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機械鎧(マシンメイル)は戦場を駆ける  作者: 黒沢 竜
第十一章~新たな同志を求めて~
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第百九十四話  鮮血の才女 聖女の名を持つ者

 ガバディアからストラスタ公国との同盟の会談に向かうヴァルボルトとパティーラムの護衛を依頼された七竜将はこれを引き受ける。ラピュスとガバディアのおかげでブラッド・レクイエム社の後ろ盾がコラール帝国である事も知り、ヴリトラ達はブラッド・レクイエム社への更なる対抗心を燃やすのだった。そんな時、ニーズヘッグがブラッド・レクイエム社の社長であるジャンヌと言う少女の情報を掴み、ヴリトラに知らせた。

 ジャンヌの正体がアンジェラ・アンメーデンと聞き、ヴリトラの表情が急変する。一緒にいたラピュスはその理由が分からずに小首を傾げるだけだった。


「・・・本当にあのアンジェラ・アンメーデンなのか?」

「ああ、間違いない。俺達が持っている全ての情報から得た結果だ」


 小型通信機を使い、ヴリトラは小型無線機の向こう側にいるニーズヘッグに再度確認する。ニーズヘッグも間違いないと若干低い声で伝えた。


「とりあえず、一旦戻って来てくれ。詳しい事はその時に話す」

「分かった・・・リブル達は?」

「知らせた、外に出ているオロチやファウもすぐに戻るだろ」

「了解だ・・・すぐ行く」


 そう言ってヴリトラは小型無線機のスイッチを切り再び歩き出した。


「お、おい、どうしたんだ?」


 突如真剣な表情で歩き出すヴリトラにラピュスは尋ねる。ヴリトラは前を向いて歩いたまま口を開けた。


「・・・あの映像に移っていた女、彼女の正体が分かった」

「・・・もしかして、さっき言っていたジャンヌとか言う人物か?」

「そうだ。奴がブラッド・レクイエムの社長、つまりボスだったんだ」

「あ、あの幼い少女がか?」


 意外な事実を聞かされてラピュスは驚く。だが、ヴリトラにとってはそんな事を驚きに値しなかった。


「問題はそこじゃない。奴の正体がとんでもない存在だったって事だ」

「さっきお前が言っていたアンジェラ・アンメーデンと言う名前か?」

「ああ・・・」


 前を向いたまま早足で歩くヴリトラの様子にラピュスは珍しくヴリトラが動揺している事に気付く。ラピュスは置いて行かれない様に同じ様に早足で後を追う。


「そのアンジェラ・アンメーデンとは何者なんだ?」

「俺も詳しくは分からない。だが、俺達機械鎧兵士にとってはとんでもなくデカい存在なのは確かだ・・・」

「デカい存在?」

「・・・・・・彼女は機械鎧計画マシンメイルプロジェクトの発案者だ」

「何っ?」


 ラピュスは思わず声を上げた。発案者、つまり彼女こそが機械鎧の計画を考え、発表した人物。即ち、機械鎧兵士達にとっては母親のような存在と言えるのだ。

 

「そのアンジェラ・アンメーデンが全ての機械鎧の・・・」

「とにかく、詳しい事は戻ってニーズヘッグから直接聞こう」

「私もついて行って構わないか?」

「ああ。寧ろお前にも話を聞いてほしいと思っていたんだ。急いで戻ろう!」


 ジャンヌの詳しい情報を聞く為に二人は走ってズィーベン・ドラゴンへ戻って行った。

 ヴリトラとラピュスがズィーベン・ドラゴンに戻ると、既に七竜将全員が揃っており、来客用のテーブルに付いている姿がある。二人が戻って来るとリンドブルム達は一斉に二人の方を向いた。


「待たせたな」

「いや、大丈夫だ」

「これで全員揃ったな・・・」


 オロチが壁にもたれながら呟く、ヴリトラとラピュスも席に付いてニーズヘッグの方を見る。椅子に座っているニーズヘッグの前にはノートパソコンが置かれており、周りでもリンドブルム達がテーブルを囲む様に立っていた。


