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機械鎧(マシンメイル)は戦場を駆ける  作者: 黒沢 竜
第二章~傭兵と騎士の生き方~
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第十六話  騎士の知らない戦い方

 七竜将の拠点にやって来たラピュス達は地下訓練場で七竜将の格闘訓練を見学する事となった。剣や槍などしか使って戦わない騎士である彼女達には武器を持たない戦い方は実に興味深い事だった。

 地下訓練場で長椅子に座っているラピュス達は目の前で軽装で向かい合っているヴリトラとジャバウォックをジッと見ている。二人とも上半身の服装は半袖で、下はいつも通りの長ズボンを履いている。そして二人の片腕の機械鎧が灰色の装甲が光っていた。見学している一同は二人を見つめている。


「改めて見ると、機械鎧とは不思議な物だ。人間が作った物を繋げただけでどうして本物の腕の様に器用に動くのだ?」

「義肢っていうのは人間の神経を義肢に繋げることで脳の命令を義肢が受けて本物の腕の様に動くのよ」


 機械鎧の構造を不思議に思うラピュスにジルニトラが説明する。それを聞いたラピュスとララン、アリサはいまいち理解出来ないのか難しそうな顔を見せる。ジルニトラは自分の両手の機械鎧を見ながら何処か寂しそうな顔で微笑む。


「機械鎧っていうのは凄いけど、その代わりに大切な体の一部を失わなければならない。望んで機械鎧コイツを欲しがる人なんていないわ。よっぽどの物好きじゃない限りね」

「・・・・・・お前は、望んでいなかったのか?」


 寂しそうな顔のジルニトラにラピュスは尋ねる。無神経と分かってはいるが聞かずにいられなかったのだ。体の一部を失った者がどんな気持ちで生きて来たのかを、なぜなら、自分もいつかはそうなる日があるかもしれないからだ。

 ラピュスの質問を聞いたジルニトラは小さく笑い返事をする。


「望んでいなかった、か・・・。半分かな?望んでいた気持ちの望んでいなかった気持ちが・・・」

「え?・・・それって」


 複雑な答えを聞いてラピュスはもう一度訪ねようとする。すると、リンドブルムがラピュス達に声を掛けてきた。


「はいはい、難しい話はそこまで。今から訓練を始めるよ!ちゃんと見てて」


 リンドブルムの声を聞きラピュス達はヴリトラとジャバウォックの方を向いた。そこには待ち草臥れていたのか、頭を掻いたり腕を組んだりしてリンドブルム達を見ている二人の姿があった。


「お~い、初めていいかぁ?」

「こんな格好でいつまで待たせるつもりなんだ?」

「ああぁ、す、すまない」


 ヴリトラとジャバウォックに軽く謝るラピュス。そして二人はようやく格闘訓練を始められると思い、気合を入れて相手を見て構える。


「それじゃあ、始めますか?ジャバウォック」

「ああ、観客がいるからって言っても手加減できねぇぞ?」


 笑いながら相手を見るヴリトラとジャバウォックは構えたままジッと相手の出方を見た。しばらくこの状態が続き、見ていたリンドブルム達七竜将は表情を変えずに二人を見つめている。一方で姫騎士達は何時まで経っても動かない二人を見て不満そうな顔を見せる。


「おい、さっきからじっとしているが、何時になったらその格闘技と言うのをやるのだ・・・」


 ラピュスが周りの七竜将に尋ねようとした瞬間、ヴリトラとジャバウォックが遂に動いた。

 先に仕掛けたのはヴリトラだった。地を蹴り、ジャバウォックに近づいたヴリトラはジャバウォックの顔に向かって右パンチを放つ。それを見たジャバウォックはそのパンチを左手で払い、右手でカウンターパンチを撃ち込んだ。だがヴリトラはその右パンチを左腕で盾の様にガードしカウンターパンチを防いだ。

 突然始まった格闘訓練に姫騎士達は驚き、釘付けになる。突然拳と拳をぶつけ合い目の前の相手に殴り掛かるその行為は騎士には考えられない事だったからだ。


「な、何だ?格闘技とは、殴り合いの事を言うのか・・・?」

「違う、ただ殴り合うだけならチンピラと変わらない。格闘技は相手を拳や足で攻撃し、なおかつその拳や足で相手の攻撃を防いで戦うものだ・・・」


 壁にもたれながら腕を組んで二人の訓練を見ているオロチは静かにラピュスに説明する。オロチの方を見ていたラピュスは直ぐに視線をヴリトラとジャバウォックに戻した。

 ヴリトラとジャバウォックはお互いに後ろに跳んで相手から距離を作っていた。あまり広くない訓練所で二人の機械鎧兵士が己の体をぶつけ合っている光景は戦っている二人と見ているラピュス達に緊張感を与えていた。

