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機械鎧(マシンメイル)は戦場を駆ける  作者: 黒沢 竜
第九章~力を秘めた鉱石~
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第百七十三話  動かぬ獅子が動き出す


 洞窟内でデガルベル鉱石を発見したヴリトラ達は今後鉱石をどう扱うかをヴァルボルトに決めてもらう為に洞窟を確保した。ジャバウォック達も岩山を調べて他に鉱石洞窟があるかを調べ始める。だがこの時、既にゴブリン達以外の第三の勢力が動き出していた。

 岩山の細道を縦に並びながらヴリトラとリンドブルム、懲罰遊撃隊の騎士二人は岩山の西へと向かって進んでいた。細道の右側は岩壁になっており、左側は切り立った崖となっている。一歩足を踏み外せば真っ逆さまに落ちてもおかしくない細い道を二人は慎重に進んでいた。


「もう少しで道が広くなる。気を抜くなよ?」

「分かってるよ」

「だけど、本当にこの道しかなかったのか?」

「もっと安全な道があったはずだけど・・・」


 ヴリトラとリンドブルムの後をついて来ている男性騎士と女性騎士は下を見ない様にゆっくりと前に進んでいる。


「これが一番の近道なんだよ。それに急がないと面倒な事になりそうだからな」

「うん、その為にラピュス達には洞窟に残ってもらったんですからね」


 前を向きながらヴリトラとリンドブルムは二人の騎士にそう話して歩き続けた。実は今ヴリトラ達はラピュス達と別れ、四人だけで岩山の西側へ急ぎ向かっているのだ。それはジャバウォック達との通信の最中にリンドブルムが話した言葉がきっかけだった。

 数分前、デガルベル鉱石の事をヴリトラ達が話していた時にリンドブルムは作戦前にニーズヘッグが話した事を思い出してヴリトラ達にその事を伝えた。


「ニーズヘッグが予想してた事って・・・まさか・・・」


 ヴリトラが目の前で真剣な表情を浮かべているリンドブルムに話し掛けると、リンドブルムはヴリトラの方を向いて頷く。


「うん、盗賊達がゴブリン達に気付かれずに岩山へ出入りする手段を持っているかもしれないって話・・・・・そうだったよね?ニーズヘッグ」


 リンドブルムが小型通信機を通して訊ねると、ニーズヘッグのやや低めの声が小型通信機から聞こえて来た。


「・・・ああ、俺は岩山周辺の地図を見た時に獅子王の牙が西の砦をアジトにしたのは一ヶ月前だって話をラピュスから聞いておかしいと思ったんだ。何でゴブリンやオークが棲みついている森の近くに、そして奴等が徘徊している岩山の近くに移り住んだのかって事を、ゴブリン達はずっと前から岩山の近くに出没している、だったら奴等もゴブリン達の存在は知ってたはずだ。にもかかわらず奴等は西の森の砦をアジトにした・・・その時、俺はこう考えた。盗賊達は岩山に鉱石の洞窟がある事を調査隊よりも先に気付いて鉱石を手に入れようとしてたんじゃないかってな・・・」

「だけど、ゴブリンとオークが徘徊している為、鉱石を採掘する事ができずにいた。だけど、お前はそうではないと考えたんだろう?」


 ヴリトラが訊ねるとニーズヘッグは双眼鏡で岩山を覗き見ながら口を動かす。


「・・・あの砦の背後には岩山の岩壁、更に周囲を森で囲まれている。そんな砦がもし戦争とかで敵に攻め込まれれば敵の姿を確認できずに不利になってしまう事だってあるはずだ。そんな事を考えずに砦を建設したとも考えられない・・・そこで仮説を立てた、砦の兵士達が敵に追い込まれた時に岩山へ逃げ込む為の仕掛けが岩壁にあるんじゃないかってな。そして盗賊達はその仕掛けを見つけたゴブリン達に気付かれる事なく岩山へ潜入したんじゃないかと」


 ニーズヘッグの説明を黙って聞いているヴリトラ達。盗賊達は正面から岩山へ入ってもゴブリンとオーク、オーガによって全滅させられる事を恐れて近づこうとしなかった。だが、砦のある西の森の岩壁に岩山へ入る仕掛けがあると知って砦の隠れ家にし、岩山へ潜入してゴブリン達の動きを観察し、他に鉱石洞窟があるか探していた、とニーズヘッグは推理したのだ。


