第34話
(*´ω`*)R15にゃので基本朝チュンですわ。拙作のエロものから来た紳士の方々はすみませんねぇ。ぐへへ
「いてて」
レナが自分の身体を見下ろす。胸や腕や足に歯型が見える。血も滲んでいる。
「スゥスゥ」
「好き放題しちゃって、まったく」
抱き疲れたのかクートはぐっすりと眠っていた。やはり昨日しっかり眠れていないのが大きかった。他人に火の番を任せたままの就寝は眠りが浅かった。今はレナに抱かれて安心して眠れている。
「あーあ、結局服も槍も投げ捨てて素っ裸でヤり合っちゃったな」
レナはクートを胸に抱いたまま天を仰ぐ。まさか初めてが森の中で獣じみた行為になるとは思わなかった。後悔は無いが。
「可愛い顔」
自分の身体を好き放題にして歯型だらけにした男。破瓜の血を啜っていたのはどうかと思う。流石に今考えると引いてしまうが、ヤってる最中はお互い興奮したものだ。
「悪い男」
ルカや他の女達が狂うのも解る。夢中になる。なんと危うい存在だろうか。
「おはよう」
唐突に目覚めるクート。起きた直後なのに目を忙しなく動かし警戒している。寝入ってしまったのを悔やんでいるらしい。
「おはよう、まだ夜だけどね」
夕方から始めたので今は深夜だ。レナも少し気を失っていたが、クート程ぐっすり眠ってはいない。
「クート」
「何?んっ―――」
レナに唇を塞がれた。下の方もまだ繋がったままだったので、そのまま二回戦に突入。
(⋯流石、前衛戦闘職、か⋯)
どれだけ抱いてもレナはスタミナが尽きなかった。初めてとは思えない程積極的だったし結局五回戦まで行った。クートが朝方また少し眠って起きたら、レナがニヤニヤしながらクートの髪の毛を撫でていた。物凄いタフさだ。最後の方はレナがずっと上だった。やはり純粋な身体スペックではまるで歯が立たない。
(検討の余地有り、かな?)
レナが居れば戦闘後の殺害衝動を抑えられる。パーティーとしてのバランスは良い。二人だけでは未だ不安だが。却下しといて何だが、レナをキープしとくのは良い判断だろう。
(ダンジョン内ではぐれたらレナは死ぬけど⋯)
地図が読めないのは問題だ。パーティーを組むならクートが教えていかねばならないだろう。
「忘れ物は?」
「ないでーーーす」
二人はデスファングボアの素材を担いで森を後にする。朝日が眩しい。心も体もスッキリはしたが腰が怠い。
「町に着いたら服買おうか」
「そうね」
勝負の大詰め、最後の技を出す為に背中合わせになった。ゴブリンとオークの臓物を背中から浴びたレナの背中とだ。布で拭いたし川で体も服も洗ったが、匂いが取れない。
愛の営みの最中は余り気にならなかったが、お互い臭くて辟易した。今クートは上半身裸で、レナは晒を巻いただけである。
「てかデカいな。晒も巻いてたんだ」
一晩中文字通り齧り付いていたレナの胸部をマジマジと見つめる。晒から歯型がはみ出して見える。今まで寝た女の中で一番デカい。しかもまだレナは十五歳。将来有望と云うか将来が恐ろしい。
「戦闘中動くから邪魔なんだよね」
「そっかぁ」
クートには解らない悩みである。レナは寝る前と余り変わらない距離感で会話を続ける。クートの方もレナに抱かれてグッスリ眠ってしまった後なので、今更取り繕ったり邪険にする気は起きなかった。
「さぁ、帰ったらEランク昇格だねっ!」
「一応ギルドの審査とか有るぞ?軽い調査も入ると思うし」
Eランク昇格ですら不正を行う者達が一定数居るらしい。採取すべき素材を購入したり、討伐にパーティーメンバー外の者を雇って戦わせたりとかだ。そんな誤魔化しでランクアップしても早死にするだけなのに。
「そうなん?」
「ズルしてクエストクリアした可能性とかも有るでしょ?」
「こんな簡単なクエスト、ズルする意味有る?」
「まぁそうなんだが」
クートもレナもそもそもソロでEランクモンスターは撃破済みだ。
「ま、半分は俺達⋯とゆーか新人の為だろ」