「さて、全員揃った訳だし、話を始めようか・・・」

「おい、さっきの話は確かなんだろうな?ニーズヘッグ」


 ジャバウォックがニーズヘッグにジャンヌの正体がアンジェラである事を確認する様に尋ねた。ニーズヘッグはジャバウォックの方を向いて頷く。


「確かだ。正直、俺も情報を見つけた時には目を疑ったよ・・・」

「それで、そのアンジェラって言う子は何者なの?詳しく説明して」


 ジルニトラがジャンヌの詳しい情報を求めるとニーズヘッグはノートパソコンを操作し始める。


「ああ。まずはジャンヌの過去から話す・・・」


 ノートパソコンのキーを叩いて情報を出していくニーズヘッグ。そしてあるページを開くと説明を始めた。


「ジャンヌ、傭兵派遣会社ブラッド・レクイエム社の社長。本名、アンジェラ・アンメーデン、アメリカ籍。幼い時からその天才的頭脳を発揮。僅か十三歳でマサチューセッツ工科大学を首席で卒業、その後米軍のお偉いさんにスカウトされてアメリカ陸軍の兵器開発部門に入る。それからたった一年で兵器開発部長に昇進し、アメリカの為に様々な兵器や武器を開発した」

「凄い学歴だな・・・十三歳でアメリカの名門大学を首席で出るとは・・・」

「うん、ニーズヘッグよりも頭がいいね・・・」


 驚くジャバウォックとファフニール。ファフニールの言葉にニーズヘッグは一瞬ピクリと反応するもすぐに話を戻した。


「開発部長になってから実績を上げていき、ジャンヌの発言力は政府にも影響を与える程までになった」

「天才的な頭脳を持っていれば、それぐらいは簡単だろうな・・・」


 オロチはジャンヌの頭の回転の速さ、彼女の行動力と発言力の凄さに興味があるのか壁にもたれたまま呟く。


「それから更に一年後、彼女が政府に発表したのが、機械鎧計画だ」


 ヴリトラ達は一斉に反応してニーズヘッグに注目する。


「彼女の兵士をサイボーグ化してテロリストの様な犯罪者を鎮圧すると言う発案は政府のお偉いさん達の注目を集めてすぐに受理され、アメリカで実験が開始された。そして、ジャンヌ、つまりアンジェラが機械鎧兵士の第一号として自ら実験体になる事を志願した」

「自分から実験体に?」

「本当なの?」


 意外なジャンヌの行動にリンドブルムとジルニトラは驚いた。勿論ヴリトラ達も同じだった。ニーズヘッグはノートパソコンを操作して新しい情報を出していく。


「ああ、初の改造手術だったにもかかわらず手術は成功。彼女は人類初の機械鎧兵士となった。それから彼女は実戦データを取る為に兵器開発部門の部長を辞任し、一兵士として戦場に出た。軍に入ってからのジャンヌの活躍は相当凄かったらしい。機械鎧とナノマシンのおかげで常人離れした身体能力を手にした彼女は次々に実績を上げて行き、入隊から僅か半年で陸軍大佐にまでなり、それからは戦場に出たり、多くの兵士を訓練したりしていたらしいぜ?」

「うへぇ~、凄いわね」

「だが、ある極秘任務中に彼女は突如消息を絶った。死体も見つからなかったみたいだが、陸軍と政府は彼女が戦死したと発表した。その後、機械鎧計画は世界中に広がり、何処の国でも機械鎧兵士を持てるようになったらしい」

「でも、その死んだはずの女は生きていたって訳ね?ブラッド・レクイエム社の社長、ジャンヌとして」


 ジルニトラが両手を腰に当てながらニーズヘッグの方を向いて言う。周りにいるヴリトラ達も難しい顔を見せている。すると、さっきまで話を黙って聞いてラピュスはニーズヘッグに声を掛けた。


「ちょっといいか?」

「ん?」

「さっきの話からだと、そのジャンヌは幼くして軍に入ったらしいが、今の段階では彼女は何歳いくつになっているんだ?さっき見た映像ではファウやリブルと同じくらいの外見だったが・・・」

「詳しい事は分からないが、少なくとも三十代後半くらいだと思うぞ?」

「あ、あの姿で三十代だと!?」


 ラピュスは映像で見たジャンヌの姿を思い出して驚く。そんな驚いているラピュスをヴリトラは頬杖を突きながら見つめる。


「俺達機械鎧兵士は戦う為に機械鎧を纏っている。だから肉体が老化して戦闘に支障が出ない様にする為に老化を遅らせるナノマシンを注入しているんだ」

「つまり、普通の人間よりも若い時期が長いって事」


 機械鎧兵士の新たな秘密を話すヴリトラとリンドブルムの方を向き、ラピュスは目を丸くしてまばたきした。


「そ、それじゃあ、あのジャンヌも・・・」

「いや、情報によるとアイツは生まれた時から特殊な体だったらしい。大学を卒業した頃から成長が止まっているとか・・・」


 ニーズヘッグがノートパソコンを見て画面に出ている細かい文章を読みながら説明する。幼い姿のまま年を取って行き、ブラッド・レクイエム社の社長となったジャンヌの存在にヴリトラ達は改めて驚きを感じた。


