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今日もひとり。  作者: 猫野虎
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秋祭り

世間は秋祭り。

長らく住んではいるが、組織に入っていない自分はまたも傍観者。

遠くで囃子が聴こえる。

とともに、寂しさを感じる。

人が、人と合わさって仲間となる。

そのなかには入れない自分は、こんな時期は寂しさが積もる。

と、同時に、気楽な付き合いしかして来なかった自分に対して後悔もする。

育ってきた家庭環境もある。

賃貸の新興住宅地で育ち、それなりに仲間もいた。

時がたち、親たちも終の住処へ移り、皆がそれぞれ

の場所を見つけ去っていった。

たまに会う友人とも、なんだろう、違和感。

心から、お腹の中から笑ったのはいつが最後

だろう。

自分はどこか欠陥があるのだろう。

皆誰かと繋がって、絆を紡いでいく。

自分にはそれが出来ていない。

もう出来ないのかもしれない。

明日の予定が入っても、それは永遠には続かない。

欲しい、永遠に続く絆が。

腹の底から笑える日々が。

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