「なんで?」
「俺達は⋯俺が自分で言うのもなんだが⋯優秀だからな。変に疑われたり、やっかまれない為とかな」
「ふーん、なんか面倒臭いね!」
「⋯俺はレナが羨ましいよ」
其れは皮肉ではなくクートの本心だった。小細工を弄され、罠に嵌められ、モンスターの内臓を頭からぶち撒けられ、徹底的に嫌がらせされた上で負けたのだ。クートだったら逆恨みする自信が有る。こんな風にカラッとした笑顔で相手に接する事は出来ないだろう。
「俺に抱かれて嫌じゃなかったか?」
「え?クートの事私好きだよ?結婚しようよ」
「其れは考えさせてくれ」
「えー私初めてだったのになー」
「俺はレナで四人目かな?」
「ぶっ刺してやろうかコノヤロー」
そんな感じで和気藹々と二人は帰路に就くのであった。
「カヤル?もう平気」
「ええ、もう大丈夫。心配掛けたわね」
近隣でも大人気美人受付嬢(自称)が何時までも不在では冒険者ギルドも寂しいだろう。閑古鳥が鳴いたら大変だ。
カヤルは有給休暇を取ってリフレッシュした。今日からまた頑張れば良い。
「カヤル、元気出せよ。男盗られたぐらいじゃ死にゃしねーよ」
「支部長、奥様と仲良くされてます?浮気は駄目ですよ?ロッタも元気かしら⋯」
「挨拶に殺意込めるのヤメて」
冒険者ギルド受付嬢カヤルは無事業務復帰した。
(ふぅ⋯事実は小説より奇なり⋯か)
カヤルが暇潰しに読んでる恋愛小説に流行りのNTRものが有る。まさか自分が其の物語の登場人物になるとは思わなかった。
幸せな結婚に憧れる働き者の女性主人公。
主人公に密かに憧れてる(訳ではない)若い男の子。
主人公と男の子の仲を取り持とうとした(訳ではない)親友。
その男の子と親友の禁じられた蜜月。
二人に裏切られた主人公は新たな恋に出会う⋯とかなんとか、そう云う内容の創作物に現実逃避したりしなかったり、暴飲暴食したり自棄酒したり。
カヤルは一週間程、健やかなのか爛れてるのか解らないが好き放題に過ごして取り敢えずはストレス解消をした。やはり落ち込んだ時は肉と酒である。
「カヤル」
「ハーニャ⋯」
そんなカヤルに話し掛けて来る女が居た。斥候職の冒険者にしてカヤルの同年代の親友であるハーニャだ。クートを寝盗った女でもある。
「二人共、落ち着いてね」
メリッサが二人の間に直ぐに割り込める様に側に控えている。此処暫くメリッサは胃と頭が痛かった。愛弟子のルカには結局何も言えていない。クートと一緒にEランクに成るんだと意気込んで練習する恋する女の子に、残酷な真実は伝えられない。メリッサには荷が重かった。
「おめでとう⋯とは言わないわよ?聞いてるわよ。パーティー結成フラれたって」
「彼はまだFランクだからね。Dランクになったら直ぐに組むわよ」
「ふんっ、負けないから」
「私もよ。カヤルが結婚結婚言ってる気持ち、ちょっと解ったから」
一触即発とまではいかないが、緊張感の有る遣り取りにメリッサがハラハラする。支部長や他の冒険者達は白けた表情だ。カヤルは少し鬱陶しいが普通に美人だ。塩対応の事も多いが優秀で人気も有る。ハーニャはハーニャで人気が有る。助っ人としてあちこちのパーティーに呼ばれるが誰とも組まない。誰ともベッタリしない。恋人も作らない。ドライなクールビューティー。そんな美女二人が新人冒険者の少年を取り合っている。
酒の肴に出来るならまだ良いが、此の町の冒険者ギルドは酒場が併設されてないので酒が飲めない。メリッサからしたら順調に、野次馬達からしたら見ててもつまらない茶番がそのまま終わる⋯⋯⋯筈だった。
「ただいまーっス!」
「戻りました」
冒険者ギルドの扉を開けて、件の当事者クートとレナが帰還して来たのであった。
(*´ω`*)18禁版とか用意してガッツリエロシーン書く予定は無いです。アレは執筆カロリー高いので。これサクサク書けてるのはエロが無いからです。エロは大変デゲス。毎回書ける方々は尊敬する。




