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Holy War in Parallel Worlds〜シビアな世界で配信を〜  作者: U・x・U


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14/15

ゲームのコンセプト



戦士ギルドについての話は終わったから気になってる話を聞いていくことにしようかな。



「気になってることを聞いてもいい?」

「どのようなことですか?」

「プレイヤーって何なの?」



俺は個人的に一番気になっていたことを最初に聞くことにした。プレイヤーについて俺は別の世界から来た人であること。色々なところで現地人とは違うこと。それと救世主と呼ばれていることくらいしか分かっていないから。



「神がこの世界を大いなる災いから守るために呼び寄せた救世主です。」

「災い?この世界ってそんなのがあるの?」

「現時点ではありません。いえ、正確にいうのであれば確認されていません。しかしこれから先、何かがあることは確定しています。」

「どうしてあるって言えるの?確認出来てないんだよね?」

「確かに現時点では確認出来ていません。しかし予言があったんです。」

「神から?」

「はい。」



確かに運営が何かあるって言ってるなら何かあるんだろうね。



俺がそんなことを考えていると隣から俺だけに聞こえる程度の小声で乙音が話しかけてきた。



「何かが来るのは運営からの事前情報で出てる。」

「何か?」

「うん。何かは分からない。でも何かの脅威が来るって情報がある。」

「脅威……」

「ショウ、もしも何も無いならつまらないゲームになる。」

「それは確かにそうだね。」

「うん。」



乙音の言う通りで何も無いゲームほどつまらないものもそうそう無いよね。そう考えると間違いなく何かはある……



「ショウ。」

「どうしたの?」

「お願い。」

「なんて聞けば良いの?」



俺がそんなことを考えていると乙音から何かを頼まれた。もっとも、よくあることだから乙音が何を頼んできているのかは分かっているけど。



「他の世界って知ってるか聞いてほしい。」

「他の世界?」

「うん。」

「よく分からないけどとりあえず聞いてみるね。」

「ありがと。」

「うん。」



他の世界ってなんだろ?ま、聞いてから考えればいっか。多分分かると思うし、仮に分からなくてもあとから乙音に聞けば良いだけだから。



「シャリカさん、他の世界って知ってる?」

「えぇ、知っていますよ。」

「俺は知らないんだけどどんな話か聞いてもいい?」

「他の世界はこの世界と似ている世界です。神からは並行世界であると言われています。しかし、あくまで似ているだけなので様々な違いがあるそうですよ。私たちに確認することは出来ないので神の言葉でしか分かりませんが。」



意味が分からない……


そう思いながら乙音の方を見るとやはり俺に聞こえる程度の声で説明を始めるのだった。



「他のサーバーのこと。」

「サーバー?このゲームって何個もサーバーがあったの?」

「うん。」

「そうなんだ。でもなんで現地人が知ってるの?」

「ショウは知らないと思うけど、このゲームの謳い文句は他の世界の人と協力や対立をしながら大いなる災いを跳ね返そうってものだから。端的に言うとメインのストーリーに関わってくるから知ってるんだと思う。」



なんか馬鹿にされてる気がして少し複雑だけど……事実だから仕方ない。それに乙音に全て任せてるのは俺だし。



「メインストーリーに関わるって言ってるけど、まだ分からないんだよね?」

「内容は分からない。でも逆に言えば内容以外は分かることもある。サーバーについてはNPCが知ってるか分からなかったからショウに聞いてもらった。」

「聞いた理由は分かったけど、少し良い?」

「うん。」

「このゲームってストーリー調べた方が良いの?」



俺がそんな質問をすると乙音が少し呆れた雰囲気を醸し出しながら当然とも言えることを言ってきた。



「何事も知らないよりは知ってる方が良い。ゲームも知らないより知ってる方が面白い。」

「それは……そうだけどさ。」

「それにこのゲームは他のサーバーのことを調べた方がいいと思う。」

「どうして?暫くは関係なさそうだけど。」

「さっきシャリカが他の世界は並行世界でこの世界と似てるって言ってた。」

「言ってたね。それがどうしたの?」

「このサーバーと似てるからクエストとかのヒントになることとかがあるかもしれない。」

「このサーバーから見つかる分だとダメなの?」



昨日今日、軽く見ただけでも沢山のプレイヤーがこの街には存在していた。クエストやそのクリア方法の発見くらい簡単に見つかるくらいには。



「ダメじゃない。でも他のサーバーはこのサーバーと似てるだけで違う。だからこのサーバーでは見つからないヒントを見つけるかもしれない。」

「んー、似てるけど違う?なんだか話がよく分からなくなってきたんだけど。」

「さっきこのゲームの謳い文句言ったよね?」

「言ってたね。」

「それとは別にこのゲームのコンセプトがある。」

「コンセプト?どんな?」

「パラレルワールドやバタフライエフェクト、和風に言うなら風が吹けば桶屋が儲かる。そんな感じのコンセプト。」

「んー?」



乙音の話がよく分からなくなってきた。パラレルワールドは他のサーバーの話なんだろうけど、バタフライエフェクトや風が吹けば桶屋が儲かるって何の話なんだろう?



「言葉の意味はわかる?」

「パラレルワールドはあれでしょ?並行世界とかそんな感じの。」

「うん。他の2つはどう?」

「バタフライエフェクトは少しの違いでも全く別の結果になるって感じだったっけ?それから桶屋の方は一見関係ないように見えることでも繋がってて影響を与えるみたいな感じ?」

「私も詳しくないからその説明で正しいのかは分からないけど、そんな感じの認識でいい。」

「そっか。それでこの3つが何なの?」

「パラレルワールドもわからない?」

「他のサーバーのこと?」

「うん。他の2つも他のサーバーに関すること。例えばこのサーバーだと私とショウがいる。でも他のサーバーにはいない。この違いでこのサーバーと他のサーバーは全く違う状況になるかもしれないってこと。」



何を言ってるのか分からない……



「まとめると、他のサーバーとは協力や対立をする。他のサーバーとこのサーバーは少しの違いから大きな違いが出来るかも。他のサーバー同士でもこれは同じ。ここまではいい?」

「なんとなく?」



俺がそんな曖昧な反応を返すと乙音は俺にとって分かりやすく説明をしてくれた。



「他のサーバーとは敵対する可能性がある。その時に相手の情報があれば有利になる。ついでにクエストとかの情報を手に入れてたら敵対しなかったとしても利益になる。短くまとめるとこれだけ。わかった?」

「他のサーバーのことを調べる理由は分かったよ。とりあえず今度適当に調べてみるね。」

「うん。」



それにしてもなんか悪い気がするね。こんなに説明させて。とりあえず謝っておこうかな。



そう思い俺が謝ると乙音は表情を変えずに、謝る必要はないと言ってくるのだった。



3つほど言葉が出てきてややこしくなりましたが、このゲームにおいて重要なのはパラレルワールドとバタフライエフェクトの2つの言葉です。



自分はこういった言葉について素人なので間違ってる点があるかもしれません。その時は教えていただけると嬉しいです。


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