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第一話 夢と起

注意

作者は国語の評定3のクソ雑魚男子高校生かつ処女作です。評判次第で終わるスピードが変わると思うのでめちゃくちゃ急にハイペースになったなと思ったら作者、気でも狂ったのかと思っといてください。ちなみにあらすじに書いている内容はネタバレです。

 ある日夢を見た。

 僕はなぜか雪が積もってる森の中で横たわっている。目の前には紫の目をした黒髪の幼稚園に通っててもおかしくないぐらいの男の子がいる。その顔は怒気を孕んでおり、走っているには遅く歩いているには速いぐらいの速度でこちらに向かってきている。なぜか声が出ないし動かない。

 いや、動けないの間違いか。足の関節は逆に折れ曲がって腕はもはや原型をとどめていない。誰にやられたのか?夢だからか痛みはないがかなり恐怖を感じる。

 僕はそのとき、隣を見た。いつも見慣れている姉が隣りにいた。さっきまでいなかったはずなのに。

 彼女はそしてその男の子に対して頭を下げた。口をパクパクさせていて、明らかに何かを話しているが音は何も聞こえない。姉が口を閉じたときその男の子は足を止めこちらを見ている。

 突然、口を開いたと思った瞬間、僕の意識は深い闇に引きずり込まれた。









 目を覚ますといつもの天井だった。なんてことないいつもの天井。しかし、汗が止まらない。暑いわけでは、、、、、、ん?めっちゃ暑い。今の季節は夏だがその暑さを一身に受けている感じがする。エアコンはつけて寝たはずなんだがどうやら故障しているらしい。

 僕の名前は阿蘇大悟。平凡な高校2年生だ。

僕の家族構成は姉、父、僕の3人家族だ。僕がまだ幼い頃に母親が再婚そして交通事故で亡くなったらしい。今の暮らしに母親がいないこと以外は不自由は抱えていない。

 「ねえ、僕の部屋のエアコンが壊れているんだけど」

 そう、僕が口にすると

 「そう」

と姉に一つ返事で返された。くそ!姉さんに聞いたのが間違いだった。でも父親は朝早くから仕事に行っていて話せるとしても夜になる。

 「そうだ、今日はちょっと帰るの遅くなるかもしれないから出前でも頼んでね。父さんも遅くなるらしいし好きなの頼んでいいわよ」

 そう言ってメイクを済ませたらしい姉が早急に外に出ていった。姉は画家としての仕事をしており、父さんは営業マンの仕事をしている。

 用意してあった目玉焼きとトーストを頬張り、身支度を済ませ、玄関の扉を見つめながら今日もめんどくさいなとため息を吐きつつ僕は玄関を開け新たな日常へと移動した。

 







 朝のホームルーム前に鞄を持って自分に話しかけてくる人物がいた。

 「おうおう、随分といつもに増してげっそりとした顔してんな。なんか悪いことでもあったか?例えば、、、、、そうだな~、、、、、、彼女に振られたとk」

 「お前、、、、、、俺に彼女いないこと知ってそんなこと言ってんだろ。部屋のエアコンが壊れてたんだよ」

 「この時期に壊れちゃいけないものが壊れちゃった~~~もうやだ僕ちゃんしにてぁくにゃい」

 「おちょくってんのかお前は!」

 人をおちょくってくる脳内小学生のやつは俺の友達で名前は伏見翔生。実はいじめを受けていたのを助けてくれたのがこいつだ。ちなみにどうやって止めたって?顔面殴って一発KO。後でめちゃくちゃ怒られたらしい。なんで助けたか聞くといじめが気持ち悪いからだと。

 多少の怒りを持って睨んでいると翔生がもとから空いてる口を小さくして会話を続ける。

 「そういえば聞いたか?今日、全校集会があるんだってよ」

 「なんでまた、、、、、」

 「さあ?ただ、最近犬とか猫の死骸が校門前に転がってたらしい」

 「物騒だな随分と」

 「だよなー」

 こんな毎日のそっけない会話を終えると担任の先生からの移動の連絡が来た。

 「あぁ、もう移動の時間k」

と、席を立ったその時床が何かの模様を描いて発光した。

 声を発するまもなく自分の体が消えていくのがわかった。何も理解が追いつかないうちに何かが起きると言う事だけはわかった。

 そうして、僕は意識を手放した。 















 



 目を開けるとそこは知らない世界だった。

 天井にはシャンデリアがあり床にはカーペットが敷かれている。左右には鉄と思わしき素材で造られた鎧をつけて長槍を持っている兵士がいて、寸分違わず整列をしている。僕はカーペットに沿って目線を動かすと、王冠を被って様々な宝石で身を飾っている中年男性がいた。王様と呼んでも遜色ないであろう。その隣には眼鏡を掛けた物々しい雰囲気を持った男が立っている。おそらくは側近であろう。

 王冠を被った男は開口一番

「ヴァベニュー! ブラーブ ミッソン パフティ!」

 そんな低い声で訳の分からない言語を話されても困ると思ったが次の瞬間耳に飛び込んできたのは聞き覚えのある言葉だった。

 「よくわかんねえけどよー、これって異世界転移したってことじゃね!?」

 その声はクラスのムードメイカーでお調子者の伊藤誠也だ。だと思う。

 どうやら他の人も、、、、というか教室内にいたすべての生徒がここに集まっている。ということは、

「痛ってー、どこだよここ」

 当然、翔生もいた。

 僕は

「何もわからない」と震え声で答えた。

 そんなことを話していると隣りにいた眼鏡を掛けた男が、

 「すみません、我々はあなたたちの言語わからないです」

 と片言の日本語で話しかけてきた。

 「あなた達の言語わかる人いる。しかし?今この場にはいない。申し訳ない」

 とも言ってきた。

 つまり、言語が通じないということだ。なるほど、、、、、、わからん。

 すると、彼ら、、、、もとい王様と思しき人物に同じような言語で話しかける人物がいた。名前は、、、、、、わからない。明らかに伝達員かそんな感じであろう。

 彼が王様と話している間周りを見渡してみることにした。

 周りには綺羅びやかな絵画が並び、色んな装飾品がある。直に見たことはないがヨーロッパの装飾品が僕の脳内の知識では該当するだろう。

 僕が周りを観察していたら話が終わったらしく衛兵らしい人物が移動を促すジェスチャーをしている。この世界でもボディランゲージという概念は存在しているらしい。彼の指示を受け入れ、生徒達は移動している。なぜか違和感を覚えたが気の所為だと思い、僕もその行列に付いて行くことにしその場をあとにする。

 このときの違和感が今後、致命的な混沌を招くことになることを僕はまだ知らない。




こんな第一話目から長い作品を観てくださりありがとうございます!更新ペースですが人気次第で変わると思います。少なくとも夏頃から今年中に話が終わると思うのでそれまで見てくださると助かります。

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