「だけど、例え仕掛けがあるとしても、ゴブリン達に気付かれない様にしたり、洞窟を探したりできる様な都合のいい構造になってるとも思えないけど・・・」


 ファフニールが岩山へ入る為の構造を気にして話に参加する。そこへオロチも話に参加して来た。


「無ければ作ればいいだけだ・・・」

「作る?」

「恐らく、岩壁には岩山へ入る為の隠し通路か何かが作ってあったのだろう。だが、それはあくまで岩山へ避難する為の物だ。出口は一つで十分だと仕掛けを作った者は考えたのだろう。だから、岩山全体に行ける様な構造にはなっていないはずだ・・・」

「・・・だから盗賊の人達が新しい隠し通路を作って岩山全体に行ける様にしたって事?」

「私はそう考えている。一ヶ月もあれば他の隠し通路を作るのも可能だろうしな・・・」


 オロチの考えを聞いたヴリトラ達は「一理ある」と言いたそうな表情を見せた。


「成る程、もしそうだとすれば、その通路を使ってゴブリン達の居場所を観察し、新しい鉱石の洞窟を奴等に気付かれる事なく見つける事ができる訳だ」

「しかも鉱石を見つければその隠し通路を通って鉱石を安全に砦へ持ち替える事もできるわね」

「ああ、隠し通路を作っているというのは十分考えられるな」


 ジャバウォックとジルニトラが最もあり得ると方法だと考える。ヴリトラ達や七竜将の会話が聞こえていないラピュス達もヴリトラ達の表情を見てどんな事を話しているのか想像しながら聞いていた。

 ニーズヘッグが作戦開始前に話した内容を確認する七竜将。すると、ヴリトラがリンドブルムの方を向いて不思議そうな顔を見せる。


「だけど、どうして今その話をするんだ?」

「・・・・・・実がさっき、誰かが僕達を見張っていた様な感じがしたんだ」

「誰かに見張られていたって事か?」


 ヴリトラの問いかけにリンドブルムは頷いた。すると、リンドブルムの後ろにいたラピュスが彼を見ながら口を動かす。


「だが、それは気のせいだとさっきも話してたではないか・・・」

「僕はそう思っていないよ。あの時、確かに誰かに見られていた様な感じがした・・・」


 ラピュスの方を向きながら答えるリンドブルム。真面目な表情で話す少年を見てラピュスは少し驚きの表情を浮かべた。


「・・・リンドブルム、誰かに見られていると言ったが、ハッキリと気配は感じたんだな?」

「うん、間違いないよ」


 ニーズヘッグの問いにリンドブルムは答え、それを聞いたニーズヘッグは黙って考え込んだ。しばらくしてニーズヘッグは小型通信機を通し、再びリンドブルムに話し掛ける。


「それじゃあ、その気配はどっちへ向かった?」

「確か、西の方だったと思うけど・・・」

「西、かぁ・・・・・・ヴリトラ、どうやら作戦を少し変更した方が良さそうだぞ?」

「んん?」


 ニーズヘッグの低い声を聞いてヴリトラも低い声を出す。それからヴリトラ達は作戦を変更し、鉱石洞窟や周辺を調査するのと同時に獅子王の牙の事も念入りに調べる事にし任務を続行した。

 そして現在、ヴリトラとリンドブルムは二人の騎士を連れて気配が向かったと思われる岩山の西側へ移動していたのだ。ヴリトラ達はようやく細道を抜けて安心して通れる幅の道に出て歩いていた。


「やっと広い道に出たね?」

「油断するな?何時何処で奴等に見られているのか分からないんだぞ?」

「分かってるって」


 ヴリトラの忠告に対して軽い返事をするリンドブルム。普通の人間が聞いたら不真面目やいい加減な態度に見えるが、七竜将の絆を知っている者が見ればそんな軽い返事もちゃんと返事をしている様に見えるのだ。因みに二人について来ている男性騎士と女性騎士は分かっているのか分かっていないのか複雑な立場に会った。

 しばらく進んでいると、四人は広い平地の前に出た。そこへ岩山の丁度西側でヴリトラ達の前は断崖絶壁となっており、その真下には大きな森が広がっている。そして岩壁から300mほど離れた所に獅子王の牙が棲みついていると思われる砦が建っていた。ヴリトラ達は姿勢を低くして見張りの盗賊に見つからない様に様子を窺う


「あれが獅子王の牙のアジトか・・・」

「ボロボロだけど意外としっかりしてそうだね?」

「ああ、あれならゴブリンやオークが攻めて来ても十分防げるだろうな」


 砦の形や状態を見ながら強度を確認するヴリトラとリンドブルム。砦の見張り台では盗賊が周囲を警戒している姿があり、リンドブルムは双眼鏡を覗きこんで盗賊の人数、位置、武装を確認する。