「機械鎧計画を発案し、天才的頭脳を持つ最初の機械鎧兵士。ある意味で一番厄介な存在かもしれないな・・・」

「ああ、それにジャンヌも俺達の存在をジークフリートから聞かされているはずだ。近いうちにあの女とも接触する事になるだろう」


 オロチとヴリトラは何時か会う事になるであろうブラッド・レクイエム社の頂点に立つ女の存在を考えて低い声を出す。ラピュス達もジャンヌの事を考えて難しい顔をしている。

 そんな重い空気の中でニーズヘッグがノートパソコンを閉じてゆっくりと立ち上がる。


「皆、ジャンヌの事も気になるが、今は明日の護衛任務の事だけを考えよう。余計な事を考えていると仕事に差し支える」

「・・・だな。とりあえず、今は明日の事だけ集中するぞ」

「うん・・・」

「そうだね・・・」


 ニーズヘッグの言葉にジャバウォック、リンドブルム、ファフニールが低い声で返事をする。ヴリトラも話が終りゆっくりと立ち上がった。


「それじゃあ、最後のチェックをして今日は早いうちに休もう。それと、この事は此処にいる俺達以外には話すなよ?そんな事をしたらそれこそニーズヘッグの言うとおり他の皆が混乱して仕事に差し支えるからな」

「OK」

「ラピュス、お前もララン達に話さない様にしてくれよ?少なくとも明日の任務が終るまでは」

「ああ、分かっている」


 ジャンヌの話を終えてヴリトラ達は再び解散し準備の戻った。また新たにブラッド・レクイエム社の情報を掴むも、それはヴリトラ達に新たな脅威を与えてしまう。だが、彼等はその脅威を知る事でブラッド・レクイエム社への注意をより強くする事になる。ヴリトラ達のブラッド・レクイエム社への対抗心がより強くなったのだった。


――――――


 翌朝、ティムタームの城門の前にはワズロへ向かう為にヴァルボルト達が集まっていた。王族が乗る馬車に前にはヴァルボルトとパティーラム、そして黄金近衛隊の隊長である相撲取りの様な騎士、ザクセンが立っており、その周りには馬に乗っている黄金近衛隊の近衛騎士達が数人の姿があった。


「陛下、出発の準備が整いました」

「そうか。では、行くとしよう」

「ハッ!」


 ザクセンが馬車の扉を開け、ヴァルボルトとパティーラムが馬車に乗ろうとする。すると、ヴァルボルトは足を止めて馬車の後方を見た。馬車から少し離れた位置では七竜将の乗るジープとバン、そしてラピュス達懲罰遊撃隊が自分達の馬を宥めている姿がある。

 ヴリトラ達を見ているヴァルボルトを見てパティーラムは不思議そうな顔を見せた。

 

「お父様、いかがなさいましたか?」

「・・・いや、七竜将がどれ程の実力を持っているのか気になってのう。噂ではかなりの実力者達と聞いているが、実際この目で見てみない事にはにわかに信じられなくてな」


 ヴァルボルトは噂で聞いただけの七竜将の実力に少しながらも不安を感じているようだ。そんなヴァルボルトを見てパティーラムは静かに声を掛ける。


「心配いりません。私も彼等が戦う姿を見た事はありませんが、彼等の目を見れば本当に強いと言う事が分かりますから」

「そうか?・・・まぁ、お前が言うのならそうなのだろうな。実際、彼等は我々が依頼した仕事を全て引き受け、完遂させたのだから」


 七竜将とよく会っているパティーラムの言葉を聞いてヴァルボルトは少しだけ安心した様な顔を見せる。二人の会話を聞いていたザクセンは馬車の扉を開けたまま、左手を顎に付けながら七竜将を見ていた。


「しかし、陛下の仰る通り、実際戦っている姿を見てみない事には納得できない者がいるのも確かですぞ?実際、今回の護衛についている黄金近衛の中にも彼等の力を信用していない者も何人か・・・」

「ええ、分かっています。その事はヴリトラさん達にお話してありますし、彼等も承知していると仰っていましたから」

「ヴリトラ、七竜将の隊長をしているあの若者ですね?」

「ハイ」


 ザクセンの問いにパティーラムは静かに答える。ヴァルボルトも馬車に乗るのをやめて出発の準備をしている七竜将と懲罰遊撃隊を見ていた。


「あの者達は信頼できるとガバディアは言っていたが、騎士団には彼等の実力を疑っている者が多くいると聞いている」

「ハイ。七竜将の名は例の元老院の一件でティムタームや近辺の町に広がってはいますが実力を知る者は殆どおりません。故に彼等を信頼していない者が多いとガバディアは言っていました。正直、私も彼等の戦う姿を見てみない事にはいまいち信じられないかと・・・」


