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アヴリオン イストリア  作者: カワノタミ
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レイス

 レイス・ヴァーミリアンの話をしよう、これは彼が万能の王と呼ばれはじめる少し前の話だ。


 彼は世界を知るための旅に出ていた。道中、そのカリスマ性から幾人もの仲間と出会い、同じ釜の飯を食べ、苦楽を共にして彼らは固い絆で結ばれた。


 厳しい旅であったため死者がでることもあったがそれでも彼は旅を続けた。その執念に不安を覚えつつ仲間もその背中を追いかけた。それは死んでいった奴がこの旅には大きな意味があったと誇れるようにするためでもあった。


 そして彼らは世界の『果て』に至った。しかし、『果て』を知ろうともレイスは足を止めようとはせず、ついに()()()()を大成する。


 仲間の何人かはその偉業を正しいとは思わず、彼を必死に説得しようとした。


 だが、彼とその賛同者の耳に届くことはなく、彼と共に最果てを目指して旅をした仲間たちはこれを機会に対立することとなった。


 暴力的な手を使ってでも彼を止めようとしたが誰も彼に勝つことはできずついには彼と対立した仲間たちは彼のもとを去っていったのだった。


 その後、彼の下に残り、世界の果てを見たのは2人だけであった。その2人が今どこで何を思い、何をしているのかなど本人以外誰も知るものはいない。


 ちなみにだが彼の行った()()()()というのは、簡単に説明すると遠方の国で起きた紛争を止め、泰平を築いたことである。


 ではなぜ仲間たちが反対したのかというと・・・レイスがあまりにも非人道的な手段を使ったからであった。

読んでくださった方ありがとうございます。作者のカワノタミです。久々の投稿となりましたが第2章をはじめることになりました。投稿頻度は週1回くらいになると思います。気になった方はぜひ一度読んでみてください。

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