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異界への扉  作者: 貝殻
4/16

4.入学式

「今日から翠も中学生かー」

「早いもんよねー」

「母さんたちの言う早いは全然信用できない! もう僕生まれてから13年たってるんだよ?」

「13年なんてはやいもんだぞ?」

なんて車で話しているとだんだん見えてきたあれが、今日から僕が通うことになる中学校だ

今日から通う中学校は、島根県にある学校で生徒数も説明会で聞いた話だと150人ほどの小さな学校だ

学校につくと在校生の方たちが案内してくれて、いてすんなり駐車場に止めることができた

もう多くの小学校の同級生が集まっていてチラホラと知らない顔も見えた。

校舎の窓からは何人もの在校生たちがどんな新一年生が来るのか見ようと身を乗り出している

「すいー」

見知った声がして振り向くと小学校からの大親友の蒼斗がいた 

本名は水野口蒼斗話も合うし趣味の手伝いとかもしてもらってる いろいろな面で一番僕を理解しくれている

「おお 蒼じゃん」

「もうクラス分け見たか?」

「いやまだ見てないけど」

「じゃあ一緒に見に行こうぜ」

「ああ そうだね」

そして入口に行くと一箇所人がたくさん集まっているところがあった。 

えーと蒼斗と一緒だといいんだけど、、、お僕は1組か

自分の名前を見つけてから蒼斗の名前を探して一番上から見ていくと そこにはちゃんと水野口蒼斗の名前があった

「やった一緒じゃん」

「だな これでとりあえ安心だな」

なんて話していると急に肩に衝撃が走る 驚いて振り返るとそこには小学校から僕や蒼斗になにかあるたびに絡んできてた椎橋麻由美がいた

「何だよまたおまえかよ」

「ひっさしぶり~ 今年もよろしくっ☆」

「え?」

もう一度クラス表を見るとそこには椎橋麻由美の文字がちゃんと書いてあった

「えー椎橋またいっしょなの?」

「えーって何よ 翠なにか不満でもあるの?」

「あるよ!!」

「てかお前春休み俺等が遊んでる時なんの連絡もなく凸ってきてただろ」

「えーそうだっけ?」

「何回予定潰されたことか」


すると目の間のドアがあいてそこから先生らしき人が出てきた

「はーい全員自分のクラス確認したら中にある案内表を見て自分の教室へ行ってくださーい」

「じゃ入るか」

「うん そうだね」


学校の中に入ると昇降口はとても広く屋根まで吹き抜けになっていたその中央には大きな木を思わせるような柱が立っていたそこには掲示物やたくさんのものが貼られており椅子などもありとてもおしゃれな空間だった

「なにしてんの? 行くよ」

「あっ ああうん」

そこから右に抜けてしばらく行き右に曲がると階段がありその階段の横は全面がガラスになっており中庭が覗ける学校は全体的に木材が多く使われていて木の匂いで包まれるようだ

「ここが教室かー」

「なんかいい感じだねー」

2クラスあって1クラス20人ほどらしい 1組の教室に入る

「えっと僕の席は」

「翠ここだよ 私の隣だね」

「げっ」

「げっ、って何なのよ」

「蒼斗は離れちゃったー」

「無視しないでよ」

「椎橋と離れたのはいいけど翠と離れたな」

「二人ともひどくない?」

しばらくすると全員が席についたすると教室のドアが開いた

「よお 君たちの担任になる高瀬だ とりあえずは時間がないから会場に行くぞ、机の上にあるリボンを付けて廊下に並んでくれ」

みんながリボンを付け廊下に並ぼうとしている中、後の席の子だけがつけられないでいる

知らない子だな他の学校の子かな?

