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異界への扉  作者: 貝殻
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1.購入ときっかけ

 「うーん、どっちがいいかな。安定性能のほうか、性能良いの悪いのとかバラバラだけど、良いやつは良いほうか」


僕、緑野翠は大型ショッピングセンターのスマートフォン売り場で頭を悩ませていた。今年から中学生になり、進学記念にスマホを買うことになったのだが、どれを選ぶべきか決めかねていた。店頭には様々なモデルが並んでおり、それぞれに異なる性能や価格が付けられている。


「値段の問題もあるからな。だいたいなんでも良いが、高すぎるのはだめだぞ」


父さんはバス会社の運転手をしているから、高価なものをお願いするわけにはいかない。父さんの言葉にうなずきながら、僕は展示されているスマホの中から一つを選ぶ決心をした。


「じゃあ、父さんも母さんも使ってる方にしようかな」


「それだと教えられるしな」


「お客様、初めてのスマートフォンですか?」


店員さんが笑顔で声をかけてきた。彼女は明るい青い制服に、整った髪を持ち、親しみやすい雰囲気を持っていた。


「はい」


「でしたら、こちらがおすすめです。性能も申し分ないですし、値段もお手頃です」


店員さんが指さしたのは、スマホの中で一番目立つモデルだった。128GBの容量を持ち、あの重いゲームもサクサク動くという説明が添えられていた。


「本当にいいんですか?」


「はい。容量は128GBで、あのとても重いゲームでも有名なあのスマホゲームがサクサク動くんです」


それを聞いて僕はますます気に入った。性能が良くて、価格も一般的な範囲内だなんて、これ以上の選択肢はないかもしれない。


「じゃあこれにします」


「ありがとうございます。お父さん方もよろしいですか?」


「はい、お願いします」


「では、こちらにお越しください」


説明や支払いが終わると、店員さんは僕に小さな手のひらサイズの鍵のストラップを渡してきた。見た目はただの飾りだが、何か特別な意味がありそうだった。


「これ、何ですか?」


「このスマホを購入された方への特典です」


鍵のストラップ? 本物の鍵そのものに見える。どうしてこんなものをもらうのだろう?


「ありがとうございます」


帰宅して、自分の部屋に戻ると、早速スマホの設定を始めた。メールアドレスの入力も終わり、これで小説を投稿できるはずなのに、書きたい話が思い浮かばない。


「なに書けば良いんだろう…」


思考が行き詰まっていると、喉が渇いてきた。冷蔵庫から飲み物を取るために部屋を出ようとした瞬間、ふと部屋のドアに違和感を感じた。


「んー?…あれ? なんか鍵穴がある。こんなのなかったのに…」


よく見てみると、確かにドアには鍵穴が新たに現れていた。普段の扉にはこんなものはなかった。もしや、あの時もらった鍵が使えるかもしれない。興味津々で、僕はストラップから鍵を取り出し、そっと鍵穴に差し込んでみた。


「これが…合うのかな?」


鍵がスムーズに鍵穴に収まり、ひねってみると、ドアの周囲から微かな亀裂が広がり始めた。瞬く間に、ドアは普通のものから豪華でファンタジーのようなデザインへと変わっていく。細かい装飾が施され、金色に輝く取っ手がついている。壁が輝き始め、静かな音楽が耳に届いた。


「ま、まさか…」


僕は半信半疑でドアノブに手を伸ばした。ドアノブに触れると、体に微かに電気が走ったような感覚があった。


「だ、大丈夫だよね?」


心臓が高鳴る中、僕はドアを開ける決心をした。


「よし 開けるぞ!」


そしてドアは静かに開いた

こんにちは貝殻です

1作目とは違うジャンルで書きたかったので設定はある程度そのままで異世界ファンタジーを書いてみました

1作目はある程度こっちに取り込めたら紛らわしくなるので削除したいと思います

よろしくお願いします。

また僕はまだまだ初心者なので色々教えてもらいたいです

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