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【揺花草子。】(日刊版:2025年)  作者: 篠木雪平
2025年01月
25/336

【揺花草子。】[#4747] 尊重する。

Bさん「引き続き『ビーだまビーすけ EPISODE 4』の話題。」

Aさん「んん。」

Cさん「昨日は『EPISODE 3』と『EPISODE 4』の間で

    どうやら黒玉王子の母上が亡くなってしまったようだと言う

    事実を指摘したわよね。」

Aさん「でしたね。」

Bさん「ここで改めて、約2年前、『EPISODE 3』まで公開されていた段階で

    ぼくらがビーすけシリーズに隠された背景を読み解いた内容を

    振り返ってみたい。」

Aさん「おぉ。」

Cさん「そもそも黒玉王子は支配域内に多数あるであろう

    黒玉王の拠点の1つで抱えている側室の子に過ぎないと予想したのよね。」

Aさん「そう言えばそんな話でしたね。

    だから王子はあまり顧みられていなかったと言う話でしたよね。」

Bさん「数多くいるであろう側室である母上は

    軍内でも決して重んじられていたわけではなかったけれども、

    それでもその子は黒玉王の後継となる可能性があるわけだ。

    そしてその子が多ければ多いほど、苛烈な跡目争いが繰り広げられるのは

    火を見るより明らかだよね。」

Aさん「そうだねえ・・・。」

Cさん「黒玉王としては正室との間に生まれた嫡子を重んじたかったでしょうし、

    さりとて辺境の安定のためには側室も重要だった。

    そしてこの物語における黒玉王子の母は黒玉王との間に子を成し、

    女なら助命するが男なら由比ヶ浜に沈めるとお達しを受けたのよね。」

Aさん「由比ヶ浜!!! そう言えばそんな話してました!!!」

Bさん「しかしながらなんと産まれてみれば双子の男女。

    これには側近も大いに頭を抱え、母上の涙ながらの訴えに絆され

    男の子は山に捨てられた。

    その捨てられた子が黒玉軍の敵対勢力のリーダーに拾われ、

    その子はビーすけと名付けられて育てられた。

    残された女の子は男の子として育てられ、

    長じて黒玉王子と呼ばれるに至る、と。」

Aさん「そんな話だったっけねそう言えば・・・。」

Cさん「私たちの想像はその先にも続いていたわ。

    『EPISODE 3』で不思議な運命がついに交錯したビーすけと黒玉王子。

    敵対する勢力でありながら、なぜか惹かれ合うものを感じた。」

Aさん「はぁ・・・。」

Bさん「大人に近付いていき、自分が実は女の子であった事に気付く王子。

    人目を忍んでビーすけと逢瀬を重ねるようになる中で

    お互いへの想いは募るばかり。

    自分たちが血を分けたきょうだいだとは知る由もなくね。」

Aさん「んん・・・!!!」

Cさん「そしてその様を見守る母上。

    ビーすけが産まれてすぐに奪われた自分の子だとひと目で気付く。

    彼女もまた娘たちの関係に深く思い悩むも、

    最後は2人の選択を受け容れるに至ったのでしょう。」

Aさん「ええ・・・。」

Bさん「ま、つまり、ぼくらの考えでは、

    『EPISODE 3』のあと王子とビーすけがもう少し大きくなるまでは

    母上が見守ってくれていたはずだと言う予想だったわけですよ。

    ところが最初に話した通り『EPISODE 4』に先んじて

    母上はどうも亡くなってしまっているようだ、と。」

Aさん「おぉ・・・そ・そうなるね・・・。」


Bさん「公式に否定されちゃった。」

Aさん「二次創作あるある!!!!!」


 激論の物種になりがち。

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