第二百五十三話 亜人との対決 災いを運ぶ鳥人達
ユートピアゲートで無事にファムステミリアへ戻って来る事ができた七竜将。運よくレヴァート王国の領内に出る事ができたヴリトラ達はまずファムステミリアの情報を集める為に首都のティムタームへ向かう事にする。その途中で小さな村であるジャルーヌへ立ち寄ることにしたが、村に入る直前に鳥人間のホークレイド達に襲われている女性を見つけ、彼女を助ける為に動くのだった。
細い道を全力で走りながら三人のホークレイドから逃げる女性。息を暮せながら逃げる女性に対し、ホークレイド達は空を飛んでいる為、疲れた様子も無く余裕の表情で女性を追いかけている。
「ホラホラ、もっと速く走れよ姉ちゃん!」
「急がねぇと追いつかれちまうぞぉ?」
「・・・・・・あっ!」
逃げていた女性は石に躓きその場に倒れてしまう。そんな倒れた女性をホークレイド達は取り囲み完全に逃げ道を塞いだ。体を起こした女性は自分を囲むホークレイド達に怯えた表情を向ける。
怖がる女性を見てホークレイドの一人が楽しそうに笑いながらかがみ、右手に持っているナイフの刃で女性の長い髪をいじくって遊ぶ。目の前にある鋭い刃に女性は恐怖のあまり固まってしまう。
「おい、この姉ちゃんどうするよ?」
「決まってるだろう、アジトに連れて帰るんだよ。これぐらい若い女なら欲しがる奴は山ほどいるはずだ」
「そうだな」
女性をどうするか話をする三人のホークレイド。女性は自分がこれからどんな目に遭うのか理解しているのか涙目でホークレイド達を見ている。
「この女と一緒にいたもう一人の小娘はもう他の奴等がアジトに連れて帰った。あとは俺等だけだ」
「早いとここの女を連れて帰ろうぜ?じゃないとまた族長が目くじらを立てるぞ」
「ああ、分かってる。族長を怒らせるとおっかねぇからな」
急いでアジトに戻る為に座り込んでいる女性を立たせようとする二人にホークレイド。するとナイフを持っているホークレイドが女性の顎を掴み自分の方に顔を向けさせる。
無理矢理顔を向けさせられた事で女性は更に怯えた表情をし、そんな女性の顔を見てホークレイドは不敵な笑みを浮かべた。
「おい、何やってるんだ。さっさと立たせろ」
「・・・なぁ?どうせアジトに運んだらすぐに売り飛ばされちまうんだろう?だったら少しぐらい俺達が可愛がってもいいんじゃねぇか?」
「はぁ?何を言ってやがる。そんな事をいたら族長から大目玉を食らうぞ」
「そうだ。それに俺達が手ぇだして傷物になっちまったら値打ちが下がっちまう」
「いいじゃねぇか、ちょっとぐらい。お前等だってしばらく女とはご無沙汰だったんだろう?」
仲間達の忠告も聞かずにホークレイドはナイフを女性の胸元まで降ろして切っ先を服に引っかける。女性はこれから自分が何をされるのか察してガタガタと震えはじめた。
「へへへ、安心しな、痛い思いはしねぇからよ?」
「ヒイィ!」
涙を流しながら震え続ける女性。ホークレイドは泣いている女性を見ながらゆっくりとナイフの切っ先を服に食い込ませた。すると、仲間の愚行を呆れる様に見ていた二人のホークレイドが女性が走っていた道の先を見た瞬間に表情を鋭くする。
村へと続く道の方からヴリトラとラピュスが腰に森羅とアゾットを納めて歩いて来る姿が見え、二人のホークレイドは腰の剣を動かしていつでも鞘から抜ける様にした。女性と彼女に手を出していたホークレイドも仲間達の反応を見てヴリトラとラピュスの存在に気付く。
「お取込み中のところ、失礼するよ」