 ジャバウォックはヴリトラに向かって走り、太い腕でパンチを撃ち込む。ヴリトラはそのパンチを軽々とかわしてジャバウォックの側面に回り込み、ジャバウォックの脇腹にミドルキックを放った。キックに反応したジャバウォックは咄嗟に体をキックの来る方向とは逆の方向へ倒しながらヴリトラのミドルキックを受けた。キックを受けてジャバウォックの表情が少しだけ歪むがそれ程ダメージを受けている様子はない。キックを受けたジャバウォックは軽く跳んで距離を作り、体勢を立て直してヴリトラを見た。


「フッ、今のは危なかったぜ?やるじゃねぇかヴリトラ」

「お前もな?咄嗟に蹴られた方向と逆の方に体を倒してダメージを削るなんて、相変わらずデカいくせに素早いな?」

「ハハハハっ!褒め言葉として受け取っておくぜ」


 訓練相手の戦い方を褒め合うヴリトラとジャバウォック。そんな二人を見てリンドブルム達も何処か楽しそうな顔をしている。姫騎士達は激しい攻防に驚きながら見ていた。


「どうだ?格闘技を見た感想は?」

「・・・あ、ああ。一見殴り合いの様に見えるが、腕や足を巧みに動かして相手の攻撃を防いだり相手の隙を突く攻撃。あれは剣を持ったり重い鎧を着た状態では出来ない事だ」

「ああ。格闘技とは軽装、つまり十分な装備をしていない状態では役に立つもの、覚えておいて損はないさ」


 感想を口にするラピュスを見てニーズヘッグが格闘技のメリットなどを説明する。そんな時、二人の訓練を見ていたラランが何かに気付いてニーズヘッグの方を向く。


「・・・二人の戦い方が少し違う気がする。どうして?同じ格闘技なら戦い方は一緒に筈でしょう?」

「いいところに気付いたな?格闘技と言うのは総称で種類は沢山あるんだ。例えば、ヴリトラが使っているのは空手と言う格闘技でジャバウォックのはレスリングと言う格闘技だ」

「カラテにレスリングか、他にもあるのか?」

「ああ、柔道に拳法、ムエタイにボクシングとかな」

「・・・ジュウドー?ケンポー?分からない」

「まぁ、数えたら切りがないからな。あんまり深く考えない方がいい」


 格闘技の種類の多さを説明するのも、理解してもらうのも難しいと考えたニーズヘッグは話しを終わらせてヴリトラとジャバウォックの訓練に視線を戻した。

 二人はラピュス達が話しをしている間にも攻防を続けていたのか、既に大量の汗を掻いていた。ヴリトラは自分より背の高いジャバウォックを見上げながらパンチやキックを避けて反撃の隙を伺っている。ジャバウォックは太い左腕の勢いよく横に振り、ヴリトラの側面に攻撃を仕掛ける。それを見切っていたヴリトラは後ろに跳んで左からのスイングを回避する。だが、ジャバウォックはヴリトラの回避を読んでいたのか、ヴリトラが回避した瞬間にヴリトラの腹部に左キックを撃ち込む。


「!」


 突然のキックに防御が遅れてしまったヴリトラはまともにキックを受けてしまい、そのまま後ろに飛ばされた。ヴリトラは床に背中から倒れて仰向けになり、それを見ていたラピュス達、姫騎士の三人は驚き、リンドブルム達、七竜将は意外そうな顔を見せる。


「わぁ、ヴリトラがまともにキックを受けるなんて珍しい」

「ヴリトラが油断したのか、ジャバウォックの腕が上がったのか、どちらせによ今のは効いただろうな」


 ファフニールとニーズヘッグが倒れているヴリトラの姿を見ながら口を開き、ラピュスとリンドブルムはヴリトラの下へ寄って行った。

 二人が近寄るとヴリトラはゆっくりと体を起こして蹴られた腹部を軽く擦った。


「あたたた、油断したぜ」

「大丈夫か?」

「ああ、大した事ねぇよ」

「油断してるからそうなるんだよ」

「チッ、少しは心配するか励ますかしてくれよな?」


 心配するラピュスとは裏腹に腕を組んで笑っているリンドブルムを見てふて腐れるヴリトラ。そこへジャバウォックが近寄ってきて手を差し伸べてきた。ヴリトラはその手を掴み、ジャバウォックの助けを借りて立ち上がる。