 ガバディアから話を聞いていてもやはり七竜将が強い事が信じられないのかザクセンも難しい顔をしながら言った。パティーラムも王国内で七竜将をまだ信用していない者が多い事を理解し表情を若干曇らせた。


「・・・国民や騎士達が彼等をどう思っているとしても、彼等がこの国の為に尽くしてきてくれたのは紛れもない事実だ。それに、ブラッド・レクイエムと言う組織の事を知っているのは彼等だけ、ブラッド・レクイエムから国を守る為には彼等に頼り、彼等を信じる事が我々にとって重要な事だと言えよう」

「ハッ」

「さて、そろそろ出発の時間だ。行くぞ、パティーラム」

「ハイ」


 ヴァルボルトとパティーラムは馬車に乗り、二人が乗った後にザクセンも馬車に乗って扉を閉めた。三人が馬車に乗ったのを確認した近衛騎士達は馬を動かして陣形を組む。そしてその様子を見ていたヴリトラ達もジープやバンのエンジンを掛け、ラピュス達も馬に乗る。


「よし、そろそろ出発するみたいだな」

「うん」


 ジープの助手席に座るヴリトラの後ろでリンドブルムが顔を出して返事をし、運転席に座っているニーズヘッグがハンドルを握り何時でも動ける様にした。


「そう言えば、目的地のワズロまではどれ位なの?」

「ガバディア団長の話ではかなりの距離があるらしいぜ?町に着くには丸一日かかるとか」

「うへぇ~、大変だね」


 ワズロに着くまで一日かかる事を聞かされたリンドブルムは驚きながら後部座席に座る。するとそこへガバディアが慌てた様子でジープに走って来た。


「おーい!」

「あれ?ガバディア団長だよ?」


 ガバディアの声を聞いてヴリトラ達はフッとガバディアの方を向く。ガバディアはジープの助手席の前まで来て汗を拭う。


「フゥ、間に合ったか」

「どうしたんですか?」

「ああ、お前達に言い忘れていた事があってな」

「何ですか?」

「我々レヴァート王国は会談に向かう際にお前達とフォーネ達の遊撃隊、そしてザクセン殿達、黄金近衛隊が護衛についている。じゃが向こう側、つまりストラスタ公国側は護衛に『白薔薇戦士隊』と言う騎士隊を連れて来るらしい」

「しろばらせんしたい?」

「ストラスタ公国第二王女、『パリーエ・ストラスタ』殿が指揮する騎士隊だ。隊員は皆女性騎士で構成されており、その殆どが姫騎士だという噂だ」

「ええっ?つまり、かなり強いって事ですか?」

「その通りだ。更に会談が行われるワズロの町はストラスタ領、つまり町を警護している兵士達は皆ストラスタ軍という事になる。兵の数では向こうが勝っているという事だ。くれぐれも騒ぎを起こさないようにしてくれ?」


 ストラスタ公国の中には敵国であるレヴァート王国の人間を好く思わない者もいるはずだ。そしてワズロの町には大勢のストラスタ公国の兵がいる。そんな状況でもし騒ぎを起こせば再び戦争が始まるかもしれない。最悪、一網打尽にされる恐れもある。ガバディアはそれを心配していたのだ。

 するとヴリトラはニッと笑いながら右手の親指を立てた。


「大丈夫ですよ。俺達だってそこまでバカじゃありません。向こうがよっぽど横暴な事をしたり言って来ない限りは暴れません」

「お、横暴だったら暴れるのか・・・?」


 ヴリトラの言葉にガバディアは不安を隠せずに呟く。すると運転席のニーズヘッグがヴリトラの頭に軽くゲンコツを落した。


「痛っ!」

「心配させるような事を言うな!・・・大丈夫ですよ、団長。安心してください」

「あ、ああ。では、陛下達を頼むぞ?」

「ててて、了解です」


 頭を擦りながら返事をするヴリトラ。すると前の馬車が動き出して町の正門の方へ向かって行く。それを見たニーズヘッグもジープを動かして後をついて行き、バンとラピュス達も後に続く。ヴリトラ達が出発した姿をガバディアは黙って見守っている。


(・・・頼んだぞ、七竜将)


 心の中でヴリトラ達に語りかけたガバディアはゆっくりと振り返り、王城の方へ歩いて行った。

 ヴリトラ達の王族護衛任務が始まった。ブラッド・レクイエム社に対抗する為にストラスタ公国と同盟の会談へ向かうヴリトラ達だったが、目的地のワズロの町はストラスタ公国の領内。果たして無事に同盟を結べるのだろうか?


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