表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

明るい髪のロックちゃん

作者: メメメ

明るい髪のロックちゃん 

派手な赤髪で 遠くからでも はっきりくっきり見つけることができます

情熱的で 燃えているかのように赤い髪には これまた大きくて目立つ

派手な髪飾りが いくつもついています

耳にはピアスが何個も開いていて 服装はノースリーブのシャツに これでもかと

短いミニスカートで 高いヒールになっているブーツまで

すれ違う人たちが 思わず振り返ってしまうほどの 派手な格好のロックちゃん


そんな派手なロックちゃんは カフェに入って お友達を見つけました

お友達の前の席の椅子に座った途端 バーーーッ

ロックちゃん 目から大量の涙が

「彼氏に振られちゃったよう」


お友達は 二人分の注文を店員さんに伝えて 静かにロックちゃんの話に耳を傾けます

「ヘアカラー代に お洋服代に コスメ代に アクセサリー代に

色々見た目のことばっかりに お金を使いすぎだって

もっと 貯金とか 家のことにも気を遣えって」

喋りながらも どんどん涙があふれて 止まらないロックちゃん


店員さんが持ってきてくれた ドリンクを一口飲んで お友達が口を開きます

「だけど 見た目も大事にしたいんでしょ

別れて正解だったんじゃないの」

それを聞いたロックちゃん

「確かに なんか 考え方とか 価値観とか 合わないなーって思うことはあったんだよね」

見た目にお金を使って どんどん派手になることも大事なこと だから

「今度は ちゃんと自分のこと理解してくれる人と付き合えば」

そんな人が現れると良いんだけれど そう思いながら ロックちゃんも

ドリンクに口をつけたのでした


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