「革製の鎧に剣と弓、人数も此処からだと八人まで確認できる・・・・・・あの大きさの砦には最大で何人までは入れるんですか?」


 リンドブルムが隣で砦を見下ろしている男性騎士に訊ねると男性騎士は難しい顔で砦を見ながら考える。


「・・・恐らく三十人くらいだろう。元々は戦闘で負傷した兵士達を手当てをしたり、救援要請があった部隊に増援を送る為の建設された砦だからな」

「それじゃあ、あの砦には少なくとも三十人の盗賊が・・・」

「いや、そうとは限らない。もしかするとそれ以上の人数がいる可能性だってある・・・」


 砦を見ながらヴリトラ達が獅子王の牙の人数を考えていると、四人の後ろにある大きな岩の方から何かが動く音が聞こえ、四人は一斉に振り返る。気のせいかと思ったが、再び岩が左右に小さく揺れた。


「岩が・・・!」

「皆、隠れるぞ!」


 ヴリトラはリンドブルム達を連れて崖から離れて遠くにある岩の台の陰に隠れた。その直後に岩が大きく右に動き、岩の下から大きな穴が姿を見せる。


「見て、岩の下から穴が!」

「どうなってるの・・・?」


 穴を見て驚くリンドブルムと女性騎士。リンドブルムの隣ではヴリトラが動いた岩をジッと見つめていた。


「・・・恐らく以前から作られていた隠し通路の入口だろう」

「あそこが下の森とこの岩山を繋げている通路の入口・・・」

「森に繋がっているかどうかは分からないが、盗賊が使っている隠し通路である事は間違いないだろうな・・・」


 小さな声で会話をするヴリトラとリンドブルム。そんな中で穴から盗賊の男二人が穴から姿を見せ、周囲を警戒しながら動かした岩を元に戻す。


「よし、これで誰にも見つからねぇな」

「ああ、さっさと偵察して戻るぞ。ゴブリン共に見つかったら面倒だ」

「しっかし、お頭もひでぇよなぁ?岩山に入った騎士団と傭兵の事を俺達だけで調べて来いなんてよ」

「鉱石は俺達が前から目を付けていた物なんだから横取りされる訳にはいかねぇだろう。それに傭兵の方も見た事の無い格好と武器を装備した連中だからできるだけ多くの情報が必要なんだと」

「それならもう少し人手を回してくれてもいいじゃねぇか・・・」

「数が多すぎると逆に目立つから俺達二人だけで行かせたんだよ・・・まぁ、確かにあと二人ぐらいは欲しかったがな・・・」


 盗賊達はヴリトラ達の存在に気付かずに偵察に動いている人数と自分達の目的をベラベラと喋っている。だが、それはヴリトラ達にとっては都合のいい事だった。


「・・・へぇ、アイツ等のリーダーは意外と用心深く頭が切れるようだな」

「でも、僕達の事に気付かずにあんな大声で話している子分達はバカだね・・・」

「確かに注意力は殆どないと言っていいな・・・」


 リンドブルムの言葉にヴリトラは苦笑いをしながら盗賊達を見ている。男性騎士と女性騎士も二人の横で盗賊達をジッと見ており、何時でも攻撃できる様にMP7をしっかりと握っていた。すると、それに気づいてリンドブルムが二人を見ながらそっと声を掛ける。


「あんな盗賊相手に銃を使う必要は無いですよ。弾の無駄ですし、あまり銃に頼っていると剣で戦う感覚が無くなってしまいます。イザという時以外はできるだけ剣を使ってください」

「・・・あ、ああ。そうだな」

「元々私達は騎士なんだもんね・・・」


 自分達の本業が騎士である事を思い出した二人はMP7を放して腰の騎士剣を握った。それを見たリンドブルムは再び盗賊の方を向く。盗賊達は未だにヴリトラ達に気付かずに会話をしている。


「でもよ、あのデガルベル鉱石が見つかったって聞いた時は驚いたぜ」

「ああ、俺もだよ。あの昔の戦争で使われた破壊の鉱石がまだこの大陸に残ってたなんてよ」

(・・・やっぱりあの時僕が感じた気配は気のせいじゃなかったんだ)


