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機械鎧(マシンメイル)は戦場を駆ける  作者: 黒沢 竜
第四章~祖国の為に刃を向ける~
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第五十二話  猛獣への対策

 レヴァート領内に進軍して来たストラスタ軍。その中でも最も戦力の高い敵本隊を叩くために七竜将と姫騎士達は敵が潜伏してると思われるフォルモントの森にやって来る。七竜将はドレッドキャットを引き連れている敵部隊の攻略法を見つけたのか余裕の態度で森へ進もうとする。入口前で罠を解除し、気を引き締めて森へ潜入する一同。どのような戦いが待っているのだろう。

 森の中へと入ったヴリトラ達は一本道を固まって真っ直ぐ進んでいる。入口前にある茂みの中には落とし穴が有り、そして入口にも罠が仕掛けてあったが簡単に解除して森の中を歩いていた。ここまでは誰も罠に掛かっておらず、敵兵とも遭遇していない。


「森に入ってから既に十分は経つが、同じ景色ばっかりだな・・・」

「この森はレヴァート領内でも一二を争う程の巨大な森だ。反対側の出口に出るまで徒歩でも一時間は掛かる」

「一時間?・・・森と言うよりも樹海だな」


 道を歩きながらフォルモントの森について会話をするヴリトラとラピュス。先頭を歩く二人の後ろではリンドブルム達が足元や周りの景色を見ながら歩いている。


「しかし、何処も彼処も木や草ばかりだなぁ。目印も無しに奥へ進んで大丈夫なのか?」


 ジャバウォックが周りを見ながら少し不安そうな顔を見せると、隣を歩いているアリサがジャバウォックを見上げながら話しかけた。


「大丈夫ですよ。森は今私達が歩いている道に沿って歩けば迷う事はありません。それに分かれ道とかも少ないですから、覚えるのも簡単です。つまり、今私達が歩いている道が目印の様な物なんですよ」


 自信がある様な笑みを浮かべて話すアリサをジャバウォックはまだいまいち安心できない様な顔で見ている。そこへリンドブルムが歩いている道を見てジャバウォックと同じように不安そうな顔を見せた。


「でも、この道も少し土が見えてるだけで殆どが草と石の道だよ?似たような道を見つけて迷ったらどうするの?」

「それも心配ありません。森の中心には迷った人の為の避難小屋が有ります。そこに行けば地図や非常食もありますし、休む事も出来ますから」

「そこまで辿り着けるかどうかも不安ですけど・・・」


 避難小屋があると聞かされてもまだ安心できないリンドブルム。心配性なリンドブルムとジャバウォックの背中を後ろを歩いているオロチが無表情で見ている。そんな時、突然オロチが立ち止り後ろや周囲、上を見回し始める。それに気づいたニーズヘッグが足を止めてオロチの方を向く。


「おい、オロチ。どうした?」


 ニーズヘッグの言葉を聞いてヴリトラ達も全員オロチの方を向く。オロチはもう一度周囲を確認してからヴリトラ達の方を向いて目を閉じながら顔を横へ振る。


「いや、何でもない・・・」


 そう言うオロチを不思議そうな顔で見た一同は再び歩き出す。オロチもその後を追う様に歩き出すが、オロチは歩きながら前を向いて目だけを左右に動かし辺りを見回している。


(気のせいか?さっきから誰かに見られているような気がする・・・)


 心の中で呟きながら歩くオロチ。ヴリトラ達が先へ進むと、彼等が通った道の隅にある大きな茂みが突然揺れ、その中から鋭い目が二つ光るのが見えた。

 しばらく進むと、ヴリトラ達はY字の分かれ道の前にやって来た。左右どちらの道の先も似たような景色でどちらに進むべきかヴリトラは二つの道を見て悩んでいる。


「ん~~、どっちに進むべきかなぁ?」

「何処かにどっちの道に何があるって看板とた立札は無いの?」


 悩んでいるヴリトラにジルニトラが訊ねると、ヴリトラもその事に気付いて周囲を見回してそれらしき物が無いが探すが、何処にも見当たらない。ラピュス達も木の幹や茂みの陰を見て探し始めるがやはり見つからない。そんな時、オロチがY字の道を分ける角にある茂みに近づきその中を調べ始める。すると調べていたオロチの表情が少しだけ鋭くなった。


「ヴリトラ、これを見ろ・・・」

「ん?」


 呼ばれてオロチの隣にやって来るヴリトラが茂みの中を覗き込むと、地面に小さな穴が開いているのを見つけた。しかもその穴は開いてからそんなに時間が経っていな様な新しい物。それを見てヴリトラの表情も鋭くなる。