「まだやるか?」

「いや、今回はラピュス達に見せるだけだったからな。これくらいにしておくよ」

「じゃあ、今回は俺の勝ちでいいな?」

「ああ。わぁったよ」


 互いに相手の顔を見ながらニッと笑っている。戦いの訓練であっても二人は楽しそうだった。

 二人が話しをしていると、入り口のドアが開き、ジルニトラがお盆の上にタオルと飲み物の入った木製のコップを乗せて入って来た。


「あら、丁度訓練が終ったのね?」

「あっ、ジルニトラ。何処行ってたの?」

「飲み物とタオルを持って来たのよ。そろそろ訓練が終ると思ってね」


 ヴリトラとジャバウォックが訓練を終えた時の為にジルニトラは汗を拭くタオルと水分補給のための飲み物を持って来たのだ。


「さっきから姿が見えないと思ったら上に上がってたのか」

「気が利いてるでしょう?」


 訓練中に姿が無かったジルニトラにオロチが壁にもたれるのを止めて姿勢を直しながらジルニトラを見る。そんなオロチを見てジルニトラはウインクをしながらニッと笑った。

 ジルニトラは訓練を終えたヴリトラとジャバウォックの下へ行き、タオルと飲み物の乗ったお盆を前に出した。乗っているタオルとコップを一つずつ取ったヴリトラとジャバウォックは汗を拭き、飲み物を口にする。


「・・・ふぅ。サンキュー、ジル」

「ありがとな」

「どういたしまして」


 礼を言うヴリトラとジャバウォックを見てもう一度ウインクをするジルニトラ。ヴリトラはコップの中の飲み物を半分飲んでコップの中を覗き込んだ。


「こいつは麦茶か?」

「そっ、元の世界から持って来たやつ」

「それも冷蔵庫で冷やしたやつだろ?」

「ピンポーン♪」


 コップの中の飲み物を当てたヴリトラにジル二トラはピースサインを出す。二人の会話を聞いていたラピュスがヴリトラのコップの中を覗き込んで不思議そうな顔を見せた。それを見たヴリトラはラピュスにコップを差し出す。


「飲んでみるか?」

「え?」

「飲んでみたくて覗いてたんだろ?」

「い、いや、そんなつもりは・・・」


 コップを差し出されて戸惑うラピュスにジルニトラや他の七竜将もそんなラピュスを見ている。その表情は何処か楽しそうであり、面白そうに見ているような顔だった。


「ホラ、飲みかけで悪いけど」

「・・・そ、それじゃあ、少しだけ」


 飲みかけの事はあまり気にしていないのか、ラピュスはコップを受け取り、中の麦茶を一口飲んだ。その瞬間、口の中にひんやりとした冷たい触感が広がっていき、ラピュスはコップから口を話して驚いた。

 その様子を見ていた七竜将は小さく笑い、ラランとアリサはラピュスの反応を見て目を丸くした。


「ど、どうしたんですか?隊長」

「・・・ほ、本当に冷たいぞ?」

「ええ?」


 飲んだ麦茶が冷たいと言うラピュスの言葉にアリサは疑うような顔で驚く。ラランは驚きの表情のままラピュスを見上げている。


「まるで冬の井戸の水を飲んでいる様だ。水を冷やす為に必要な氷は冬にしか作れないなのに、今の季節で氷水の様な冷たい飲み物を飲む事が出来るなんて・・・」

「え、ええぇ~?」

「・・・本当?」


 ラピュスの話を聞いていたラランとアリサは興味が湧き、その冷たい飲み物を飲みたくなってきたのか、ラピュスの持つコップをジッと見ていた。それに気づいたジルニトラが二人に寄ってニッと笑った。


「二人にも上で飲ませてあげるわ」

「本当ですか?」

「・・・ありがと」


 二人は嬉しそうに笑ってジルニトラの顔を見る。それを見ていたヴリトラはラピュスの方を向いてコップを指で軽く突く。


「ラピュス、そろそろ上の階に行くからそのコップの中の麦茶、全部飲んじゃってくれないか?」

「いいのか?私が全部飲んでしまって」

「いいよ。俺は半分飲んだから」

「そ、そうか・・・すまない」


 遠慮しながらもコップの中の冷たい麦茶を一気に飲み干すラピュス。姫騎士としてはあまり他人に見せられない姿だが、飲んだ事の無い飲み物、しかもひんやりと冷たい飲み物は喉を潤す。一気に飲みたくなるのは誰だって同じだろう。

