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機械鎧(マシンメイル)は戦場を駆ける  作者: 黒沢 竜
第八章~消えていく隣国の剣~
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第百四十八話  監獄での殺人 ブラッド・レクイエムの挑戦状

 元老院の一件でラピュス達はそれぞれ降格処分を受けて懲罰遊撃隊となった。そして彼女達には七竜将の指揮下に入り彼等に協力するという指令が下る。それは罰を受けるとの同時に七竜将と常に行動を共にする事ができるという事になり、七竜将や遊撃隊にとっては都合のいい話であった。

 まだ気温の低い朝、私服姿の七竜将はズィーベン・ドラゴンのリビングで朝食を取っていた。テーブルを囲むように座り目の前のパンやサラダを口に運んでいく静かな光景はとても平和そうに見える。


「今日は何か依頼が入ってたっけ?」

「いや、今日は何もない。飛び込みでもない限りな」


 パンをかじりながら今日一日の予定を確認するヴリトラにジャバウォックが冷えたお茶を飲みながら答える。木製のコップの中で揺れる氷をジャバウォックはジッと眺めた。


「しかし、ラピュス達が懲罰隊になっちまうとはな。アイツ等は元老院に強要されただけなのによ」

「そうよねぇ、せめてあたし達と出会った頃の状態に戻してくれればいいのに」


 ラピュスから聞いた処罰の内容が未だに納得できないジャバウォックとそれに同意するジルニトラ。そんな二人の話を聞いた周りの者達が一斉に二人の方を向く。


「まだその事を言っているのか?今更私達がどうこう言っても仕方がないだろう・・・」

「ラピュスも言ってたじゃないか?パティーラム様の計らいが無かったら騎士の称号を剥奪されて牢獄送りになっていたかもしれないって。そうならなかっただけまだマシさ」

「そうかもしれないけど・・・」


 オロチとニーズヘッグが過ぎた事を何時までも言っても仕方がないとジャバウォックとジルニトラに伝える。しかしそれでもやはりジルニトラは納得できないのか持っているフォークを見ながらブツブツ言う。


「でも、昨日ラピュスさんが言ったように第三遊撃隊の皆は私達と一緒に行動できるようになったから、ラピュスさん達に何かあっても私達が何とかしてあげられるからいいじゃん」

「確かに常に俺達と同行する事になって彼女達の安全は保障されたな。だが、それでもまだ安心はできないぜ?俺達と同行するって事はブラッド・レクイエム社に出くわす可能性も高くなったって事なんだからな」


 ラピュス達が自分達と一緒に行動する事ができるようになり楽しそうにするファフニールを見てニーズヘッグは遊撃隊に及ぶ危険度に付いて考え込む。ヴリトラ達もその事が気になっているのか食事の手を止めた。


「俺達はブラッド・レクイエムから元の世界へ戻る為の手掛かりを手に入れる事が目的だ。つまり俺達と行動を共にするラピュス達もブラッド・レクイエム目を付けられちまうって事になる」

「皆を危険な目に遭わせちゃうって事だよね?」

「ああ。しかもラピュスは一人で幹部クラスの機械鎧兵士を倒したんだ。間違いなくブラッド・レクイエムの要注意ブラックリストに加えられちまうだろう。要するに遊撃隊の中で一番彼女が危険な立場にあるって事だ」

「僕達と一緒にいる事で他の騎士達から目を付けられる事は無くなっても、ブラッド・レクイエムから目を付けられる事になっちゃったって事だね・・・」


 ブラッド・レクイエム社から目を付けられたラピュスがブラッド・レクイエム社を追っており七竜将と行動を共にするとそれだけ彼女をブラッド・レクイエム社と遭遇させる事になる。逆にラピュスを危険な目に遭わせる事になってしまう事にヴリトラ達の周囲の空気は重くなった。


「何を暗くなっている・・・?」


 ヴリトラ達が重い空気の中でテンションを低くしている中、オロチだけは無表情で食事を続けていた。


「オロチ?」

「姫様達がラピュス達を私達の指揮下に入れたという事は私達と一緒にいればラピュス達が大丈夫だと信じているからではないのか・・・?」

「そ、そうなのかな?」


 リンドブルムが小首を傾げながら考えるとオロチは溜め息をついて呆れ顔を見せる。


「お前、昨日公園でヴリトラと一緒にこう言ったんじゃなかったのか?『二人の期待に裏切らないようにしないとな?』、と・・・」

「あっ」


 昨日、ラピュスとラランと公園の広場で出会い、その時聞かされたパティーラムとガバディアの考えを聞いてヴリトラと決意した事を思い出したリンドブルム。ヴリトラもその事を思い出してハッとする。ジャバウォック達もラピュスとラランが昨日ズィーベン・ドラゴンに来た時にラピュス達の立場を聞いた時にヴリトラとリンドブルムから全力を尽くしてラピュス達を守ろうと聞かされていた。