「大丈夫?」

「ピンが外せなくって、ちょっとやってくれない?」

「いいよちょっとかして はいできた」

「ありがとー」

「僕は緑野翠よろしくね」

「うん、翠くんだねよろしく。僕は木綿愽だよ」

「よろしく じゃあ並ぼうか 出席番号後ろみたいだし歩きながら話そう?」

「そうだね」


「全員揃ったなーじゃあついてこいよ」

「博くんってどこの小学校?」

「僕は奥にある学校だよ」

「てことはバス通?」

「うん そうだよ」

「バス通大変じゃない?」

「うん 結構大変そう朝時間ないし 学校につくの結構ギリギリの時間だしねー」

などと話していると体育館についた

体育館は結構広くそこにはもう在校生や親たちが揃っている

「じゃあ合図があったら入ってこい」


『新入生入場』


前のひとがどんどん入っていくそしてとうとう自分の番になってしまった

あー緊張するー

在校生や親たちに見られている中、進んでいく

やばい手と足が一緒になってる 直さなくっちゃ

そして席につく

『起立これより〜〜年度中学校の入学式を始める 着席』


あーやってしまったー絶対なんか思われたー絶対みんな心のなかで笑ってるよー



『新入生代表 神埼三月』

「はい」

やっぱ神崎さんだよねー

小学校の成績でオール5とか何回も取ったことあるらしいし



『以上を持ちまして〜〜年度中学校の入学式を終わります』


『新入生起立 新入生が退場します』



そんなこんなで教室に戻った

「じゃあ最初に自己紹介をしてもらう名前となにか一つ言っていってくれ まずは先生からだな

高瀬だ好きなスポーツは野球だよろしくな じゃあ次、水野口から」

「はい 水野口蒼斗だ 好きなことはスポーツ全般だよろしくな」

蒼君スポーツ得意だもんなー 僕といるよりもっとスポーツの好きな子といたほうが楽しいだろうになんで僕と遊んでくれるんだろ?


「じゃあ次、神埼」

「はい 神埼三木です。 えっと僕話すこと苦手ででも話すことは好きなので話しかけてください」

そうおどおどしながら言った。

「あの子ってさっき前で挨拶してた子だよね?」

「だよね もっと真面目な子かと思ってた。」

「だよねー」

などと聞こえてくる

まあ最初はそうなるよねー僕も最初話しかけた時一人称僕で驚いたなー


「次、木綿」

「はい 木綿愽です 好きなものは小説ですよろしくお願いします」

愽君小説好きなんだ、後で話そうかな


「次、椎橋」

「はーい 椎橋麻由美です!好きなことはお喋りです よろしくね」


「次は、緑野」

「はい 緑野翠です 趣味はものづくりですよろしく」

とそんなこんなで自己紹介は終わり下校の時間になった


「おーい翠ーこのあとまだまだ時間あるし遊ばない?」

「私もー」

「えっ お前も来るのかよ」

「何でそんなに嫌がるの」

と不満そうに頬をふくらませる

「そりゃ嫌だよお前外いるとできないこととかたくさんあるし」

「それってどんなことー?」

「っ!いろいろだよ色々」

「あのーイチャイチャしてるとこ悪いけど」

「「してない!」」

「今日このあと予定があるからから遊べないんだー ごめんね」


「そうかならしかなねーか でもなにするんだよ?」

「また今度教えてあげるからいまはちょっとまっててね」


「そうそう入学式の看板のところで3人で写真撮らない?」

「ん?いいけど」

「うちのお父さんが撮りたいみたいで」

「そういえば椎橋のお父さんの趣味、写真だったな」


「お 空いたみたいだから撮ろうぜ」

「はーい 笑ってー」

パシャッ


「どお?いい感じ?」

「まあまあかなもう一枚撮らせて

「とおさんそれで何回も撮るからダメッ

「はいはいすみませんねー」


「じゃあねーまた明日」

「じゃあねー あ、写真スマホに送っとくねー」

「「りょーかーい」」

4話もみてくださりありがとうございます

これからも頑張って書こうと思うので応援よろしくお願いします

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