「・・・何だお前達は?」
ホークレイドが二人を睨みつけながら訊ねる。ヴリトラとラピュスはその質問に答える事なくホークレイド達に近づいて行き、2、3m手前まで近づくと怯えている女性をチラッと見た。するとヴリトラとラピュスはホークレイド達を鋭い目で睨み返す。
「寄って集って女一人を襲うなんて、男らしくねぇな?アンタ達・・・」
「ああぁ?何だこのガキ共?」
女性を脅していたホークレイドが立ち上がりナイフを片手にヴリトラとラピュスに近寄って行く。二人の目の前まで来るとホークレイドはナイフをヴリトラの顔に近づけその刃を光らせた。
「俺達は今取り込んでるんだよ、怪我したくなかったらさっさと失せな」
「・・・・・・」
「何とか言ったらどうだ、ああぁ?それともビビッて何も言い返せねぇのかぁ?ハハハハ!」
目の前のホークレイドを睨むだけで何も言い返さないヴリトラ。ホークレイドは何を勘違いしたのかヴリトラの顔を見ながらヘラヘラしている。
ヴリトラの隣ではラピュスがホークレイドの勘違いしている姿を見て気の毒に思ったのか小さく溜め息をついていた。そんなラピュスを見たホークレイドはニッと笑いナイフの切っ先をヴリトラの頬に向ける。
「まぁ、俺達が怖くなっちまったんなら、見逃してやってもいいぜ?ただし、そっちのお嬢ちゃんは置いていってもらうからなぁ。ヒヒヒヒ」
(・・・チッ!なんて下劣な男だ)
ホークレイドの態度にラピュスは心の中で腹を立てる。アゾットの鞘を握り手には力が入り、いつでもホークレイドを斬る事ができる状態だった。
「・・・フフフフフ」
すると、さっきまで黙っていたヴリトラが俯き突然笑い出す。笑うヴリトラを隣に立っているラピュスは不思議そうな顔で見た。だがホークレイドは突然笑い出したヴリトラを「何笑ってんだ?」と言うような顔で睨んでいる。
「おい、何を笑ってやがるんだ?」
「フフフ・・・失礼、あまりにも雑魚が言いそうな台詞だからつい笑っちまったよ」
「ああぁ?雑魚だとぉ?」
「まぁ、台詞はさておき・・・脅すんならもう少し相手を選んでから脅した方がいいぜ?じゃないと自分で自分の首を絞める事になる」
「テメェ、自分の立場が分かってんのかぁ!人間が俺達ホークレイドに喧嘩を売って無事で済むと思うなよ!?」
「・・・俺からして見ればアンタ達はただ背中に鳥の羽を生やしているだけの人間にしか見えないけど?」
目を細くして目の前のホークレイドを挑発するヴリトラ。そんな彼にホークレイドはナイフを強く握りながらヴリトラを睨みつける。彼の表情から相当苛ついている様に見えた。
「この野郎、人が情けを掛けてやってれば調子に乗りやがってぇ。もういい、テメェは此処で死ね!そしてそっちの嬢ちゃんは俺達が頂いて行く!」
そう叫んだホークレイドはナイフを振り上げてヴリトラに襲い掛かった。だがヴリトラは表情を変える事無く冷静にナイフを目で追い、素早く左手でホークレイドの右手首を掴んだ。
「何ぃ!?」
「・・・アンタ今言ったよな?人間がホークレイドに喧嘩を売って無事で済むと思うなって?・・・なら俺からも言わせてもらうぞ・・・・・・鳥人間が機械鎧兵士に喧嘩を売ってただで済むと思うなよ?」
自分が言われた事を相手に返すヴリトラはホークレイドを睨みながら手首を掴んでいる左手に力を入れる。するとホークレイドの手首からミシミシと音が聞こえホークレイドを激痛が襲う。
「あがあああぁ!」
「な、何だ?」
「どうした!?」
