィちゃん?」


「はい! とっても美味しいです…………ムグ……ゲフッ」



 食べている? と聞かれ、ミリィは目にも留まらぬ早さで自分の口内に近くで焼けている熱々の肉を突っ込んだ。


 よほど熱いのだろう、涙目になりながら顔を紅潮させている……しかし頑なに吐き出そうとはしなかった。



「え? ミリィちゃん?」


「とっへもおいしいです」



 急にリアクション芸人ばりに体を張りだした彼女を心配するマリア。


 食べろと言っていたジャンもその変節ぶりに目を丸くする。



「どうしたミリィ、俺が肉勧めても『性分ですから』なんて言って食べなかったのに」



 ミリィの口まねをしながら彼女の背中をさするジャン。


 そんな彼に対しミリィは真摯な顔つきで答える。



「なにを言うんですか、マリアさんのおっしゃる言葉に可能な限り応えるのは後輩として当然です、違いますか? 違いませんよね?」


「お、おう」



 謎の熱量にジャンは気圧される。


 急に変なスイッチの入った彼女に警戒しながらもマリアは話を進める。



「こうやって挨拶するのも初めてね、初めましてマリア・シャンデラです。あなたのことはサリーから聞いているわ」



 ミリィは口の中に残った肉を一のみすると全力で挨拶をした。




「ミリィ・インプションです。私、マリアさんのスピーチに胸打たれた人間の一人です! 絶対にサイファー公国魔法学園に入学してマリアさんの後輩になってみせますとも! そしてゆくゆくは生徒会に入りマリアさんを支える所存です! サリー姉さんから聞きましたが、私元々シャンデラ家の養子になるかもだったんですよね? サリー姉さんに良くしてもらっているので大きな声では言えませんが、ちょっぴり残念に思っています。でも心はシャンデラ家、ミリィ・シャンデラとしてあの日以来頑張っています! はい!」



「あ、ハイ」



 もんのっすっごい熱量で「マリア愛」を語るミリィ、まるで信者のような圧力にたじたじである。


 この様子を遠巻きに見たリンが、



「いつも家事に対して熱弁を振るわれている私の気持ちが少しでもわかっていただけたらいいのですが」



 と、毒づいたとか毒づかなかったとか……



(まぁとにかく、悪く思われてはいないみたいね)



 設定上、自分を殺す予定の相手……いきなりこの場で命を狙われるのも覚悟していたマリアはひとまず胸をなで下ろす。



(どうも私が転生する前のマリアは性格が悪かったから……意地悪でおやつを独り占めしたりして、そういう暗い気持ちを悪霊にそそのかされて殺されたのかな?)



 ゲームや小説に触れていればすぐにでも思いつきそうな理由にようやく気が付いたマリア、しかし意地悪=おやつの独り占めと思う発想はさすが「お母さん系JK長谷川麻里亜」であろう。


 熱量と考え事で表情の固まっていたマリアをミリィは心配する。



「あ、あのマリアさん? 私何か粗相でも?」


「ん? 違うの、ちょっと考え事していただけだから大丈夫よ」



 大丈夫と言われたミリィは安堵の息をもらした。



「そうですか、よかった」



 そんな彼女をずっと無言で見つめ続けるギンタロー、あやうく本来の目的を忘れそうになったマリアは小声でギンタローに話しかけた。



「どうギンタロー、ミリィちゃんの悪霊はどんな感じ?」ヒソヒソ



 ギンタローはなおも無言でミリィを見やり続け……しばらくするとホッと息を吐いたのち、マリアに診断結果よろしく悪霊の状態を報告する。



「白でございますマリア殿」ヒソヒソ


「白?」ヒソヒソ



 思わず聞き返すマリアにギンタローは吉報を伝えるような笑みを浮かべ応える。



「プリム殿に纏っていた悪霊のような気配は感じられませぬ、潜んでいるというよりすでに払われたような形跡がございます。これはつまり ―」ヒソヒソ


「つまり?」ヒソヒソ


「ご自身の力で悪霊を克服した可能性が十分にございますな」ヒソヒソ



 克服について説明が必要とギンタローは補足して続ける。



「プリム殿で説明しましょう、彼女は悪霊に心を奪われいわゆる暴走状態になってしまいました。しかし心を取り戻し前よりも壮健になられた、悪霊に対する耐性を得て自然と身に宿る悪霊を浄化した……それを克服と我々は呼んでおります。ミリィ殿も何かをきっかけに耐性を得たのでしょうな」ヒソヒソ


