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俺の騎士道  作者: ななし
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俺は代々貴族マリルボーン家に仕えるリンガード家の長男として生まれた。


どうやら10歳の誕生日に正式にマリルボーン家の一人娘イブの騎士に任命されるようだ。


今日も騎士として力をつけるため、父に剣の稽古をつけてもらっている。


ズドーン


「オラオラ、どうしたテンそんな調子で騎士が務まると思ってるのか」


「すみません、父さん」


「まぁまぁあなた、テンはまだ5歳ですよ。それにまだ祝福を授かってないのですから」


「母さんよ、そう言いたいところだが、そうもいかないのだよ。

マリルボーン家は今存続の危機に瀕しているのだから」


そう言って父は俺にマリルボーン家の現状を説明し始めた。


どうやら魔王が復活したらしく各地のダンジョンからモンスターが溢れ出てきたらしい。


マリルボーン家の領地も例外でなくモンスターによって被害がかなり出ているらしい。


そういった現状から、貴族はモンスターから領地を守れる力があるのかを国王に示さなくてはならなくなった。


どのように力を示すかというと、貴族の配下のステータスボードは貴族の家のステータスボードとリンクしており、モンスターから得られた経験値が記載されて行く、その経験値が10年で30万ポイントを下回れば問答無用で平民へと降格されてしまうのだ。


マリルボーン家は代々ヒールを得意としており、戦闘が得意でないことから5年で2万ポイントしか累積しておらず、降格の危機に瀕している。


ゴブリン一体で1ポイントなので如何に絶望的な状況なのかが伺える。


父は「とにかくテンお前も大事な戦力なのだから、ビシバシ鍛えて行くぞ。来年は6歳になるのだから祝福がもらえる、実際にモンスターを狩って経験値を稼いでもらうからな」


と真剣に言った。


それを聞いてから俺は命の危機を感じ今まで以上に真剣に稽古に取り組んだ。








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