「この穴は・・・」

「恐らく、分かれ道の先を示す立札か何かが立ててあったのだろう・・・」

「でも、そこに立札が無く、穴だけがあるって事は・・・」

「誰かが立札を抜いて何処かに隠した可能性がある。もしくは壊して処分したか・・・」


 誰かが立札を抜いた。ヴリトラとオロチの低い声の会話を聞いていた姫騎士達は驚き、七竜将は二人と同じように鋭さのある表情を見せる。二人はゆっくりと振り返り、ラピュス達の方を向く。


「おい、誰かが立札を抜いたと言ったが、どういう事だ?どうしてそんな事を・・・」

「簡単な事さ。この森に入った連中を迷わせるためだよ」

「迷わせる?」


 ラピュスが聞き返すとヴリトラは黙って頷く。そこへオロチが詳しく説明する為に二人の会話に参加して来た。


「看板を抜けばどの道の先に何があるのか分からなくなる。そうなれば道に迷い、どう進めばいいのすらも分からなくなりって行き止まりや同じ道を何度も歩くことになる。そうなれば体力も無くなり、動けなくなったところを一気に攻撃する。と言うような作戦だろう・・・」

「・・・まるで狩り」

「そうだ、そしてこの森は今ストラスタ軍が潜伏している森。此処は狩場で、奴等は狩人、そして私達は獲物だ・・・」


 例えるラランの方を向き、オロチは低い声のまま頷きながら答えた。七竜将と姫騎士達に緊張が走り始める。


「それって、私達は今危険な状態って事?」


 ファフニールが不安そうな顔でオロチに尋ねると、オロチはファフニールの方を向いて静かに答えた。


「確かに一見私達は不利な状態に追い込まれている様に見える。だが、私達も対策をしておいたのだ・・・」

「そこまで不安になる事はねぇよ」


 オロチの隣でヴリトラが突然笑ってファフニールを安心させるように言う。それを聞いたファフニールは数回まばたきをし、しばらくすると深呼吸をして微笑を見せる。どうやら不安が少しだけ和らいだようだ。


「だが、その対策と言うのは一体何なんだ?」


 ファフニールに続いて今度はラピュスが不安そうな顔を見せてヴリトラに尋ねてくる。ファフニールの場合は長い付き合いなのでヴリトラの言葉を聞いただけで安心してしまうのだが、ラピュス達姫騎士はまだ出会って二ヶ月程度しか経っていない。だから対策をしてあると言われてもいまいち安心できないようだ。

 不安がるラピュスを見てヴリトラは頭を指で掻きながらこんな事を聞いて来た。


「・・・なぁ、ラピュス。もう一度聞くけど、ドレッドキャットっていうのは猫に似た動物なんだよな?」

「え?・・・ああ、そうだ」

「つまり、猫と同じ様な特性があるって事なんだろう?」

「う~ん・・・そうとも言えるが、それがどうしたんだ?」


 突然ドレッドキャットの生態の事を聞いて来たヴリトラを小首を傾げて訊き返すラピュス。ヴリトラはラピュスの話を聞いてニッと笑うと、ラピュス達の後ろにいるニーズヘッグの方を向いて声を掛けた。


「ニーズヘッグ、『あれ』持って来たか?」

「ああ、ここに有る」


 そう言って、ニーズヘッグは持っていた革製の大きな袋を見せてヴリトラに渡した。袋を受け取り、地面に降ろしたヴリトラは袋の中を覗き込む。ラピュス達も袋の中を覗き込み中に何が入っているのかを見た。そして袋の中を見た三人の姫騎士は意外そうな顔を見せる。


「な、何だ、それは?」

「・・・レモン?」


 なんと袋の中に入っていたのは大量のレモンだったのだ。ヴリトラは袋から黄色いレモンを取り出し、全体を見つめた後に腰の森羅を抜いてレモンを真っ二つにした。二つに割れたレモンを手に取り、ヴリトラはレモンをゆっくりと握る。するとレモンから半透明の黄色い液体が溢れ出てきた。


「それって、レモン汁?」

「どうしてレモン汁なんか・・・・・・あっ!」


 不思議そうな顔をするファフニールの隣でレモン汁を何に使うのかを尋ねようとしたリンドブルムは何かに気付いて声を出す。そんなリンドブルムを見てヴリトラとリンドブルムの後ろに立っていたニーズヘッグが小さく笑う。

 リンドブルムの声に反応した姫騎士達は一度リンドブルムの方を向いた後に周りの七竜将達を見回す。どうやら三人はまだレモン汁を何に使うのか分からないようだ。


「お、おい。一体このレモンを何に使うのだ?」

「教えてください!」

「・・・教えて」


 ラピュスに続いてアリサとラランも教えるよう頼んで来る。七竜将は三人の顔を見て面白いのか、小さく笑いながら袋の中のレモンを手に取り、刃物で二つに斬り始める。そして切ったレモンを強く握ってレモン汁を出すとそれを体にかけ始めたのだった。