 ジャバウォック達はヴリトラとリンドブルムの方を黙って見つめる。二人は自分達を見る仲間達の見回しながら静かに深呼吸をした。


「そうだったな、言った俺達がこんな弱腰じゃダメだよな?」

「自分で言った以上、しっかりと責任を持ってラピュス達を守らないと」

「アイツ等は俺達の大切な仲間だ。もう無関係だのと言える様な存在じゃない。俺達はこれからもアイツ等と共に戦い、全力で守り、信じ続ける!」

「次に元老院の様な存在が彼女達を利用しようとしても僕達がそれを阻止するんだ!」


 席を立ち突然テンションを上げて大きな声を出すヴリトラとリンドブルム。ジャバウォック達はそんな二人をポカーンとした表情で見ている。


「さっきと違って一気にテンションが上がったなぁ~・・・」

「前向きと言うか、単純と言うか・・・」

「あの二人の性格が羨ましいわ・・・」

「う、うん・・・」


 ヴリトラとリンドブルムの態度の変わり様にジト目で二人を見ているジャバウォック、ニーズヘッグ、ジルニトラ、ファフニールの四人。オロチだけは何の反応も見せずにだた黙々と食事を続けている。そんなバタバタした状態で食事をしていると、玄関の方から扉を強くノックする音が聞こえて来た。

 

