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【揺花草子。】(日刊版:2025年)  作者: 篠木雪平
2025年03月
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79/364

【揺花草子。】[#4801] 悪い噂。

Bさん「今日は3月20日ですが、春分の日でございます。」

Aさん「んん、そうだね。」

Cさん「春分の定義は?」

Aさん「えー・・・この話なんか前にもしたような記憶があるんですが・・・。

    春分点を含む日付、ですよね。」

Bさん「それはその通り。

    それでは春分点とは?」

Aさん「えっと・・・黄道と天の赤道の交点、じゃない?」

Cさん「それだと2つある事になるわ。」

Aさん「んん・・・細かいですねえ・・・。」

Bさん「阿部さんが今言った話に付け加えると、

    黄道と天の赤道の交点、これを分点と言うんだけど、

    この分点のうち黄道が南から北へ交わる方の点を春分点と言う。

    より分かりやすく言えば赤経0時かつ黄経0度のポイントだね。」

Aさん「ふむ。」

Cさん「一般的な理解ではこの分点を含む日は

    昼と夜の長さが同じになると言われるわね。

    厳密な意味では少し違うみたいなんだけど。」

Aさん「まあ、そうですね。」

Bさん「この日から先は昼の時間が優勢になるわけだけど、

    その権勢もまた僅か半年しか続かぬ。

    秋分を迎えればまた夜が優勢な時期が訪れる。」

Aさん「そんな光と闇のウォーズみたいな言い方されても。

    そう言う季節の巡りなわけだし言っても仕方ない事だからね。」

Bさん「何にせよ、この昼と夜の長さが同じ日は

    1年に2回しかない。

    朝日とともに起きてきて夕日の前に寝てしまう

    ハメハメハ大王にとっては

    最も生活リズムが近似する2日間と言うわけです。」

Aさん「そんな観点で分点日を論じる必要ある?」

Cさん「それだけ春分の日や秋分の日は特別だと言う事よ。」

Aさん「はあ・・・。」


Bさん「そりゃ阿部さんは1年365日全部が醜聞の日だから

    なんとも思わないかもだけどさ。」

Aさん「酷くない?」


 そこまで来たら逆に才能だな。

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