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システィアの秘め事 修正版

2020/2/20

 なろうの規定は固かった。orz

 問題のシーンを大幅に削ったというのに再勧告を受けてしまい2/20、再修正となりました。



2020/2/25

 なろうの規定はどこまで固いのでしょうか?(´TωT`) また修正です。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※

作者からの注意


 本話は人によっては、ひょっとすると、心配し過ぎかも知れませんが、『何を官能小説書いてんねん』とツッコミ(通報)が入るかも知れない作者判定では限りなくアウトに近いギリギリセーフ仕様になっています。

 …………何故にこうなった? 作者はこの先の展開に向けて、システィアのことを書きたかっただけなんです。 それがなぜか筆が進みに進んで興が乗って気付けばこの有り様。 まだ4000文字程度は書き込みたかったのを途中でかなり自制はしています。


 ですのでその手の話が嫌いな方は読み飛ばすかさらっと流し読みしてくださるようお願いします


 ちなみに本作における作者のポリシーとして『この後メチャクチャピーした』的な表現はありません。 ノー省略でがっつり書き込みます。(笑)


追記 2020/2/17


 上記の懸念が当たりまして運営より修正勧告を受けてしまいました。

 該当シーンに関しては全面削除、修正を行っていますがシスティアの心情を描くためのシーンでもあるので完全版をR18にて転載することにしました。 年齢的に問題のない方はノクターンノベルズにて検索してそちらをお読みください。

 また今後、キャラを描くのに必要な場合は同様にシーンを書き込みますが、勧告を受けた際には同じように対応します。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※




 自室で汚れた下着を替え、ドレスから楽なローブに着替えたシスティアはベッドに横になる。 このイレギュラーな事態に国王である父や姉、主要な貴族や大臣が集まって会議が開かれるだろう。 当然あの場にいたただ一人の王族で勇者と親しくなる『役目』を与えられた自分も参加しなければならない。 とは言え集まるのに数日はかかる。 先に父に説明することになるが少し休むくらいの時間はあるだろう。

「……タカシ様」

 ポツリと呟き孝志のことを思い出すと自然と頬が熱くなるのを感じた。

 王家の子女には直系傍系を問わず与えられた役目がある。 勇者が召喚される際、勇者と近しい年頃の子女の中で最も直系に近い者は勇者のそばで勇者を助け、親しくなり、勇者に好意を持たれるようになるよう努めよ、というものだ。 身も蓋もなく言ってしまえば惚れさせて勇者が国のために戦う強い動機の一つになれということだ。 そしてそのために肉体関係を結ぶこともかなり強く推奨されている。

 何も知らない令嬢では当然そんな役目が勤まるわけもなく、彼女らはみな容姿を磨くのは当然として、勇者のそばにいるために戦闘や魔法の訓練の他、男を喜ばせるための知識も叩き込まれる。 それはおっとりして見えるシスティアも例外ではない。 純潔を捧げた方が喜ばれるとされているので経験はないものの知識は相当なものだ。 指導役の女性が男性と行為に及んでいるのを間近で見させられたことも数えきれないほどある。 時に優しく愛され、時に激しく責められ、獣のように激しく交わる様も男を奴隷のように責める様も、様々な形の性愛を見せつけられ、相手の欲求をいかに見抜きそれをどう与えるかを学ばされた。

 勇者の容姿がどれだけ醜くても、それに対する嫌悪など見せず、相手に自分も好意を抱いているように錯覚させるようにする。──王族の娘としてその覚悟はあったけど召喚された孝志を見て正直ほっとした。 そのくらいには魅力的な容姿だった。

 自分に好意を持つように誘導して、こちらも好意を抱いてるように思わせながら交わり、相手が都合のいいよう動くように仕向ける──話に聞く娼婦のようだと思っていた。 娼婦でも相手の容姿がいい方が嬉しいしシスティアも孝志が相手ならさほど嫌な思いをせずに役目を果たせると思った。 その程度の相手に思っていた。

 だが怒り狂う義昭を孝志が抑えた時、その姿に目を奪われた。 身内とは言えあの怒り狂う怪物に立ち向かうその姿に見とれて、自分でもよく分からない感情に胸が締め付けられた。 それは男女の交わりを成熟しない内から見させられ、少なからず歪んでしまったシスティアは知らなかったし理解できていない感情だ。 『役目』に必要ないからと段階を飛ばして性愛を教えられた彼女は戸惑うしかなかった。

「私は……勇者様と親しくなるのが役目……」

 わけの分からない感情に戸惑ってる場合ではない。 今は役目を果たすことも難しい状態になってしまっている。 原点に戻って見つめ直してこれからどうするのかを考えなくては──そう思い頭の中でシミュレートする。

「勇者様と──タカシ様と親しくなって……私に好意を抱いていただけるように……」

 そう考えた途端、急に頬の熱が増すのを感じる。 ベッドで転げ回りたくなるような衝動をなるべく無視しながらシスティアは考えを進めていく。

──タカシ様と親しくなって……こ、好意を抱いていただけたら……その……あれを……男女の交わりをするんですね──

 今まで散々見てきた場面を自分と孝志に当てはめて想像してしまう。 優しそうな孝志の雰囲気に、自然と思い浮かべるのは男性が優しくリードするそれになる。

──初めての時は殿方に任せた方がいいのでしたよね……タカシ様と口づけを交わして……服を脱がされて……んっ……私の体を優しく……──

 リアルに想像していると体の芯が熱を帯び火照ってくる。 孝志がどう触れてくるか──想像は次第にエスカレートしていき止まらなくなっていった。



────(以後修正)────



 自覚できていない気持ちに衝き動かされるまま、システィアは孝志を求め、それ以上に孝志に求められる想像に耽り──失神するまで止まることはなかった。


 それからおよそ30分後、事態の説明の場が整い妹を呼びにきたユーミスはベッドでとても他人に見せられない姿で失神している妹の痴態を発見することになる。

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