第22話
〜帰り道〜
そうか、そういえばあの時も・・
一度良いイメージに転ずると、
人間の脳ってとことん、都合の良い方に流れていく。
(あゝ素晴らしき人類かな)
(↑はい?)
・・ああやって、
自分の醜い考え(偏見のかたまり)を、
人に聞いてもらったのは初めてだった。
新山さんのおかげで、
正直、、救われた。
結局、全ては憶測に過ぎないけど、、
ああやって、希望を持たせてもらうのは悪くない。
こういう事って本当は、
いくら考えたって無駄なのだから。
答えなんて出ない。
だったら少しでも、プラス思考に転じた方が
人生は絶対、楽になるし楽しくなる。
(ポジティブシンキング!!!)
(↑ちゃんとした意味は分かってない)
・・さてさて、
そうはいっても、どうしたものか。
どう謝ればいい?
ぬいぐるみのお礼をキッカケにして謝るか?
・・いやいや、
ぬいぐるみ貰ってから結構日数経ってるし、
『なんで今更だよ!』が→マイナスイメージに繋がりかねない。
う〜ん・・
・・ってかそもそも、
ブロックされてたらどうする?
・・普通にあり得るよな。
あんなひどい事言ったんだから。
(よくよく考えたらとんでもない侮辱)
(↑ゾォ〜〜)
・・ブロックされてた場合、
相手にどんなにメッセージを送っても、
たぶん、、届かないんだよなぁ。
・・でも、データとしては残るはず。
(↑エンジニア的思考)
・・
管理者とか天才ハッカーに、
『こいつwwブロックされてるのに真面目に送ってるよwwバッカでーーww』
ってバカにされんじゃない!?
(末代までの恥だ)
(↑大袈裟)
・・
ブロックされているかどうか調べる方法を見つけなければ!!
(恥ずかしすぎる!!)
『ブロックされているか見抜く方法』っと。
・・
検索してみたら、意外とあっさりわかった。
『スタンプを贈る。ブロックされていたら、スタンプを贈れない』
・・フムフム。なるほど!
では早速・・
いやっ、待てよ。
もし間違ってスタンプが贈られちゃったらどうする?
初めての作業なわけだし、勝手がわからんな。
(↑もちろん人にスタンプをプレゼントした事がない)
(↑人以外にはあんのか?)
(↑揚げ足取るな)
・・一回お母さんで試してみよ。
(↑小心者)
・・
よしっ!イケる!
贈る手前で気付ける!
・・よしっ!確認するぞ!
『プレゼントする』→
『トーク中の友達
◉姫川様』→
右上の『OK』→
『姫川様はこのスタンプを持っているためプレゼントできません。
OK』
・・
・・orz