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【揺花草子。】(日刊版:2025年)  作者: 篠木雪平
2025年07月
207/334

【揺花草子。】[#4929] 不満が蓄積する。

Bさん「昨日は『モンハンワイルズ』に

    ご存知 Fender とのコラボが来るぞ!と言う話をするはずだったのに

    蓋を開けてみればローズ・ピアノの話を延々してた所為で

    評価システムから『圧倒的に不評』を食らってしまいました。」

Aさん「そんな Steam みたいな評価システムないだろ?」

Cさん「Steam の『圧倒的不評』は何なのかしらね、

    ほんとにみんなそんなに酷いと思ってるのかしらね?

    それとも面白がって批判票を投じる人が多いだけなのかしら?」

Aさん「うーん・・・どうなんですかね・・・。

    少なくともぼくらもボリュームについては確かに不足しているとは

    思っているわけですし・・・。」

Bさん「全般に難易度が低いとか UI が良くないとかモンスターが少ないとか

    色々不満があるのは実際その通りだと思う。

    エンドコンテンツであるアーティア武器も

    そんなにしゃかりきになるほどの深みやモチベーションはないしね。

    最近はイベクエが始まったら起動して何回かクエスト回して

    終わったらまた次のイベントまで基本プレイしない、と言う流れで

    プレイ時間が減っているのは事実だよ。」

Aさん「んん・・・。」

Cさん「それでもまあ200時間くらいは費やしているわけだし、

    充分に楽しめたと言えるほどではあるわ。

    映画が2時間で¥2,000くらいの娯楽だと考えると、

    ゲームは¥10,000くらいで100時間も200時間も楽しめるんだから

    コスパで言えば他の娯楽よりは遥かに優れていると思うしね。」

Aさん「それは、確かにそうです。」

Bさん「それでも目の肥えたコアなゲーマー層である Steam 民にとっては

    期待外れと言う感じは否めなかったのかもね。」

Aさん「うーん。」

Cさん「Steam 民には相性問題と言うのもあったみたいよ。

    グラボや OS などとの相性でゲームがクラッシュしてしまって

    まともにプレイするのが難しい、とかそう言うやつね。

    環境が一定のコンソールとは違って

    ユーザーのハード環境は千差万別だから

    この全てを間違いなく保証すると言うのは難しいでしょうけれども、

    それでも調整不足・テスト不足を指摘する声は多いみたいね。」

Aさん「なるほど・・・それは辛いところですね。

    性能青天井の PC で最高のグラフィックで楽しみたいと思う人たちが

    その目的を果たせないとしたら厳しい批判も無理からぬところです。」

Bさん「前にも同じような事を言ったかもだけど、一般論として、

    褒める人よりも文句を言う人の方が声が大きいし、

    それに人は良いところを見つけるよりも

    悪いところを殊更に論う方が得意だし簡単なんだよね。

    そう言う意味では一般的にこう言う評価システムは

    悪い評価に寄りがちなのかも知れない。」

Aさん「そう・・・なのかなあ。

    でも『圧倒的に好調』のゲームもあるわけだしね。」

Cさん「それは確かにそうね。

    そう考えるとレビューって言うのは水物だとも思うし、

    結局は人の物差しよりも実際に自分で遊んでどう感じたかの方が

    重要な気はするわ。」

Aさん「そりゃそうですけど元も子もない。」

Bさん「『モンハンワイルズ』はこの先も恐らく

    何度かタイトルアップデートを重ねていって、

    さらに過去作で言う『アイスボーン』や『サンブレイク』に相当する

    大型アップデート版がリリースされる事になると思う。

    そこまでユーザーたちの熱を保ち続ける事ができるかどうかは

    ひとえにカプコンさんの開発力に掛かっていると言って良いかもね。」

Aさん「そうだろうかねえ。」


Bさん「ぼくら【揺花草子。】の盛衰も

    阿部さんに掛かっていると言えると思うよ。」

Aさん「ぼくひとりに負わすのは違くない?」


 常に低空飛行だが。

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