突然悲鳴を上げる仲間に驚く二人のホークレイド。ヴリトラの握る手首は既に赤くなっており、ホークレイドは痛みのあまり握っていたナイフをポロリと落とす。その落ちたナイフをヴリトラは右手でキャッチし、その切っ先をホークレイドの頬に向ける。
立場が逆転し、脅していたホークレイドは空いている左手でヴリトラの左手を剥がそうとするが全く動かず、ヴリトラは更に左手に力を入れた。
「ぐぎゃああああぁ!や、やべろぉ!手が千切れるぅーー!」
「・・・おいおい、さっきまでの勢いは何処行ったんだよ?」
さっきまでと違いただ痛みに声を上げるだけとなったホークレイドを見てヴリトラは呆れ顔になる。勿論ラピュスも同じ顔をしてホークレイドを見ていた。
二人がホークレイドをジーっと見ていると後ろにいた別のホークレイド二人が剣を鞘から抜いて構え、ヴリトラとラピュスを睨み詰める。
「おい!その手を離せ!」
「お前達、一体何者だ?見た事の無い格好をしている上にその片腕だけに鎧を付けてるなんて・・・」
そんなホークレイドの話を聞いたヴリトラはふと違和感を感じ、後ろで控えているホークレイド達を見つめた。
(・・・コイツ等、俺達の腕を鎧と勘違いしている?コイツ等、機械鎧を知らないのか?・・・・・・となると、このホークレイド達はブラッド・レクイエムと接触していないって事なのか?)
目の前にいる亜人達が機械鎧の事を知らないという事実にヴリトラとラピュスは意外に思っていた。この一年間、ブラッド・レクイエム社は大きな事件は起こしていなくても何かしら行動は起こしているはず。それなら大陸中に機械鎧の事がもっと知れ渡っていても不思議ではない。にもかかわらずホークレイド達は機械鎧の存在を知らなかった。ブラッド・レクイエム社はヴリトラ達が思ったほど大きく動いていないのかもしれない。
ヴリトラがホークレイドの手首を掴んだままそんな事を考えていると剣を構えたホークレイド達がヴリトラを睨みながら剣の切っ先をヴリトラに向ける。
「おい!早くソイツの手を離せ!今離せば見逃してやってもいい!」
「ん?・・・ああぁ、スッカリ忘れてた」
現状を思い出したヴリトラはパッと掴んでいるホークレイドの手を離した。ヴリトラが手を離した事でようやく解放されたホークレイドは掴まれて手首を抑えながらその場に座り込む。すると後ろにいた仲間の一人が右手に剣を待ったまま左手で座り込んでいるホークレイドの服の襟を掴み、ゆっくりと引きずりながら離れた。
ホークレイド達が仲間の手首を見ると、手首にはヴリトラが握った形の通りに内出血が起きており、その痛々しさを表していた。手首を掴まれたホークレイドは痛みに耐えながら掴まれた箇所をそっと擦る。
「おいおい、何て馬鹿力だよ・・・」
「大丈夫か?」
「だ、大丈夫なわけねぇだろうが!」
「喚くな。抑々勝手な事をしたお前が悪いんだろうが」
ホークレイド達はそれぞれ仲間を心配するなり説教するなりと会話をしており、ヴリトラとラピュスはその間に襲われていた女性を確保し、静かのホークレイド達から距離を取った。幸い女性には大きな怪我は無く、転んだ時の掠り傷だけだった。
「大丈夫か?」
「ハ、ハイ・・・」
まだ若干怯えた様子の女性をゆっくりと立たせるラピュス。女性の安全を確認したヴリトラは持っているナイフを遠くへ投げ捨てるとホークレイド達の方を向き左手で森羅の鞘を掴み何時でも抜刀できるようにした。
ホークレイド達も態勢を直すとそれぞれ自分の剣を抜いてヴリトラ達を睨むつける。どちらも何時でも戦いを始められる状態だった。
