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【揺花草子。】(日刊版:2025年)  作者: 篠木雪平
2025年05月
124/336

【揺花草子。】[#4846] 挑む。

Bさん「ところで阿部さんは Switch 2 の抽選の具合は

    どんな感じだったのかな?」

Aさん「えっ・・・わざわざ訊く?」

Cさん「もちろんよ。

    実は阿部さんが当選していて

    私たちに内緒で一足先に Switch 2 を手に入れて

    『マリオカートワールド』なんかを思うさま楽しんでる

    なんて未来を想像しちゃうと

    阿部さんを夜な夜な呪詛らずにはいられなくなるもの。」

Aさん「そんなカジュアルな気持ちで呪詛るのやめてくれません!?

    ・・・と言うか、その言い方だとバーキン家は

    抽選には通らなかったと言う事ですかね?」

Bさん「んん。

    まあ、正直言ってしまえばそうなる。

    音に聞こえた引き強属性で鳴らしたぼくらだけれども、

    今回ばかりは不発でしたよ。」

Aさん「そうだったんだ・・・。

    まあ、きみらが言うところの引き弱であるぼくも

    まあ当然抽選には漏れたんだけどね。」

Cさん「阿部さんは当選確率 99.9% でも外すほどの引き弱だものね。」

Aさん「そこまで致命的ではない自覚はありますけど!!?」

Bさん「なんなら応募者全員プレゼントとかでも外すレベルだよね。」

Aさん「全プレで外すとしたらそれは運営側の不手際だろ?」

Cさん「さっき訊いたらナカPもやっぱり外したんですって。

    まあこれはざまぁと言う感想しか浮かばないけど。」

Aさん「ナカPに対して辛辣が過ぎますよね?」

Bさん「ま、ともかくです。

    4月28日に Nintendo Switch 2 の第1回抽選販売の当選結果が

    応募者に配信されたわけだけれども、

    結果が届いたのはだいぶ遅かったね。」

Aさん「そうだったね。28日午後に連絡と言う事前の発表だけど、

    人によって違うかもだけどぼくのところには

    22時半過ぎくらいに落選メールが来たよ。」

Bさん「ぼくらもそれくらいの時間帯だったな。

    この日は午後から My Nintendo もかなり動作が不安定になってて

    これは今日は連絡なしかなーなんて空気も漂いつつある中での

    落選の連絡だったからね。

    ガッカリ度が半端なかったよ。」

Aさん「うむむ・・・。」

Cさん「この前日には古川社長の名義で

    今回の抽選販売への応募者が国内だけで220万人に達していると

    発表されたわね。

    あの厳しい条件を乗り越えたのが220万人もいるって言うのも

    随分とすごい話だわ。」

Aさん「そうですねえ。

    そしてその多くの皆様には商品をお届けできませんと

    忸怩たる思いを表明していましたね。」

Bさん「日本国内専用版+マリカーセットが恐らく競争率が

    いちばん高かったとは思う。

    本体単品であったらもしかしたら当選率が上がったかもだし、

    さらに2万円お高いグローバル版だったらもっと高かったかもね。」

Aさん「うーん。そこは何とも読めないところがあるね。」

Cさん「ま、今更どうこう言っても後の祭りよ。

    校庭で繰り広げられるキャンプファイヤーを囲んで

    気になるあの子とフォークダンスするようなものだわ。」

Aさん「それは後の祭りではなくて

    アニメで文化祭回とかで良くある後夜祭のワンシーンでしょ。」

Bさん「で、世間の関心は既に第2回抽選へと向いている。

    第1回抽選で落選した人はそのまま第2回にスライドできる形。

    少し前にぼくらは第2回以降は少しずつ応募条件を

    緩めていくんじゃないかと推察していたけれども、

    少なくとも第2回時点では第1回と同じ条件みたいだね。」

Aさん「んん、そうみたいだね。」

Cさん「第2回抽選は5月14日が応募締め切りとなるそうだけど、

    抽選結果は5月20日の発表になるみたいね。

    そしてこれは私たちはちゃんと裏を取ってるわけじゃないけど、

    第2回の当選者も発売日つまり6月5日に

    製品を入手できる流れだそうよ。」

Aさん「おぉ、そうなんですか。

    じゃあ任天堂さんの努力で初回出荷量を増やすって事ですかね。」

Bさん「そこもどの程度かは分からないけどね。

    例えば全然根拠のない数字だけど第1回抽選で

    80万台の出荷を決めたとして、

    外れた残り160万人の需要を第2回でどれだけ満たせるか。」

Aさん「うーん・・・。」


Bさん「もしかしたら追加の出荷台数が

    1台かも知れないわけだしね。」

Aさん「それはあまりにも辛すぎる推定だな!!!」


 でも第1回よりは競争率は上がるものと推察します。

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