二話
本編スタート
えっと、皆さん今日は。日隠葵、十五歳の高一です。
今日は念願の『神々の箱庭』というゲームの専用ヘッドギアを手に入れました。
因みにサービスの開始は明日から。
情報の収集はバッチリですよ☆
私はとりあえず、バトルとかテイミングとか、まぁ、色々やりたいかな。
うぅ、サービス開始が待ち遠しい!
…はい。なんやかんやで、サービス開始当日です。学校はもう終わりました。
ついでに今日は終業式でした。
よし! 始めよう!
まずは、キャラの作成から。
このゲームではキャラは写真をもとに作るんだよね。
身長は自分のもののままにして…
種族は…
う~ん、魔法系をメインにしたいから吸血鬼でいいや。昼間はステータスが下がるけど、そんなの夜に狩りをすればいいし。
第一、狩り以外もしたいしね。
顔は修正めんどいからいいや。あ、でも瞳は赤にして…
髪は…黒と銀どっちがいいかな?
っとあれ?夜は自然に銀髪になるの?
…だったら黒でいいや。どっちも楽しめるしね。
次にスキル。スキルは… 六個選べるのか
じゃあ、闇属性魔法、火属性魔法、水属性魔法、テイム、料理、あとは…お、これいいじゃん、魔法剣。
確かスキルスロットに入れられるのは十個までだけど、持つぶんにはいくつあってもよかったんだよね。
次は…従者と契約? は?
サイトにそんなの乗ってなかったけど…
『従者となるキャラクターとの契約をします。三つの扉のうち、お好きなものを開けてお進みください。』
あ、はい。
えっと、一つ目の扉は、キラッキラに輝いている豪華な扉。うん、これは却下。
次の扉は…黒を基調として、紫の蝶などの飾りが施された扉。
最後は…うわっ、赤を基調としてなんかゴツい感じにしてある扉。うん、却下だわ。
じゃあ、二つ目の扉へ。
ガチャッ、ギイィー
はい。次回までキャラ作りになります。