「お、おい!何をやってるんだ?」

「何って、見ての通りレモン汁を体にかけてるんだ」

「そんなのは見れば分かる。どうして体にレモン汁をかけてるのかと聞いているのだ」


 レモン汁をコートや特殊スーツにかけるヴリトラを見てラピュスは少し力の入った声で尋ねる。周りでもヴリトラと同じようにレモンを握り潰してレモン汁を体にかけているリンドブルム達の姿がある。その中でジャバウォックやオロチは髪にまでレモン汁をかけていた。


「あ、あのぉ、どうして髪の毛までにレモンの汁をかけるんですか・・・?」

「・・・髪がベタベタになる」


 女として髪にベタ付くレモン汁をかけているジャバウォックとオロチの行動に目を丸くするアリサとララン。するとジャバウォックはレモン汁を全て出し尽くしたレモンを捨て、二人の方を見ながら説明した。


「コイツが今回の作戦の中心となるドレッドキャットを攻略する為のポイントなんだよ」

「このレモンが、ですか?」

「そうだ。とりあえずお前等もレモン汁を体にかけておけ」


 そう言ってジャバウォックはまだ絞っていない大量のレモンを姫騎士達に差し出す。だが、いくらドレッドキャットを攻略する作戦だからと言って理由も分からずにレモン汁を体中にかけるの抵抗がある姫騎士達。するとオロチが姫騎士達の方を見て静かに言った。


「レモン汁をかけておかないと、お前達、死ぬぞ・・・?」

「「死ぬぅ!?」」

「・・・・・・」


 突然恐ろしい事を言って来たオロチに思わず驚いて聞き返すラピュスとアリサ。ラランも黙ったまま驚いて彼女の方を見ている。


「おい、オロチ。もっと別の言い方があるだろう?そんな直球で言わなくても・・・まぁ、確かに死ぬ確率は高くなるけど・・・」

「お前も同じようなものじゃねぇか!」


 ヴリトラはオロチに注意をしながら彼女と殆ど変らない言い方をし、それを聞いていたニーズヘッグはツッコミを入れる。だが姫騎士達は死ぬと聞かされたらさっきまでの抵抗が無くなり、レモンを絞ってレモン汁を体にかけ始めた。服、鎧、マントなどに半透明の黄色い液体をかけ、その強烈な匂いが伝わってくる。


「うう、凄い匂いだな・・・」

「服とかに染みつかなければいいんですけど」

「・・・酸っぱい」


 レモンの匂い嗅ぎ、レモン汁を舐める三人の姫騎士達。七竜将と姫騎士全員が体にレモンに汁をかけると、再び左右の分かれ道を見てどちらに進むかを考え始める。


「どっちに何があるのか分からない以上、二手に分かれるしかないな」

「え?ラピュス達はどっちに何があるのか分かるんじゃないの?」

「いや、森の事は知っているが、実際森の中に入ったのは私達も初めてなんだ・・・」


 道が分からないラピュスにリンドブルムは意外そうな顔で彼女を見上げた。


「それじゃあ、ラピュスの言うとおり別れて調べよう。俺とラピュス、ジャバウォック、アリサ、ファフニールは左の道を行く」

「OK。それじゃあ、残った僕とララン、その他のメンバーは右の道ね?」

「おい!誰がその他のメンバーだ!」

「ちゃんと名前を言いなさい!」

「じょ、冗談だよ、冗談・・・」


 適当に言うリンドブルムに怒りながらツッコミを入れるニーズヘッグとジルニトラ。オロチは興味が無いの黙って彼等の会話を見ている。どちらの道にどっちのチームが進むのか決まると、各チームはそれぞれ道を進んで行く。そして、そんな彼等の行動をまた何者がか覗き見ていた。


――――――


 ヴリトラ達のいるY字の分かれ道から約800m程離れた所にある小さな池がある広い空間があり、そこには無数のテントが張られていた。そこは周りと比べて木が少なく、周りが良く見える場所だ。だが逆にその空間を囲む森からも良く見えるという欠点がある。そこの張られているテントの近くにはストラスタ公国軍の旗が立てられており、周囲にはストラスタの兵士達が槍を持って徘徊している姿もあった。