 リンドブルムは鉱石洞窟の前で感じた気配の事を考えながら盗賊達をジッと見つめていた。そして盗賊達を見ながら隣のヴリトラの肩を突く。


「ヴリトラ、これからどうするの?捕まえる?」

「・・・もう少し様子を見よう。アイツ等がどう動くかを気になるし、他の隠し通路の入口を見つける事ができるかもしれない」


 盗賊達を泳がせようと気配を消して見張っていると、盗賊の一人が腰の剣を鞘から抜き、刀身を見ながら楽しそうな顔を見せた。


「でもよ?もし俺達がデガルベル鉱石を手に入れてそれを使ったらどんな敵でも一瞬で消し飛ばせるだけの力を手に入れるって事だよな?」

「ああ、デガルベル鉱石を使えば町一つを簡単に滅ぼす事もできるんだ。上手く使えば、俺達が一つの国を手に入れる事だってできるかもしれない」

「盗賊から一国の主か・・・とんだ大出世だな?ハハハハハ!」


 自分達の欲の為にデガルベル鉱石を使おうと考えている盗賊達。それを見たヴリトラは目を細くして森羅の鞘を掴んだ。


「・・・様子見るのやめ」

「・・・へ?」

「アイツ等を殴る」

「ちょちょちょ、ちょっと待ってよ」


 突然考えを変えたヴリトラに驚きながら止めるリンドブルム。騎士達も目を丸くしてヴリトラを見ていた。


「自分の欲の為にデガルベル鉱石を戦争の道具として使おうとする奴等をこのまま放っておくと面倒な事になるのは間違いない。奴等をボコった後にアジトに帰らす」

「えっと・・・それってつまり・・・」

「奴等はこの岩山に誘き寄せて一網打尽にするぞ」

「正面から奴等とぶつかるって事?」

「そう言う事だ。どの道、奴等をこのまま放っておくわけにはいかない、奴等が俺達の情報を手に入れて作戦を立てる前に一気に叩く」

「僕は別にいいけど、ジャバウォック達やジージルさん達が納得するかどうか分からないよ・・・」

「アイツ等だってデガルベル鉱石を悪用すると聞いちゃあ、黙っていないさ」


 笑ってそう言ったヴリトラは岩の台を乗り越えて姿を見せる。盗賊達も背後から聞こえて来た音に気付いて振り返りヴリトラの姿を見つけた。


「ど~も、盗賊さん」

「何だお前は?」

「この岩山に来ている騎士団の仲間の傭兵さ」

「傭兵?変な格好をしているって連中か?」

「変な格好とは失礼だな・・・」


 ヴリトラは腰に手を当ててムスッとしていると、リンドブルムと騎士二人も姿を見せてヴリトラの隣に並ぶ。盗賊達は現れた敵を前に持っている剣を構えてヴリトラ達を睨む。


「アンタ達、デガルベル鉱石を手に入れて自分達で利用するって話してたよな?」

「それが何だってんだ?」

「デガルベル鉱石を使えば多くに人が傷つき、命を落とす。それを分かっててデガルベル鉱石を手に入れようとする連中を俺達は見逃す訳にはいかないんだよ」

「ほぉ?見逃さなかったらどうするんだ?」


 盗賊の一人が笑いながら訊ねるた瞬間、ヴリトラは素早く盗賊達の前に移動して腹部にパンチを打ち込んだ。


「ぐほっ!?」

「ごぉ!?」


 あまりの速さにパンチを見切れず攻撃を受けた盗賊達は腹部を押さえながら膝をついた。そんな盗賊達をヴリトラは鋭い目で見下す。


「どうしてもデガルベル鉱石が欲しかったら、まず俺達を倒してからにしろ。と、アンタ達の大将に伝えろ」

「お、お前、一体何者なんだ・・・?」

「・・・俺はヴリトラ、七竜将のリーダーだ」

「七竜将・・・?」

「ま、まさか・・・最近この国で噂になっているあの傭兵隊の事か・・・?」


 流石に七竜将の噂は聞いているのか、盗賊達は驚きの表情でヴリトラを見上げた。そしてリンドブルムの方にも視線を移して更に驚くの表情を浮かべる。


「行け、俺達に勝つつもりならアンタ等の仲間を全員連れてかかって来い!」


 ヴリトラの言葉に盗賊達は痛む腹部を押さえながら立ち上がり、さっき通った隠し通路の岩を動かして穴を下りて行く。


「覚えてろよ!俺達を敵に回した事を後悔させてやるからなぁ!?」


 盗賊の一人がそう言い残して穴の中へと消えた。残ったヴリトラ達は開きっぱなしの隠し通路をジッと見つめている。


「・・・さて、忙しくなるぜ」

「勝手な事して・・・ジャバウォックに怒られちゃうよ・・・」


 リンドブルムはジャバウォックの怒った顔を想像しながらガクッと落ち込む。四人はもと来た道を戻ってラピュス達に獅子王の牙が動く事、デガルベル鉱石を狙っている事を急ぎ知らせに向かった。

 獅子王の牙の盗賊達が遂に動き出す。デガルベル鉱石を悪用しようとする盗賊達がヴリトラの闘争心に火を付ける。ヴリトラ達と盗賊達の戦いが始まろうとしていた。だが、盗賊達の中に彼等とは比べものにならない実力者がいる事をヴリトラ達は知らない。


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