【揺花草子。】[#4850] 読み解く。
Bさん「ここ数日春クール作品について諸々お話しています。」
Aさん「んん。」
Cさん「昨日までは『ジークアクス』の話題を取り上げたけれども、
今日は違う作品について話したいわ。」
Aさん「おぉ。」
Bさん「我らバーキン家と言えば音に聞こえたきららガチ勢。
そんな我々が注目する作品と言えばやっぱり
『mono』は外せないわけです。」
Aさん「んん!」
Cさん「ご存知『ゆるキャン△』のあfろ先生がキャラットで連載している
4コマ漫画が原作の同作だけれども、
『ゆるキャン△』と同様に山梨が舞台だわ。
でもちょいちょい隣県各地にお出掛けするから
山梨だけにスポットが当たると言うわけでもないけどね。」
Aさん「ですね。」
Bさん「『ゆるキャン△』はキャンプがストーリーの軸にあるけれども、
『mono』はカメラがその位置にある。
まあ原作ではだんだんカメラから離れて来てる感はあるけど。」
Aさん「座椅子作りとか車の改造とかしちゃってるからね・・・。」
Cさん「学校のシーンが滅多にない『ゆるキャン△』と較べると
多少スクールライフも多めなのも特徴かしらね。」
Aさん「確かに、そうかも知れません。」
Bさん「主人公は他の面々と較べると相対的に常識人なさっちゃん、
勢い重視でひっかきまわし系、
あきちゃんとなでしこちゃんの掛け合わせみたいなポジのアンちゃん、
全肯定系ダウナー美少女の桜子ちゃん、
それに面倒くさがり漫画家ハルさんとモトブログ主宰者のカコさん、
と言った面々を中心にお話が回っているね。」
Aさん「うん、そうだね。」
Cさん「あと猫のたいしょうも忘れちゃいけないわ。」
Aさん「確かに。地味に活躍してます。」
Bさん「『mono』は劇伴も魅力的だよね。
『けいおん!』シリーズでお馴染みの百石さんが担当されてるよ。」
Aさん「確かに、それっぽい音だよね。
オルガンの使い方とかがいい意味で小癪で小気味いいよね。」
Bさん「で、ぼくらのこの記事を収録している時点では
直近話数は #03 なわけだけど、この回では
ハルさんが連載を持ってる『砲文社』さんの雑誌に載ってる
『山梨を舞台にしたキャンプ漫画』がアニメ化するから
それにまつわるレポ漫画を描きましょうって話になったよね。」
Aさん「うんうん。
まあ語るに落ちるって感はあるけれども。」
Cさん「この話数ではあちこちに『ゆるキャン△』のキャラたちが
登場してたわね。」
Aさん「してましたね!」
Bさん「もう少し具体的に言うと
一行が本栖湖から移動を始めたときに原付のリンちゃんとすれ違い、
身延駅周辺であきちゃんが歩いてて、
諏訪湖 SA でイヌ子ちゃん&あかりちゃんと遭遇し、
光前寺の階段でなでしこちゃんが駆けている姿が描かれた。」
Aさん「うんうん。」
Cさん「もちろんこれは全て原作で既にそうなっているわけで、
アニメスタッフのお遊びと言うわけではないわ。」
Aさん「そうですね。」
Bさん「原作勢には周知の事ではあるし、
もしかしたらこの記事が公開される頃にはOA されてる #04 で
描かれているかも知れないけれども、
このちょっと先の話数では鳥羽先生が1カットだけ登場したり、
あとなでしこちゃんが結構大きく登場したりもする。
この辺をアニメでちゃんとやってくれたらすごく嬉しいよね。」
Aさん「それは楽しみだよねえ。」
Bさん「そして、この点に関しては重大な事実を話しておかねばならない。」
Aさん「重大な事実?」
Cさん「『ゆるキャン△』の序盤を思い出して欲しいんだけども、
物語開始時点で作中時間は秋だったわよね。」
Aさん「あ、ええ、そうでしたね。」
Bさん「そのタイミングでなでしこちゃんが浜松から南部町に引っ越してきて、
本栖湖でリンちゃんと出逢うわけだ。」
Aさん「だね。」
Cさん「その一方で、『mono』は物語の開始は春、
そこから #03 までの間に夏を迎えているわ。」
Aさん「ですね。みんな半袖ですもんね。」
Bさん「そして、この時点で既になでしこちゃんは
山梨に引っ越してきている事が状況から判断できます。
つまりなでしこちゃんにとってこの夏は、
『山梨に引っ越してくる前の夏』ではなく、
『山梨に引っ越してきてから迎えた夏』であると言う事だ。」
Aさん「んん・・・と言う事は・・・?」
Cさん「これはすなわち、山梨に越してきてから
既に冬を超え、春を越え、そして夏になっていると言うわけ。
つまり『mono』に一瞬登場したあのなでしこちゃんは
既に進級していると言う事よ。」
Aさん「お・おぉ・・・?」
Bさん「つまり『mono』の時間軸は
『ゆるキャン△』の現時点の時間軸よりも
少し未来だと言うわけだよ。」
Aさん「そうなる!!???」
さっちゃん達となでしこちゃん達は同級生って事になりますね。