 その様子を見ていた七竜将。その中でファフニールが何かに気付いて「あっ」というの様な顔を見せた。


「そういえば、今気づいたんだけど・・・」

「どうしたの?ファウ」


 リンドブルムがファフニールの方を向いた尋ね、周りに立っていたヴリトラ達も一斉にファフニールの方を向いた。ファフニールはラピュスの持っているコップを指差して口を開く。


「それってヴリトラの飲んだ麦茶のコップでしょう?」

「ん?・・・ああ、私は飲みかけの何てことはあまり気にはしないがな」

「いや、年頃の女の子としてそれはどうかと思うわよ?」


 気にしないラピュスの反応にジルニトラはジト目でラピュスの顔を見た。だがファフニールはそんなラピュスを見て首を横へ振った。


「そうじゃなくって、私が気にしていたのは、ラピュスさんがヴリトラの飲んだところから麦茶を飲んだから・・・」


 そう、ファフニールの言うとおりラピュスは最初にヴリトラが口をつけたところと同じ場所から麦茶を飲んだのだ。それに気づいたファフニール以外の七竜将とララン、アリサの二人はさっきのファフニールと同じように「あっ」という顔を見せてラピュスの方を向いた。つまりそれは・・・。


「・・・間接キスじゃん」


 というリンドブルムの一言で、しばらく黙り込んでいたラピュスは状況を理解し、顔を徐々に赤くしていく。


「・・・・・・ぬぅわぁ~~!!」


 ラピュスは持っていたコップを思いっきり投げつけ、そのコップはヴリトラの顔面に直撃した。ヴリトラは尻餅をつきコップの当たった部分を右手で擦りながら目の前に立っているラピュスを見上げる。


「いって~~っ!何すんだよ!?」

「う、ううう、うるさいわねぇ!か、間接的とはいえ、ま、またアンタとキスしちゃうなんてぇ!」

「ててて、まだ気にしてたのか?」

「当たり前でしょう!おかげであの時の嫌な思い出が蘇っちゃったじゃない!」


 取り乱し、女口調で顔を赤くしながら怒り出すラピュスは初めて出会った時にヴリトラと事故でしてしまったキスの事を思い出した。突然怒り出したラピュスにヴリトラはめんどくさそうな顔を見せて頭を掻く。


「ありゃ仕方なかっただろう?それにマウストゥーマウスでキスしちまったんだから今更間接キスで騒がないでくれよ・・・」

「ア、アンタねぇ!マウス何とかだか何だか知らないけど、女の子にとってはキスは掛け替えのない大切な物なのよ!」


 二人して騒ぎ出すヴリトラとラピュス。そんな二人の様子をリンドブルム達はジーっと見ているだけしか出来ないでいた。


「ねぇねぇ、私何かマズイ事言っちゃった?」

「まぁ、言ったと言えばそのとおりだな・・・」


 頬をポリポリと指で掻きながら尋ねてくるファフニールを見てジャバウォックは首にタオルを掛けながら答える。周りでジルニトラ達が二人を見ながら呆れるような目をしていた。


「まったく、ヴリトラは相変わらず女心が分かってないんだから」

「それの鈍さがアイツの一番の問題点なんだがな・・・」


 七竜将の女性陣のジルニトラとオロチが女心を考えずに無神経な事を言うヴリトラを見ながら話しをしている。

 そこへニーズヘッグが溜め息をつきながら訓練所の出入口の方を向いてリンドブルム達に声を掛けた。


「行くぞ、上に行って何か腹に入れよう」

「それもそうね」


 ニーズヘッグの提案に賛成するジルニトラ。他の七竜将も同感なのか、言い合っている二人に背を向ける。そんなリンドブルム達を見てアリサがあたふたしながらリンドブルム達とヴリトラ、ラピュスの二人を交互に見ながら声を掛けた。


「あ、あのぉ、二人を放っておいていいんですか?止めてほうが・・・」

「ほっとけ、二人の事だ、どうせ直ぐに言い合いも終わって上がって来るさ」

「そうそう。それに言うでしょう?『喧嘩するほど仲が良い』ってね?」

「・・・そうなの?」


 リンドブルムの言葉の意味がよく分からないのかラランが小首を傾げる。どうやらファムステミリアのはない言葉のようだ。

 結局七竜将と二人の姫騎士は言い合っているヴリトラとラピュスをほったらかしにして訓練所を後にした。そしてそれから数分後、ニーズヘッグの言うとおり二人はリンドブルム達の姿がない事に気付き、訓練所を出て一階へ上がって行ったのであった。


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