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Holy War in Parallel Worlds〜シビアな世界で配信を〜  作者: U・x・U


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10/15

メリットの説明



「まずは戦士ギルドに所属した場合に得られるメリットについて説明させてもらいます。」

「うん。」



俺がそう返事をするとシャリカさんは紙にペンを走らせながら話を始めた。



「メリットは大きく分けて3つ存在します。1つ目がクエストの受注が出来るようになること。2つ目が素材などの売却が比較的安定すること。3つ目が戦士ギルドが後ろ盾になることです。」

「クエストって何なの?」

「依頼されたことを達成することによって報酬と貢献度を得ることが出来るものです。」

「報酬と貢献度って?」

「報酬はゴールドや様々な貴重な品ですね。貢献度は後ほど出てきますが戦士ギルドの根幹を成すものです。」



根幹……あとで説明してくれるみたいだから今は良いや。



「そっか。それじゃあ……売却って戦士ギルドに入らないと出来ないの?」

「いえ、市場に行くことや商人ギルドなどでも売却することは可能です。しかし市場や商人ギルドの場合は値段が安定しないんです。」

「どういうこと?」

「供給が需要を超えている時は売却しようとしても安くなるんです。」



現実と同じで需要と供給のバランスによっては価格が上がったり下がったりするってことかな?うん?そうなると……



「もしかして兎の肉とかって今安くなってるの?」

「はい。パーサークラビットの肉は2日前の1割ほどになっています。」

「えー……」

「今の状態で困るのはショウさん達、プレイヤーの皆さんですよね?」

「まー、そうだね。」

「そこで戦士ギルドが出てくるんです。」

「ん?なんで?」

「戦士ギルドでの買取の場合は固定値となるので市場では安くなっていても高い値段で買い取ることが出来るんです。その分市場での価格が上昇しているときに戦士ギルドで売却すると他で売った場合よりも安くなりますが。」



えーと……安定してる……ってこと?


そんなことを考えているとシャリカさんが書いていた紙を俺に差し出してきた。



「こちらをご覧ください。」



[現在の市場価格] 100G


[戦士ギルドでの売却価格] 1000G



「こちらが現在のバーサークラビットの肉の売却価格だと思ってください。実際には違いますが。」

「うん。」

「市場では1つ100Gで売れます。しかし戦士ギルドでは1つ1000Gで売れます。戦士ギルドで売却すると1つ当たり900Gのプラスになりますね?」

「うん。全然違うね。」

「はい。次はこちらをご覧ください。」



シャリカさんはそう言いながら違う紙を俺に差し出してきた。



[現在の市場価格] 2000G


[戦士ギルドでの売却価格] 1000G



「この場合は市場で売ると戦士ギルドの場合よりも1つ当たり1000Gのプラスになります。需要が高いのに供給がほとんど無い場合にこのようになります。」

「うん。」

「ショウさんはこの2つの場合、どこで物を売りますか?」

「出来るなら1つ目の方は戦士ギルドで2つ目は市場じゃないかな?」

「基本的にそうなると思います。そしてこれは極端な例ですが市場は安定感が無いんです。特にプレイヤーの皆さんが沢山いらっしゃる今は。」

「戦士ギルドは安定感があるってこと?最初にも言ってた気がするけど。」

「その通りです。しかし高くなることはありません。ただし、暫くの間はバーサークラビットの肉などが高くなることは無いと予想されています。」



プレイヤーが狩りまくるから需要が供給を上回ることがないから?そうなると戦士ギルドに売れた方が良い……



「市場で高くなることがないから暫くの間はデメリットにならないってこと?」

「予測なので絶対ではありませんがその可能性が高いです。しかし売却価格が下がっているのはすでに起きていることです。」



これは入る方向で考えた方が良いかな?あーいや、乙音が入るなら別に俺は良いのかな?俺が狩ったものを乙音に渡して乙音から戦士ギルドで売れば良いだけだから。そうなると……とりあえず入る方向で考えるけどこれからの話を聞いて判断かな。



「とりあえず売却については分かったよ。戦士ギルドが後ろ盾になるって話はどういうことなの?」

「事件などに巻き込まれた場合にその解決の為に戦士ギルドが協力することになります。それから野盗や様々な組織や国家から守ることが出来るようになる可能性があります。」

「事件ってそんなに巻き込まれるものなの?」

「言い方が悪いと思いますがショウさん達はこの世界からすると異物なんです。それはこの世界の住民からしても勿論同じことです。そのことを踏まえた上で聞いて頂きたいんですが、ヒトは自分達と異なるものを排除したがる生き物です。」



異物……あー……



「虫みたいな話?自分達の家に勝手に入って来てるみたいな?それで駆除=事件?」

「実際には違いますが根本的なところでは似たような感じです。」

「それは何かに巻き込まれるかもね。」

「はい。そんな時に戦士ギルドに所属している場合は解決に向けて協力することが出来ます。」

「そっか。」



この世界を自分の家って考えて、そこに虫が入って来たら駆除するか捕まえるよね。あー、宇宙人とかで考えた方が良いのかな?まぁ、どっちでも良いけど。とりあえず今まで居なかった何かが自分の家に入って来たら殆どの人は嫌だよね。殺そうとするくらいには。そんな時に後ろ盾になる……影響は大きそうだね。



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