~あまりに運がない男の物語~
1.はじまり
「退屈だ」
魔王を倒して1月たったが何一つ面白いことがない。
この世界に来て約1年経つがこんなにも退屈だと感じることは初めてだった。
遡ること1年前。。。
「ラッキー!!ゴリゴリ君もう一本ゲットだZE!!」
と「1人で」はしゃいでいた時、急に意識が遠のいていった。
目が覚めると謎の白い部屋に寝転がっていた。
「知らない天井だ...」
そう言って起き上がると目の前に笑い転げている女性がいた。
「「知らない天井だ」ってwwそんなのほんとに言う人いるんだww」
失礼な人だな、と思いながら女性の笑いが収まるのを待った。
真剣な表情をしていると女性は僕の前に正座し、
「申し訳ない。あまりに面白かったもので。...クスッww」
まだ笑ってるな...失礼な人だ。まぁいい。
「ここはどこなんですか?ゴリゴリ君の当たり棒交換しに行きたいんですけど。」
と多少イライラしながら聞いてみた。すると...またもや爆笑し始める。
ゴリゴリ君の当たり棒を交換しに行くっていうのがそんなにおかしいことなのか?
ずっと笑っている女性に対ししびれを切らしたので...
「何がそんなに面白いんだっ!?」
と怒鳴ると
「...いん」
ボソッと女性が口にした言葉が聞き取れず、
「なんてっ!?」
と聞き返すと、女性は爆笑しながら大声で
「死因だよ死因っ!!wwあんたはそのゴリゴリ君が当たったから死んだんだよっ!!ww」
ある程度の長編になるかな、と思います。
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