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行き当たりばったり作  作者: 焼きそば
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お楽しみ?

ラビリンス入り口

ざっと100年くらいぶりのお日様だな、感慨~深くなくなったな100年程度じゃ、一歩ダンジョン出れば相変わらず出店だ何だで賑わってんな、このダンジョンはコアの気まぐれで電飾で飾付けられたりレアモンスターしか出ない日があったりモンスターが出ずに迷路になってて出口につけると高ランクの装備が貰えたりとイベントも豊富だからな、自分で考えといて何だがイベントって(汗)何を目指してるんだアイツは?頭痛くなってきたしやめよう。

とりあえず出店冷やかして町にも行ってみるか。懐かしいなまだあるんだな、にょろにょろ蛇の玩具思わず買っちまった、色々買ってるうちにちょっとした店開けるくらいの量になってるわ(笑)コアに作ってもらった大容量マジックバックに全部詰め込んで町行くか。


迷宮都市『ラビリントス入り口』

…………でかくなったなぁ大都市って言って良いなこりゃ、俺の感覚だとちょっと前まで田舎町って感じだったんだが発展早すぎないか?人間ってすげぇな!あれ?俺も人間の筈なんだけどまだ人間って言って良いのか?ま、まぁ良いや、先ず身分証新しく作る為に冒険者ギルドそのあと適当に回るか、入るのに審査あるのか?面倒くせぇけど列に並んで大人しく待つか………

「いつまで待たせんだ!俺様はラビリンスを踏破する未来の英雄様だぞ!!」

気持ちはわかるが騒ぐなよな、それにしてもああいうバカは何処にでも沸くもんだな、

「あの、皆さん我慢して並んでいるのでその様に騒がれるのは迷惑です!」

勇気あるな、どんな奴だ?んん?獣人のハーフか、鍛えてあるしアイツより強いな、

「獣人ごときが人間様に逆らおうってのか?!奴隷種族が!」

ポンコツの拳を避けもせずまともに受けやがった?!なにやってんだ、余裕で避けて反撃で沈められただろう?……何だこの空気?なんでガキが殴られたのにポンコツの味方した空気ができてるんだ訳わかんねえ、衛兵も見て見ぬふりしてやがる!気に食わねえ!!

「よお、面白い事やってんな、弱い奴に立場を教えてるんだろ?俺にもやらせてくれよ」

ポンコツがニヤリと笑って

「獣人は頭が悪いからこういう風に躾てやらなきゃいけねえからな、お前もよく教えてやれよ」

「有り難う、そうさせてもらうよ!」

ポンコツの胸ぐら掴んで持ち上げて~地面に叩き付ける!加減しすぎたか?もう一度持ち上げて~地面に

「てめ、何をしやがる?!」

叩き付ける!!今度は良い手応えだな、もう一度持ち上げて~地面に

「止めてください!」

他の奴なら無視して叩き付けてたんだが、このガキは無視できねぇ、

「俺は俺が気に食わねえからこいつを潰そうとしてる訳だがなぜ止める?」

「もう一度やったら死んでしまうかも知れませんし、最初にその人にも言いましたが『迷惑です』」

最高だなこいつ!理不尽に殴られてもポンコツ助けようとして、しまいにゃ迷惑ときたもんだ!!

「くっくっくっくっ、迷惑ときたか、面白いなお前、ならここまでにしとくわ」

ポンコツ投げ捨てて、こいつの気配を覚えたあと列に並んで順番を待つ


「初めまして迷宮都市『ラビリントス』にようこそ!身分証の提示をお願いします」

「身分証はない」

「そうなりますと身分証代わりに金貨5枚必要になりますが大丈夫ですか?」

「あぁ」

普段使い用の皮袋から金貨5枚を出して渡す

「はい、確かにいただきました。都市の商人ギルドや冒険者ギルドで身分証になるギルドカードを発行出来ますので登録をお薦めします、では訪問理由を伺わせていただけますか?」

「田舎のダンジョンに潜ってたんだが物足りなくなってな世界最大のダンジョンに腕試しに来たんだ」

「なるほど、そちらには冒険者ギルドは無かったのですか?」

「あぁ小さい集落みたいなもんだったからな」

「わかりました、ではお入り下さい、良いラビリントスライフを!」

「あぁ」


迷宮都市ラビリントス内

「ギルドに行くなら案内するよ?」

街に入ってすぐにさっきの子供が声かけてきた探す手間もなくなって助かる。

「あぁ、色々聞きたいこともあるし頼む」

子供が少し怪訝な顔をしているが何だ?

「何でもない、こっちにギルドがある」

「獣人だったら何だってんだ?」

小声で尋ねると子供も小声で

「獣人の国は戦争に負けて滅んで奴隷に落とされたんだ、一部の獣人は戦争なんかで功績をあげて奴隷から解放されたけど今も大半の獣人は奴隷のままだから差別は無くならない僕は解放奴隷の獣人の父と人間の母の間に生まれたんだ」

ほ~ん?獣人の血が入ってりゃ奴隷の首輪が無くても問答無用で奴隷扱いされるし、獣人の子供が殴られるのも当たり前の事って訳か?

「ふざけた話だ、冒険者内でもそうなのか?」

「人それぞれ」

それから少し無言で歩いていると後ろから

「さっきはよくもやってくれたな!糞野郎!ぶち殺してやる!!」

その声に振り向くと、剣を抜いたポンコツとポンコツの冒険者仲間が俺を睨んでた。

「ここだと『迷惑になる』から場所を移そう俺に仲間は居ないから安心しろ、贅沢言えば邪魔が入らない場所希望する」

「本当に良い度胸してやがるな!そこのガキが誰か連れて来ても面倒だ一緒に連れて行くぞ」

「随分臆病なんだな?さっきの様にまた危なくなったらこの子に助けてもらおうって訳か、そんなに怖いなら俺と会わないように逃げ回る事をお薦めするぞ、可哀想に、剣が震えているぞ?顔も赤いな?泣くのか?」

「上等だ!!糞野郎!!!此方だついてこい!!」

ポンコツ煽り耐性ないな(笑)子供は心配そうな顔をしてるけどあとついてくるなよ?コイツら生かしとくと俺の精神に良くないみたいだからな

子供は走って行ったしあとは時間の勝負だな!


スラム地区 

「ここがてめぇの死に場所だ!!!」

「確かにここなら入り組んでるし目撃者も出ないだろ気に入った、時間もないしさっさと死んでもらう!」

ポンコツの剣の軌道をずらして仲間を斬らせて動揺してる隙に頸動脈斬るか1、2、3人目は腕切り落としただけか、

「よくも"ぉ"」

「口動かす暇お前にあったのか?」

口から剣で脳みそ突き刺して~捻る!これで3人目、あとは腕切り落とされて出血多量で死にかけてる奴とポンコツだけだ。

「なんなんだてめぇ?!俺も殺すつもりか?!くそ、くそくそくそア"ァ"ア"ア"ア"ア"」

血の気がない顔で毒吐いて悲鳴をあげながら斬りかかってくる、両腕を切り飛ばし、悲鳴をあげ続ける頭を掴んで持ち上げて腕の傷を焼き塞ぎ死なない様に気を付けて地面に叩き付ける何度も何度も何度も何度もあっ?!完全に潰れちまった!前回の冒険者パーティーでは楽しめなかったからここで楽しめたのは運が良かったな、あまり待たせるのも悪いからさっと飛び散った血も死体も消して結界解かないとね。

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