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モブの聖女に転生したのですが、18禁BLの主人公を私が癒してもよろしいのですか?  作者: 矢間カオル


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22話 協力してくれるか?

シューク様が私の態度を不審がっているようなので、とっさに出た言い訳がこれ。


「あの……、きれいな筋肉に見とれていただけですわ」

まあ、これも本当のことなんだけれど……。


「そうか、あなたは、そう言ってくれるのだな」

シューク様は、なんだか嬉しそう……。


「では、触ってくれるか?」

その言葉にドキッとした。


治療の最中、ガトーさんの筋肉を見るのが好きで、実は鍛え上げられた硬い腹筋に触ってみたいと思っていたのだ。


目の前に大好きなガトーさんがいる。

恋を自覚してからまだ数日だけれど、こんなチャンスは二度と来ないかもしれない……。


「あの……、そ、それでは失礼します」

私はガトーさん、もとい、シューク様のシックスパックに手を当てた。


すごい! 硬くてぎゅっと締まった感じ……

私はもっとその硬さを味わいたくて、指でツンツンと突っついた。


「ん!」

ピクッとシューク様が反応した。


「あ、すみません。やっぱりやめといた方がいいですよね」

私が手を離そうとすると、手首をつかまれた。


「いや、そんなことはない」

シューク様は、私の手をぐいっと腹筋に押し付けた。


「あなたの癒しの力が、まだ残っている呪いに効くかもしれないだろう?」


「えっ? それはどういう……?」


「ああ、これを見てくれ」

シューク様は私に背を向けた。


今まで気付かなかったけれど、シューク様の背中にも、呪いの文様がびっしりと浮き出ていた。


「シューク様、背中にも、あったのですね」


「ああ、他にもまだ残っている。あなたのお陰で苦痛は収まったのだが、苦痛が再び俺を襲うのは時間の問題だろう」


「そ、そんな……。でも、なんとかして差し上げたいと思っても、今の私には、これだけ大量の呪いを解く神聖力は残っていません……」


「それで、俺は一つの仮説を立てたのだが……、エクレーヌ、俺に協力してくれるか?」


「は、はい。私にできることなら……」


「あなたなら、そう言ってくれると思っていた。だが、今からすることは覚悟が必要だ。それでもいいか?」


「は、はい……」

覚悟が必要だなんて……、いったい何をするつもりなの? 


「今から俺がすることを、嫌がらずに受け入れて欲しい」


「はい? な、何を?」

私は思わず上ずった声を出してしまったのだけれど、シューク様の行動が、その答えだった。


私は抱きしめられ、唇を奪われた。


驚いたけれど、前回とは違う。

愛する人からの口づけ……

私の胸はドキドキとときめいた。


シューク様の舌が私の口腔内に入ってきて、乱暴に私の舌を絡め取ろうとする。

私はその動きに誘われるように舌を絡めた。


むさぼりあうような濃厚なキスに、私はうっとりと酔いしれて行く……。


シューク様は、私の身体に巻き付けていた毛布に手をかけた。


まるで自分一人で脱ぎ着ができない幼子のように、毛布は剝がされ、私の裸の胸のふくらみがポロリとさらけ出された。


「きれいだ……」


じっと見られていることが恥ずかしくて、私は思わず俯いてしまったけれど、シューク様は私をゆっくりと押し倒し、私の顔を両手で包み込んで、唇に唇を重ねた。


ねっとりと粘りつくような舌の動きに翻弄され、頭の中が真っ白になっていく……。




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