三話
すみません、途中微妙にR指定がついた気もしなくはないですけれどR15にもいかない(多分)程度ですので、お許しください。
ええっと…、これはー…
扉を開いた私の前に現れたのは、フェロモン垂れ流しの美形な野郎でした。
女の私より美人だなー(遠い目)
「ふふっ、お初にお目にかかります。この度あなたの従者に選ばれました、リリウスにございます。種族はインキュバス。所謂夢魔にございます。」
あぁ、だからこの色気か。
「ご主人様の御名をお教え頂けますか?」
「リアです。」
そういえば私とリリウスって本の少し名前が似てるなあ。
「では、リア様…とお呼びしても?」
ええっと…
「様とかつけなくていいです。あと、言葉遣いももっと適当でいいですよ?」
「ではリア、と呼びますね。口調は慣れているのでこの口調にしますが、いいんですか? 多少砕けてしまいましたが」
砕けてもこれか! というか、色気が増した。特にリアっていった辺り。
これから大丈夫か?私。
「むしろもっと砕けてもいいくらいなんだけど。」
「いえいえ、これが素ですし、私はリアが気に入りましたので。ふふふ。」
なんというか、笑うと色気が増すね、リリウス。
「それでは契約をしましょう。契約のしかたは種族によって異なりますが、私どもとの契約方は…」
ふわっ
急にリリウスが近づいてきた。
いい匂い。…じゃなくて、なんか、唇に柔らかい感触が。
「ん、ぅ。」
って、あれ? きす? キスですか? キスしちゃってますか、私。
「はぁ、はぁ、」
息を乱す私と、
「はぁ、っリア。」
せつなげに息をはき、さらに色気をばらまくリリウス。
『契約が完了しました。』
ええっと、まさか
「契約方法って口付け?」
「はい。私たちとの契約は口付けによって、なされるのです。」
このゲームって、何故かR18で驚いたっけね。そういえば。え、なんで買えたのかって? 以外とメイクと服装と小物で社会人を装えるのです。このゲーム事態では、年齢確認しないってサイトにもあったしね。
多分、私と同じ手を使った人は以外といると思うよ。
「それでは、行きましょう。」
「あ、うん。」
なんか、ゲームが始まる前に疲労感が…。
まあいいや、やっとスタートだね。