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詩集

夢の続き

作者: ガンベン

ふと思う。


あの人がいれば、今どんな人生を送っていただろう。


最後になってしまった言葉や後ろ姿を、ふと思い出す。


伝えたかったことを、その後ろ姿に向けて、大きな声で叫んでも、

振り返らずに歩いていく。


時に、追いかけても、どんどん遠くなっていく後ろ姿。


途中で見失って、そんな場面で、夢が覚める。


今日も、あの人の後を、生きている。


あの人が、最後に言ってくれた言葉の続きを探して。


あの人なら、どんな風に言ってくれたかと想像して。


2度とない出会いの意味をかみしめながら、今日を生きていく。


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