【揺花草子。】[#4786] 特定班。
Bさん「阿部さんは仮面舞踏会に参加した事はありますか?」
Aさん「仮面舞踏会・・・?」
Cさん「あら知らない? 聞いた事ないかしら?」
Aさん「いや、知らない事ないですけど・・・。
あれですか、参加者が仮面を身に着けて出席する舞踏会・・・。」
Bさん「何だ、知ってるんじゃん。」
Aさん「知ってるけどね?
知ってるけど、これってもはや過去の風習だったり
創作物の中だけで描かれるような
言ってみればフィクションのような存在じゃない?
現代社会の、しかも日本でそんな類いのパーティー行われてなくない?」
Bさん「あれじゃない、いわゆる婚活パーティー的な。」
Aさん「婚活パーティーに仮面身に着けていったらダメだろ。」
Cさん「それで首尾よく成婚と相成れば
文字通りの仮面夫婦と言うわけね。」
Aさん「うまい事言ってやったぜみたいな顔やめて下さい。」
Bさん「仮面舞踏会と言うのは身分を隠して
一夜の享楽に身をゆだねるみたいなやつじゃない?」
Aさん「そうだねえ。」
Cさん「16世紀から18世紀くらいにヨーロッパ各地で流行したみたいなんだけど、
顔を隠している事を良い事に不埒な行いなんかも横行して
けっこう批判も多かったと言うわ、
匿名性をかさに着てやりたい放題ってのは
今の時代の SNS に通ずるところがあるわね。」
Aさん「SNS は言うほど匿名でもないですけどね。」
Bさん「フィクションとかで描かれる典型的な仮面舞踏会と言えば、
目の部分を大きく覆い隠すきらびやかな仮面で
手で持つ取っ手みたいなのがある形のものが想起されるよね。
日本の縁日の屋台で売られてるお面みたいに
顔を全部隠すって言うのはあんまりない印象。」
Aさん「んん・・・言われてみるとそうかもね。
常に片手がふさがっちゃうし、
どうかすれば仮面が外れそうな感じはあるけど。」
Cさん「でも絵画などに残っているようなものを見ると
顔全体を覆うフェイスマスクみたいな形状のものもあるみたい。
良く怪人もの・怪盗ものなんかで見るような
真っ白な不気味なフェイスマスクなんかも良くある例じゃないかしら。」
Aさん「ふむ・・・。」
Bさん「実際顔の上半分だけ隠してても、つまり顔の下半分だけでも
充分その人だって特定できる要素はあるよね。
『いやその髭あんた柴田勝家でしょ』みたいな事もあるんじゃないかな。」
Aさん「柴田勝家仮面舞踏会に参加してたの?」
Cさん「大久保利通とかビスマルクとかもすぐ分かりそうよね。」
Aさん「分かりそうですけども。」
Bさん「それに津田さんとか山路さんとかなら
声で分かっちゃうだろうしね。」
Aさん「それも分かるけども!!!!!」
ドラマ等でも大活躍中。




