コント「悪魔祓い」
ツッコミ「この少女の身体から立ち去れ悪魔!」
ボケ「人間の力で我を追い払うことは容易ではないぞ神父?」
ツッコミ「望むところだ。これより悪魔祓いを行う」
ボケ「ところで神父? 随分と疲れた顔をしているが、ちゃんと睡眠は取っているのか?」
ツッコミ「最近は教会の仕事が忙しくて睡眠不足だ」
ボケ「それはいかん! ちゃんと、しっかり寝てビタミンや栄養ある食事をせねば健康を害するぞ!」
ツッコミ「そ、そうか。気をつける」
ボケ「顔色も悪い。働き過ぎも良くない。ちゃんと休みを取って気晴らしをせねば。友達と遊びに行ったりドライブするだけでも気分転換になるぞ」
ツッコミ「わかった……待て? なぜお前にそこまで気を使われなければならないんだ? この悪魔!」
ボケ「さっきから悪魔、悪魔と、人を悪魔と呼ぶなど失礼だろ! 逆に貴様も悪魔と呼ばれてみろ?」
ツッコミ「なんだと?」
ボケ「神父、貴様は悪魔だ。この悪魔!」
ツッコミ「神父の私が悪魔?」
ボケ「どうだ?」
ツッコミ「すごく嫌な気分だ」
ボケ「そうだろ? 人に悪魔と呼ばれると気分が悪いのだ」
ツッコミ「それは、すまなかった……ごめんなさい」
ボケ「大体、よく知りもしない相手を悪魔と決めつけるなど、誰が決めたのだ?」
ツッコミ「それは教会の偉い人達が悪魔だって言ってたから」
ボケ「偉い人が悪魔だと言ったら調べもしないで人を悪魔と決めつけるのか? ちゃんと物事考えてから行動しないと、後で後悔するのは貴様だぞ神父?」
ツッコミ「それは……そうですね……おっしゃる通りです」
ボケ「わかれば宜しい」
ツッコミ「おい? なぜ神父の私が悪魔に謝らなければならない⁉ 悪魔よ。この少女の身体から立ち去れ!」
ボケ「う、うわぁぁああ! やめろぉー!」
ツッコミ「これで悪魔は立ち去った」
ボケ「あれ? 私、何をしていたの?」
ツッコミ「少女よ、安心しなさい。取り憑いていた悪魔を追い出しましたよ」
ボケ「なんてことするの⁉」
ツッコミ「な、何?」
ボケ「私が朝起きられない時は身体だけ起こして学校に登校してくれるし、嫌いな宿題も私の代わりにやってくれるし、お小遣いを増やしたい時は私が寝てる時に身体を使ってバイトしてくれるのに、なんで追い出したのよ!」
ツッコミ「え? いや、悪魔は悪い奴だから追い出したわけで……」
ボケ「誰が悪魔だって決めたのよ!」
ツッコミ「それは……教会の偉い人達が……」
ボケ「偉い人が言ったらみんな悪魔なの? 勝手に決めつけるなんて最低よ! この悪魔‼」
ツッコミ「…………ごめんなさい」