「お前達、よくもやってくれたな!」
「今更謝っても手遅れだぞ?」
「俺達にここまでの事をしたんだ、しっかりと落とし前付けてもらうぜ!」
睨みつけて来る三人のホークレイドを見ながらヴリトラは構え続ける。ラピュスも女性を自分の背後に隠してアゾットを抜けるように構えた。
「最後に言い残した事があれば聞いてやるぞ?」
「言い残す事?まるで俺達が死ぬ事が確定しているような言い方だな?言っておくけどアンタ達じゃ俺やラピュスには絶対に勝てないぜ?俺達とアンタ達とではそれだけ力の差があるんだからな」
「ハッ!自分の力が俺達よりも上だと?自惚れもそこまで来ると笑えるぜ!」
「これは自惚れなんかじゃないさ。それに、数でも俺達の方が上だぞ?」
そう呟くヴリトラを見てホークレイド達は反応する。すると自分達の周囲に気配を感じ、ふと周りを見てみるとそこにはホークレイド達を取り囲むジャバウォック、リンドブルム、ジルニトラ、ファフニール、ニーズヘッグの姿があった。
いつの間にか囲まれている事に気付き驚きの表情を浮かべるホークレイド達。そんな彼等はリンドブルム達は黙ってジッと見つめている。
「い、いつの間に!?」
「コイツ等もこのガキ共の仲間か?」
ホークレイド達は完全に気配を消して自分達に近づく程の技術を持っているリンドブルム達を見て緊迫した表情を浮かべる。だがその中で女性に手を出そうとしたホークレイドだけは気に入らない様な顔をして舌打ちをし、左手に持つ剣を強く握った。
勢いよくジャンプすると大きく翼を広げる。するとホークレイドは羽ばたきながらヴリトラ達を見下ろして剣の切っ先をヴリトラ達に向ける。
「人数が多いからっていい気になるんじゃねぇぞ、人間ども!俺達ホークレイドは空を自由に飛ぶ事ができるんだ。戦いでは空を制した者こそ勝者、空も飛ぶ事のできない下等な人間がデカい態度を取るんじゃねぇ!」
数が多くても空を飛ぶ事のできる自分達の方がまだ有利だと考えるホークレイドは大きな声で言い放つ。それを聞いた他の二人も制空権を得れば自分達は負けないと考えたのか翼を広げて飛び上がろうとする。だがその直後、突如銃声が鳴り響き、空を飛んでいるホークレイドの左の翼に銃創が生まれた。
「ぐわああっ!?」
翼に伝わる痛みに声を上げたホークレイドは空を飛ぶ事ができなくなり真っ逆さまに地上へ落下する。落ちた仲間に驚き駆け寄るホークレイド達は翼に銃創を見て更に驚いた。
ヴリトラ達が落ちたホークレイドを見ていると彼等の上空にラランをおぶりながら空を飛んでいるオロチが姿を現した。オロチの両足から出ているジェットブースターの炎が低い音を立てながらオロチを浮かし、その背中に乗っているラランの手にはSR9が握られているどうやら先程の銃声はラランによるものだったらしい。
ホークレイド達は宙に浮いて自分達を見下ろしているオロチとラランを見て言葉を失う。ただの人間が空を飛んで自分達を見下ろしているなど彼等は想像もしていなかったのだ。驚くホークレイド達を見てヴリトラはゆっくりと彼等に近づきながら森羅を抜き、切っ先を翼を撃たれたホークレイドの喉元に向けた。
「ヒイィ!」
「空を飛ぶのはアンタ達の専売特許かもしれないけど、俺達は似た様な相手と何度も戦ってきた。だからどうやって対処すればいいのかもよく知ってる」
「まぁ、こっちにも空を飛ぶ人がいるけどね」