「きっかけねぇ」ヒソヒソ



 チラリとミリィを見やるマリア。


 彼女はジャンと仲良いやり取りをしていた。



「なんで俺が肉食えって言っても食ってくれなかったのよ」


「ジャン君はまずその口の悪さを直した方がいいですよ。あの時はカッコよかったのに今の言動でプラマイゼロ……いえ、マイナスです。マリア様を見習ってください」


「このフランクさは俺の売りなんだけど」


「売り物だったら時代のニーズに合わせてください。ハラスメントになったら困るのは私です」


「なんでミリィちゃんが困るのさ……」



 克服のきっかけ……皆まで言うのは野暮なものだとマリアとギンタローは顔を見合わせて笑いあいこの場を後にした。



「マリア様、いかがでしたか?」



 心配なのかガン見しながら迎えてくれるキバにマリアはピースサインを向ける。



「ん、大丈夫でした。心配してくれてありがとうございます」



 その言葉に感情の起伏の薄いキバはほんのり微笑む。



「色々深刻そうでしたので心配しておりました」


「そんな深刻そうでした? 私」



 マリアの問いにキバはゆっくり頷いた。



「もちろん察しておりました、なぜなら私は貴女の執事ですから」



 恥ずかしげもなく「貴女の」と言い切るキバ。鈍感なマリアもさすがにこれには照れてしまう。



「う……直球で言われると照れるなぁ」



 その甘い空気が漂いかける流れに待ったをかけるはギンタローである。



「こりゃキバよ! お主いつの間にそんなポイントの稼ぎ方を覚えおったか!」



 その問いつめにキバは小首をかしげる。



「はぁ、ポイントですか?」


「あぁもう……この天然トカゲめっ。モフ丸殿、叱ってやってくだされ ―ってありゃ? モフ丸殿?」



 いつも傍にいるはずのモフ丸がいないことに辺りを見回すギンタロー。


 そのモフ丸はというと……



「わっふわっふ」


「モフ丸君久しぶり~、やけに懐いてくれるわね~」


「オイもしかして……ジル! お前もうデザート食べて甘い匂いを漂わせているのか⁉ ずるいぞ!」


「んなわけあるかっ!」



 ジルのところにまっしぐらだった。ウルフリックにあらぬ疑いをかけられジルは困り顔である。



「モフ丸本気でジルちゃんに懐いているのね~。ほれ、戻っておいで~」



 マリアの手招きに気が付いたモフ丸は我に返ったように急いで戻ってきた。



「わっふわっふ」


「ふむ、モフ丸殿ずいぶんとジル殿にご執心ですな、何かコボルトのマタタビ的な何かを所持しておいでなのでしょうか?」



 小首をかしげるギンタロー、マリアたちもつられかしげる。


 そこにロゼッタが現われた。



「よぉ、がん首揃えてどうしたんだマリアちゃん」


「会長?」



 ロゼッタはマリアの肩を上司の様に揉むとねぎらいの言葉をかける。



「いやぁマリアちゃんのおかげでウルフリックやジル、ジャン以外にも粒ぞろいの面々が魔法学園に来てくれるぜぇ」


「あ、はい。でも……」



 ライバル校デルフィニウムの生徒会長イゾルデがいる前で大手を振って喜んでいい物か躊躇うマリア。



(ホームパーティのために頑張っていただけで、ライバル校を倒したいってわけじゃなかったのよね)



 私のせいで経営困難になったらどうしよう、と困るマリアを察したサリーがフォローする。



「その辺は大丈夫よ、なんか向こうの学校は方向転換を決めたみたい」


「方向転換?」



 その会話が耳に入ったのかイゾルデがおずおずと近付いてきた。



「はい、貴族による貴族のためのプログラムが売りの学校として有能な人材を集めていたのですが……いやはや」



 貴族のためのプログラム ―有能な平民を育成し学園生活の間に主従関係を培ったり貴族向きの傭兵を育成したりする、貴族は彼らをうまく使えるように経済や帝王学に特化した、実に極端なプログラムだった。


 そんなことを考えていたイゾルデは自分が恥ずかしくなったのかハンカチーフで額に浮かんだ汗を拭う。



「貴族は体など鍛えず頭を使えばいい、体を張るのは下の人間の役目……そう考えておりました。しかし先日の一件で仕えていた人間による裏切り、金のつながりはこうも脆いのか……それを身をもって知ってしまいました」



 何度も頭を下げ赤べこ状態のイゾルデをマリアは笑ってしまいそうになる。



「そ、そうですか」


「はい、ですのでデルフィニウムは無暗に優秀な人材を確保するのではなくその逆。僕みたいに体の弱い貴族が鍛えられるようなプログラムを組み込む……そういう環境に変えていこうと思っています」