「どうだ、何か変化はあったか?」


 テントから出て来たストラスタ兵が見張りをしていた別の兵士に状況を尋ねると、見張っていた兵士は振り返ってテントから出て来た兵士の方を見る。


「いや、今のところ変化は無い。避難小屋にいる連中からも何も異常無しだそうだ、さっき見張りを交代して戻って来た奴がそう言ってた」

「そうか」


 七竜将が森に侵入している事に気付いていないストラスタ兵達は笑って話をしている。すると、自分達の近くにある茂みが突然ガサガサと揺れて、兵士達は持っている槍を構えて警戒する。すると茂みから一匹の野兎が出て来た逃げる様に去って行った。


「何だ、兎か。脅かしやがって・・・」


 槍を下してホッと胸を撫で下ろすストラスタ兵。その隣に立っていた別の兵士が周りを見回してもう一人の兵士に小声で声を掛ける。


「ところでよ、『アイツ』は今どうしてるんだ?」

「アイツ?・・・ああぁ、あの魔獣使いの奴か。相変わらずダラダラしてるよ、森の奥への偵察とかはお気に入りのドレッドキャットどもにやらせてな?」

「ハッ!所詮は騎士から傭兵になった小物だからな、俺等の様な正規の兵士様と違って態度がまるでなってねぇ・・・」


 小声でブツブツ会話をしているストラスタ兵達。その時、突如野兎が出て来た茂みがまた揺れ出し、そこから大きな影が飛び出して兵士達の前に降り立つ。驚いて槍を構える兵士達の前には全長250mはある黒い毛を持つ雌ライオンの様な大型の生き物がいた。だがライオンと違い牙が長く、例えるならサーベルタイガーに近い外見だった。


「コ、コイツはぁ!?」

「あ、あの野郎のドレッドキャットだ!」


 驚くストラスタ兵達が槍を構えながらゆっくりと後ろに下がると、ドレッドキャットは兵士二人を睨みながら低い声で唸り敵意を向けている。


「おぉ~!やっと帰って来やがったかぁ!」


 遠くにあるテントの方から男の声が聞こえてきてストラスタ兵達は声のした方を向く。そこには鎧を着た四十代半ば程の大柄の男が笑いながら歩いてくる姿があった。左目には大きな傷跡が有り、頭のてっぺんには髪が無く、左右と後ろにだけ灰色の髪があり、髪と同じ色の長いフルフェイス髭を生やしていた。

 ドレッドキャットはその男の姿を確認するとゆっくりと男の方へ歩いて行き、男の前で座り込んだ。


「ガハハハハッ!ご苦労だったなぁ『ガルバ』。どうだった?」

「グルウウゥ」


 男はガンバと呼ぶドレッドキャットの顎を優しく掻きながら笑い、何かを尋ねるように声を掛ける。気持ちよさそうな顔をしていたガルバは俯いて前足で地面に何かを書き始めた。その書かれた奇妙な模様の様な物を見た男は頷きながらもう一度ガルバの頭を撫でて顎を掻く。


「よくやった」

「おい、何か分かったのか?」


 ストラスタ兵が男に尋ねると、男はストラスタ兵達の方を向いてニッと小さく笑う。


「他の連中に戦闘態勢に入らせな。この森に侵入者が来た」

「何?」

「コイツとその仲間達が教えてくれたんだよ。さっさとしろ、既に数人はこっちに向かってるらしい」

「まさか貴様、そんな獣の持って来た情報を信じるんじゃないだろうな?」


 ストラスタ兵が男をジッと見て疑う。すると男はガルバの見ながら真剣な顔を見せて口を開いた。


「あったりめぇだ。この魔獣使い、『ガズン』様の育てた猛獣達に情報だ。テメェ等の様な呑気な公国軍の手に入れる情報よりも信頼できるぜ」

「何だと!?」


 ガズンと名乗る男は自らを魔獣使いと名乗った後にストラスタ兵達を挑発する。ガズンを睨む兵士が槍を構えようとすると、ガンバが兵士達を睨み唸った。怯む兵士達は後ろに下がり、ガズンはそんな兵士達を鼻で笑う。


「ハッ、んな事をやってる暇があるならさっさと隊を編成して『西の入口』の方を偵察して来い」


 ガズンはヴリトラ達のいる方向と思われる西の入口を指名してストラスタ兵達を向かわせようとする。兵士達は渋々テントへ行き、近くにいる他の兵士達を集める。ガズンは腰にぶら下げてある革製の鞭を手に取り、勢いよく地面を叩くと西の入口の方を見て笑った。


「さぁ~て、レヴァート王国の連中がどんな奴等か、楽しみだ。俺と可愛いドレッドキャット達を楽しませてくれよぉ」


 笑いながら七竜将と姫騎士達を待ち構えるガズン。そして彼の隣で目を光らせるガルバ。フォルモントの森に潜入したヴリトラ達であったが、直ぐにストラスタ軍にバレてしまう。その事に気付いていないヴリトラ達は彼等とどう戦うのだろうか。


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