鋭い目で冷たく言い放つヴリトラの続くようにリンドブルムが笑いながら言う。自分達が今まで会った事の無い敵にホークレイド達は勝てる気がしなくなっていた。未知の姿をし、見た事の無い武器を使う敵に驚きを隠せないでいる。
ホークレイド達が驚いていると、ヴリトラはチラッとラピュスの後ろの隠れいている女性を見ながら口を動かした。
「さて、ここで取引だ。彼女をこのまま見逃すって言うのなら、俺達もアンタ達を見逃す。だけどもし戦うって言うのなら、アンタ達をこの場で捌く事になるが?」
森羅の刃を光らせながらホークレイド達を睨むヴリトラ。ホークレイド達は今の状態では自分達に勝ち目が無いと悟ったのか立ち上がり、二人のホークレイドが翼を撃たれた仲間の持ち上げながら飛び上がる。
「チッ、その女の事は諦めてやる。だがお前等は俺達『神風盗賊団』を敵に回した。次に俺達と出会ったらその時はお前等の最後だと思え!」
ホークレイドがそう言い残すと彼等はヴリトラ達に背を向けて飛び去って行った。
残ったヴリトラ達は去って行くホークレイドをただジッと見ており、その中でヴリトラはジト目でホークレイド達を見ている。
「・・・最後の最後で負け惜しみかよ。アニメや漫画みたいだったな」
「あ、あのぉ・・・」
ラピュスの背後に隠れていた女性がヴリトラ達に声を掛け、ヴリトラ達は一斉に彼女の方を向く。女性はヴリトラ達全員が自分の方を向くと深々と頭を下げた。
「助けて下さってありがとうございます!」
「いやいや、偶然通りがかったところをアンタが襲われているのを見て助けただけだよ」
「そうそう、ただの気まぐれよ」
ヴリトラとジルニトラが笑いながら言うと女性はゆっくりと顔を上げてヴリトラ達の姿をジーっと見る。
「見た事の無い姿をされていますが、皆様は一体・・・」
「俺達は七竜将って言う傭兵隊さ」
「七竜将?どこかで・・・・・・あっ!」
七竜将という名に聞き覚えがある女性は俯いて考え込み、しばらくしてフッと顔を上げた。
「も、もしかして、皆さんはあの七竜将ですか!?ティムタームに拠点を置き、多くの依頼を完遂して王族の方々から強く信頼されていたという・・・」
「おっ?俺達の事を知ってるのか?」
「勿論です!このレヴァート王国で起きた大事件を何度も解決された優秀な傭兵隊だと。この国で貴方がたの事を知らない者は殆どいません」
「そ、そうかぁ?いやぁ~そこまで俺達って有名なのかぁ~」
「何だか照れちゃうねぇ~」
「ホントよねぇ~」
若干興奮した態度で自分達の事を話す女性。彼女の話を聞いたヴリトラ、リンドブルム、ジルニトラはニヤニヤしながら照れており、三人の近くではファフニールも黙って照れている姿があった。そんな四人は残りの五人はジト目で見ている。
ヴリトラは褒められた事で緩い顔をしていたが、女性が襲われた事を思い出してフッと真面目な顔になり女性の顔を見つめた。
「ところで、アンタは何であのホークレイド達と襲われていたんだ?」
「・・・あっ!そうだったわ!」
何か重要な事を思い出したのか女性は緊迫した表情となる。そしてヴリトラ達を見てその場に座り込む。
「皆さんにお願いがあります・・・どうか、妹を助けて頂けませんか!?」
「・・・へ?」
いきなり座り込んで助けを求めて来る女性にヴリトラは思わず気の抜けた声を出した。
ホークレイド達から女性を救ったヴリトラ達。するとその女性がいきなり妹を助けてほしいと頼んでくる。一体彼女に何が遭ったのか、そしてファムステミリアに戻って来たばかりのヴリトラ達に頼みたい事とは何なのだろうか?