 力こぶを作り「頑張ります」と健気に笑うイゾルデ。自分の細い体がコンプレックス、それを受け入れた彼は爽やかな笑顔を見せていた。



「なるほど、だから競合校ではなくなるということですか」と唸るキバ。


「もちろんサイファー公国魔法学園とはいい関係を築いていきたいと思っております、資格の件も独占なんて恐れ多いことはしませんとも、ええ」



 そんなイゾルデを心配するようにロゼッタが声をかける。



「いいのかい? アンタの家は『アンチ千刃会』の旗手だったろ」



 彼女の心配事にイゾルデはバツの悪い顔をした。



「ボクは正直大人のあれこれに巻き込まれてよくわかっていなかった部分もありまして。親が喜ぶから頑張っていただけと申しますか……ただ一つ言えることは」


「言えることは?」



 聞き返すマリアにイゾルデは自信たっぷりにこう答えた。



「いずれ千刃会にマリア様が在籍するのであれば悪い組織にはならない、そう断言できるからです」


「「「確かに」」」



 声を揃えるキバやバルバトス、そして急接近してきたミリィ ―


 特に千刃会の重鎮であるバルバトスが唸ったことは大きな意味を持つ。


 そのくらいはさすがにわかってしまうマリアは勘弁願いたいと狼狽える。



「え、ちょ、私はそこまで ―」



 が、バルバトスは有能と思った人材を逃がさない。



「こんな風に人を引きつける人望、纏める手腕。ワシの孫娘にサリー君そしてマリア嬢……千刃会の未来は明るいぜぇ。のぅキバ」



 キバに同意を促す狡猾なる老軍人バルバトス。


 その言葉を受けたキバは太鼓判をガッツリと押した。



「えぇ、千刃会どころじゃありません、サイファー公国……いえ、この世界の未来が明るくなること必至です」


(どえぇぇ⁉ 世界とかデカく出ないでキバ様!)



 千刃会の重鎮に続き次期亜人の王に認められてしまったマリアは「そんなの望んでいねぇ」とあたふたしだす。



「あの、えっと……それは困りますと言うか……」



 この流れでイゾルデがなにやら平に謝りだした。



「困るで思い出しました、マリア様が申請していたモンスターテイマーの件はボクが許可を出します! サイファー公国魔法学園生徒会を目の敵にしていて圧力をかけていたことをお許しください……これで罪滅ぼしになるかわかりませんがスイマセンでした」


「それは良かったですねマリア様」


「よかったなマリアちゃん、イゾルデもこう言っているんだ、許してやろうぜ」


「うん、それは全然大丈夫だけど ―」



 いやそっちの方でも確かに困っていたけどとは言い出せないマリア。


 話の流れが変わりすっかり千刃会とかいうよくわからない組織を断るタイミングを見失ってしまったのだった。



「よかったねぇイゾルデ、マリアと私に感謝なさい」


「ありがとうございますマリア様にプリム君……え? なんで君に?」




「「「あはははは」」」




 困惑するマリアを置き去りに実にホッコリなムード。さらに言い出しにくい空気は加速した。



(千刃会とかいうなんか疲れそうな組織に入らないって言い出す空気じゃなくなったじゃない……ま、いっかそのうち忘れてくれるでしょ)



 この時しっかり断らなかったことが尾を引くなどマリアは知る由もなかった。



(千刃会に入る入らないの件はちょっぴり心配だけど、まぁ事態が好転していることを今は素直に喜びましょう)



 色々あるが「ミリィの件」「ジャンの落ち込み」「モンスターテイマーの許可」この三点を見事クリアできたことを喜ぶマリアだった。



(特にミリィの悪霊が払われたのは大きいわ。少なくともサリーが殺されるというイレギュラーは回避できそう)



 しかし同時に新たな問題も浮上した。



(私の命も狙われないということは主人公であるジャンたちが旅をするきっかけがなくなっちゃったのよね)



 そう、マリアの死をきっかけにRPG「ワールドナイン」の物語は始まる。


 逆に言うとゲームの予定調和でマリアが別の何かに命を狙われる可能性は極めて高いということだ。イシュタルが創りし精巧なゲームの世界ならば、何か理由を付けて別の刺客が現れても不思議ではない。



(ミリィの悪霊払って死亡フラグ回避達成なら、今頃イシュタルが「おめでとう」とか言ってくれそうなものなのに……ていうかいまさらだけど「生き延びる」ってかなり曖昧な条件よね)



 老いて死ぬまでこの世界で過ごせと言うのだろうか……さすがに気が遠いなぁとマリア。


 少なくともワルドナのゲームストーリーが終わるまで精一杯頑張ろうと気合いを入れるのだった。



(ミリィの代わりに別の刺客が現れても対処できるようにモフ丸たちの訓練は継続ね、正式なモンスターテイマーになれたし、おリンちゃんに頼んで良さげなモンスター訓練施設にでも行かせてもらおうかしら……あら?)



 マリアはリンがいないことに気が付き辺りを見回す。



「見あたらないわね……ねぇキバ様、おリンちゃん見ませんでした?」


「リン先輩ですか? そういえば……ついさっきまでいましたのに」



 キバに抱えられているギンタローが会話に入ってくる。



「ふむ、おおかた厠ではありませんかな……おや? そういえばジル殿も見あたりませんぞ」


「わっふ」


「何々? ジル殿は湖畔の方で風景を眺めていると。確かに水面を眺めながらやる一杯は格別の物がありますからなぁ。わかります、わかりますともえぇ」



 見回すのをすっかりやめてお猪口で一杯呑む仕草をみせるギンタローにキバが真顔で苦言を呈した。



「言動がおっさんですよギンタロー」


「なにおっ! これは大人の嗜みというものですぞ!」


「わっふ」



 やれやれと嘆息するモフ丸。


 いつものやりとりに「まぁトイレか何かか」とリンの行方を深くは考えないマリアだった。

※ブクマ・評価などをいただけますと助かります。励みになります。


 皆様に少しでも楽しんでいただけるよう頑張りますのでよろしくお願いいたします。 


 また、他の投稿作品も読んでいただけると幸いです。

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