「おい!ヴリトラ、皆ぁ!」

「あれ?今のってラピュスの声じゃない?」


 玄関から聞こえてくるラピュスの声を聞いてジルニトラはフッと振り向く。ヴリトラ達も声を聞いて一斉に玄関の方を向いた。


「何だろう、こんなに朝早くから?」

「王国から緊急の依頼か?」

「俺が出るよ」


 ラピュスの尋ねて来た理由を考えて不思議そうな顔を見せているリンドブルムとジャバウォック。そこへヴリトラが持っているパンを咥えて玄関の方へ歩いて行く。

 リビングを出て来客用のフロアにやって来たヴリトラは未だにドンドンと強く叩かれている玄関の扉へ近づいて行く。


「ハイハイ、今出ますよ」


 返事をしながらヴリトラは玄関の鍵を開けてゆっくりと扉を引いて開ける。そこには汗を掻きながら緊迫した表情を見せるラピュスと遊撃隊の騎士二人の姿があった。


「おはよ。どうしたんだよ、こんな朝早くから?」

「ヴリトラ、大変な事が起こった」

「大変な事?」


 ヴリトラが小首を傾げながら聞き返す。リンドブルム達もラピュスの訪問が気になり食事を止めてリビングから顔を出して様子を窺う。


「昨日の夜、監獄に幽閉されていたファンストが何者かに殺された」

「えぇ!?」


 ファンストが殺害されたと聞かされて驚くヴリトラは咥えていてパンを床に落とす。リンドブルム達も驚いて思わず声を出した。


「殺されたって、監獄の中でか?」

「ああ、自分の牢獄の中で額を銃器で撃ち抜かれていたらしい。調べでは夜の十時から十一時の間に殺されたとか・・・」


 ラピュスがファンストの死の状況を説明するとヴリトラは表情を若干鋭くして自分の後頭部を手で掻きだす。


「・・・もしかして、銃器で撃ち抜かれているという事だから俺達が犯人だって上の人達が疑ってるのか?」

「・・・・・・正直に言うと、そうだ。お前達はファンストによって冤罪を掛けられた身だ。動機としては十分あり得ると上級貴族の人達は疑っていた」

「やっぱりなぁ、だけど俺達は昨日の夜はずっとバロンさんの酒場で飲んでいた。アリバイはあるぜ?」

「それは分かっている。バロン殿の店に行って既に確認はしてある。言っただろう?『上級貴族の人達は疑っていた』と」

「成る程、過去形か・・・て言うか回りくどい言い方をしないでハッキリと言ってくれよ?」

「フフ、すまなかったな。でも私達は最初からお前達は犯人ではないと信じていたぞ?」


 回りくどい説明にヴリトラは一応納得した。リンドブルム達も疑いが晴れて納得した様子を見せている。


「私達懲罰遊撃隊も疑われていたが、その時間、私達は詰所でガバディア団長と話をしていた為疑いはすぐに晴れた」

「奴に恨みを持つ者達のアリバイは全て成立か・・・」

「ああ。それで、ガバディア団長がお前達に現場の様子を見てほしいから呼んで来てくれと言われてな」

「犯人の手掛かりを探す為に力を貸してほしいって事か・・・分かった」

「すまない」


 監獄に行く事を了承したヴリトラは振り向いてリビングから様子を窺っているリンドブルム達に声を掛けた。


「と言う事だ皆。さっさと朝飯を済ませて監獄に行くぞ!」

「OK・・・て、朝ご飯を食べてから行くの?」

「当たり前だろう?腹が減っては戦はできぬ、だ」

「ハイハイ・・・」


 こんな時でも呑気に朝食を食べようとするヴリトラにリンドブルムは小さく溜め息を吐き、ラピュス達も呆れ顔を見せている。


「監獄で囚人が殺害された・・・何だか推理ドラマみたいだね!」

「ファウ、アンタ楽しそうね・・・?」

「うん!私推理小説とかも好きなんだぁ~♪」

「あっそ・・・」


 呑気なヴリトラと違い楽しそうにしているファフニールを見てジルニトラも呆れ顔を見せる。結局七竜将は朝食を最後まで食べてから監獄へ出発する事になり、それはラピュスが訪問してから十分後の事だった。

 ズィーベン・ドラゴンを出発してから十五分後、特殊スーツに着替えて武器を持った七竜将とラピュス達は王城近くにある監獄へ到着した。監獄はそれ程大きくはなく、小学校くらいの大きさの建物でその周りを塀で囲まれ、見張り台では弓兵が周囲を監視している。監獄の入口前には十数人の野次馬の姿があり、そんな野次馬を数人のレヴァート兵が見張っている姿があった。


「あそこか、随分野次馬が集まっているな」

「ファンストの遺体が発見されてからすぐに騎士団が動いて町中が騒がしくなったからな。興味のある者がああやって集まって来たんだ」

「やれやれ、何処の世界でも同じか。とりあえず行こうぜ?」


 遠くの野次馬を見ていたヴリトラが隣にいるラピュスと後ろのいるリンドブルム達に声を掛けて監獄へ歩いて行く。ヴリトラ達が野次馬に近づいて行くと、ヴリトラ達に気付いた野次馬達は自然と道を開けて彼等を通す。そして兵士の前までやって来ると野次馬を見張っていた兵士達の中の三人がヴリトラ達の前にやって来た。


「君達、七竜将か?」

「ああ、此処で囚人が殺されたと聞いて来たんだ」

「此処は現在関係者以外は立ち入り禁止だ。下がりなさい」

「俺達はガバディア団長に呼ばれて来たんだよ」

「団長から?本当か?」


 兵士が疑うような目でヴリトラを見るとラピュスが前に出て話に参加して来る。


「私が直接団長から指示されて彼等を迎えに行き連れて来たんだ。確認してくれ」

「・・・分かりました。少々お待ちを・・・」

「いや、その必要は無い」


 兵士がガバディアに確認しようとした時、監獄の方から声が聞こえ、一同が監獄の方を見るとガバディアが歩いて来る姿を見た。ガバディアが来たのを見て兵士達は道を開けて敬礼する。ガバディアはヴリトラ達の前までやって来るとニッと笑う。


「待っていたぞ、七竜将」

「どうも」

「最後にお前さん達と会ったのはファンスト公を拘束した次の日以来だったな?」

「ええ、確か俺達の今後の事について色々話しにズィーベン・ドラゴンまで来てくれたんですよね?」

「おぉ、そうだったか。ハハハハ、年のせいでよく覚えておらんのだ」


 大きな声で笑いながらヴリトラと話すガバディアを兵士達はポカーンとしながら見ている。リンドブルム達も苦笑いをしながら見ていた。


「あ、あの、団長?現在の状況はどうなんでしょう?」

「ん?・・・おっと、そうだったな。話はまた後日という事で、とりあえず来てくれ。ファンスト公の牢獄を見せよう」


 ラピュスに言われて現状を思い出したガバディアはヴリトラ達を監獄内へ案内する。ヴリトラ達もガバディアの後をついて行き監獄へ入って行った。

 監獄内に入ると、そこは重苦しい空気と薄暗い空間になっていた。石の壁に壁に付けられた無数の蝋燭、看守が仕事をする時に使われると思われる机に壁には槍が立て掛けられてある。奥へと進んで行くと広い部屋に出たヴリトラ達。部屋の隅に無数の牢獄があり二階へと上がる階段を昇って行くとそこに無数の牢獄があった。牢獄の中には囚人が床に座り込んでおり、牢獄の前には数人の看守が立って警備をしている。


「何だか暗い空気だね?」

「そりゃあ監獄なんだ、囚人や看守達が楽しく過ごしているのは変だろう?」

「確かに・・・」


 周りで自分達を見ている囚人や看守達を見ながら歩いて行くファフニールとニーズヘッグ。ヴリトラ達も囚人達の敵意の籠った様な視線の中、ガバディアの後をついて行く。しばらく歩いていると、監獄の奥にある牢獄の部屋のやって来た。扉を開いて中に入るとそこには数人の騎士と看守が一つの牢獄の周りで何かを調べている姿があり、中には医者の姿をした男もいる。


