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【揺花草子。】(日刊版:2025年)  作者: 篠木雪平
2025年04月
110/330

【揺花草子。】[#4832] 新たなチャプターが待っている。

Bさん「そんなわけで公開日からしたらもう2週間前の出来事になってしまう

    F1 日本 GP のウィークエンドについてお話しています。」

Aさん「んん。」

Cさん「昨日はレッドブル初陣となった角田選手だったけれども

    失意の予選15番手と言う話をしたわね。」

Aさん「ええ・・・まさかの展開でした。」

Bさん「前日からたびたび発生していた芝生の火災が

    Q2 でも発生しちゃったよね。

    これでいろいろリズムを崩されたと言うところはあるかも。」

Aさん「まあもちろん角田選手だけが割を食ったわけではないけどね。」

Cさん「それでも開幕から2戦に渡って Q1 落ちを繰り返していた

    ローソン選手と較べれば確実にアジャストできていたし、

    鈴鹿はうまくいかなかったけども今後は着実に

    結果は残せそうだと言う期待感は間違いなくあったわよね。」

Aさん「それはそうでした。」

Bさん「そんなわけで、難しい状況となって迎えた翌日の決勝。

    サインツ選手のグリッド降格により

    14番手からのスタートになったけれども、

    1周目のスプーンの立ち上がりで前を走っていたローソン選手を

    上手くオーバーテイク。

    ローソン選手の単純なミスではなく、角田選手の絶妙なライン取りが

    相手のミスを誘発させたと言う非常にインテリジェンス溢れる

    見事なオーバーテイクだったよ。」

Aさん「うんうん。」

Cさん「でも残念ながら見せ場はここくらいだったわね。

    もともと雨を見越したダウンフォース強めのセッティングに

    していたせいもあって DRS が1か所しかない鈴鹿では

    1コーナーまでに前走車の背後までは迫れるけど

    抜くまでには至らずの歯がゆい流れ。

    前半はガスリー選手の、後半はアロンソ選手の

    リアウイングを眺めながらの走行に終始してしまったわ。」

Aさん「そうでした・・・。

    レース全体を通じても非常に動きの少ない決勝レースになりましたね。」

Bさん「鈴鹿と言うトラックの故にちょっと仕方ないと言う部分もあるけど、

    それでもやっぱり角田選手をレッドブルに乗せる決断は

    決して間違ってなかったと思わせる戦いぶりではあったと思う。

    続くバーレーン GP は特に雨の心配はほとんどなく

    コース幅も広くオーバーテイクがしやすいトラックだから、

    ここではきっと活躍してくれるはずだと言う期待感は抱けたね。」

Aさん「んん。

    まあこの記事が公開される頃にはもう結果は出ているわけだけど。」

Cさん「その翌週、つまり今日この記事が公開される日に決勝を迎える

    サウジアラビア GP はコース幅が狭くすぐ壁が迫る市街地コースね。

    ここでも首尾よく結果を残す事ができれば

    いよいよ以て当たりと言えるんじゃないかしらね。」

Aさん「ですね。そうであって欲しいです。」


Bさん「そして来年の公式ビデオゲーム『F1 26』では

    角田選手がカバーに採用されるようになると良いよね。」

Aさん「すごい気が早い!!!!!」


 鬼も半笑い。

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