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約束だから

 勉強ばかりで気が狂うけども友人たちがいたから幸せを感じていられた。仲良く過ごしたこの日々は続くと思っていた。あの事件が起こるまでは。優空の夢は漫才師になることだった。


 彼がその夢を叶えるのははなっから無理だと思っていた。彼が語るとすぐに俺らは作り笑いをする。彼に気づかれないように取り繕うのは、限界だった。それでも彼に気づかれないように必死だった。


 気づかれないように素振りを、見せて関係を続けた。本音が言えない関係でしかなかった俺らは、彼の気持ちに気づけなかった。今思えば最低なことをしていた。それでも、それでもと夢を語る彼の前で叶えばいいなと嘘を吐き続けて彼を傷つけた。本人でさえ知っていたのにそれでも開いた口で紡ぐのは、ヘドが出る嘘ばかりだった。

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