「あそこがファンスト公の幽閉されていた牢獄だ。遺体は既に運ばれている」

「・・・確か、ファンストは額を銃器で撃ち抜かれていた聞いていますけど」

「ああ、その通りだ」

「看守はいなかったんですか?」

「その時間が運悪く巡回の時間だったのだ。看守が別の牢獄の部屋を見回っている間に何者かが部屋に侵入、ファンスト公を撃ち殺したと思われる。その時の音、銃声で看守達が気付き、部屋に戻った時に息絶えたファンスト公を見つけたのだ」


 看守がいない間に殺されたという今回の事件、ガバディアは腕を組みながらファンストのいた牢獄の方を見て悔しそうな顔を見せている。これは監獄の看守だけでなく、ファンストを管理を任されていた騎士団の責任でもあるのだ。

 ガバディアの話を聞いていた七竜将は難しい顔しながら部屋を見回して何か犯人の手掛かりが探し始める。


「・・・この部屋には俺達が通って来た入口以外に外へ繋がる道はあるんですか?」

「いや、万が一脱獄者が出た時の為に備えて各牢獄部屋の出入口は一つだけになっておる」

「因みに銃声が聞こえてから看守達がこの部屋に戻るのにどれ位の時間が掛かりましたか?」

「僅か二、三分ほどだ」


 当時の状況をガバディアから詳しく聞いたヴリトラは振り返り自分達は部屋に貼って来た扉を見る。


「つまり、犯人がファンストを殺した後に部屋を出れば看守達と出くわす可能性があるって事ですね」

「うむ。だが、看守達はこの部屋に来るまでの間、誰も見ていないと言っておる」

「犯人を見ていない・・・」


 看守の誰もが犯人姿を見ていない、ヴリトラは腕を組みながら頭を悩ませる。看守が大勢いる監獄の中で誰にも見つからずに脱出する事は不可能、それなのに犯人は見つかっていない。ヴリトラはそれがどうしても理解できないのだ。


「看守だらけのこの建物から誰にも見つからずに脱出するなんて、幽霊か透明人間でもない限り無理だぞぉ・・・」

「団長!」


 ヴリトラ達が頭を悩ませている時、牢獄の方から一人の男性騎士が走って来た。


「どうした?何か分かったのか?」

「いえ、ただ、牢獄の中からこんな物が見つかりました」


 男性騎士はそう言って手の中にある元をガバディアに見せる。ヴリトラ達もそれを覗き見た。そこに有ったの金色の細長い筒状の物でそれを見たヴリトラは目を見張る。


「これは、薬莢か・・・?」


 ヴリトラは騎士の手の中にある薬莢を指で摘まみ、顔の前まで持って来て眺めた。


「ヴリトラ、今薬莢と言ったが・・・」

「ああ、銃を撃った後に残る物だよ。大きさと形状からして7.62mmのライフル弾だな」


 ヴリトラの隣で薬莢を覗き込むラピュスと薬莢がどんな物なのかを口にするヴリトラ。薬莢を眺めた後、ヴリトラは薬莢を後ろにいるニーズヘッグに向かって投げ、ニーズヘッグはそれを片手でキャッチする。


「・・・どう思う、ラピュス?」

「どうって・・・お前達の銃器では使われていない弾の薬莢だからお前達以外に銃器を使う者の仕業って事になるな」

「ああ、そうだ・・・だけど、俺は別の事が気になってるんだ」

「別の事?」

「看守達に姿を見られずに脱出した様な奴がどうして手掛かりになる薬莢を残して行ったのかって事だよ」

「・・・ッ!」


 ラピュスはヴリトラの言葉を聞き目を見張らせながら驚く。敵に見つからず監獄を脱出する者が手掛かりを残していくようなミスをするとは考え難いからだ。リンドブルム達もその事に気づいて真剣な表情で薬莢を見つめている。


「これは、俺達に対する挑戦状だ。そして犯人は、ブラッド・レクイエムだって事になる!」

「ブラッド・レクイエム・・・!」

「・・・アイツ等、これから何かをやらかすつもりなのかもしれない・・・」


 ブラッド・レクイエム社からの挑戦状、それを聞きてラピュスとガバディア、そして部屋にいた騎士達が一斉に七竜将の方を向く。ヴリトラ達はこの挑発的なブラッド・レクイエム社の行動に小さな怒りと彼等を止めようという強い意志を燃やすのだった。

 監獄でファンストが殺され、その犯人がブラッド・レクイエム社だと確信するヴリトラ達。それは後にブラッド・レクイエム社が引き起こす大きな事件の前兆の様にも思えた。


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