市民トーク3
ここは城下の路地裏にある酒場ターキン、ここに来る客はゴロツキや闇商人が多く喧嘩はしょっちゅうである。店主もあちら側であるため情報は一切漏れない。
「お客さん、今日はよく飲むねぇ、何かあったのかい?」
店主は常連の客が、普段飲む量の数倍の酒を浴びるように飲む様子を見て心配している。
「いいんだよ今日は祝杯だ、これからデカイことをやるんだ。誰にも止められない、さっき友人から連絡があってな、必要な道具を手に入れたっていうんだよ。」
「道具とは?」
客のプライバシーを第一に考えるべきだと思いつつも、店主は話が気になるようだ。
「商売道具だよ、とんでもなく貴重な品だ。
それを使って世界をあっと言わせるつもりだ。、、、他言無用だぜ?」
「存じております。」
男は気持ち良さそうにして笑っている
「少し外をぶらつくか、店主、勘定お願い。」
お金を律儀に払い、男が外に出ると別の男が目の前に立っていた。どうやら2人は顔見知りのようだ。
「来たか、お前さんにはこれをやるよ、やることはわかってんだろうな?派手に頼むぜ、ああ、できればこの酒場は潰さないようにしてくれ、気に入ってんだ。」
酔っている男はフラフラした手つきで何かが入った箱を渡した。
「その中にはある腕輪が入っている。きっとお前に応えてくれるだろう。お前は選ばれたんだよ、時代の先駆者にな。期待してるぞ。」
そう言われた男は何も言わず街に消えていった。
酔っている男は再び酒場に戻った。
これから起こることを想像すると笑いがこみ上げてくる。飲まずにはいられない。そんな様子だった。
「すまん店主、もういっぱい!
そうだな、『新時代』みたいな名前の酒ないか?」
店主はため息をついてつっこむ
「そんなもんないよ、もう店じまいだ酔っ払い!」